探偵はもう、死んでいる。 6巻【あらすじと感想・考察】

tanmoshi06cover探偵はもう、死んでいる。
探偵はもう、死んでいる。

今回は過去編

テレビアニメの放送も終わり、原作も新章突入前の大切な過去編となったたんもし6巻。

君塚とシエスタの「初めての出会い」や新たなキーワードの登場など目が離せない一冊でした!

※ここから先は【ネタバレ】全開です!!!

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時系列順たんもし6巻のストーリー

  1. 身寄りのなかった君塚君彦きみづかきみひこ元《名探偵》ダニー・ブライアント引き取られる。
  2. ダニーは悪の自警団という組織によって殺害される。
  3. シエスタはミゾエフ連邦政府高官・アイスドールにダニーの捜索を依頼され、日本に訪れる。
  4. シエスタは変装し白銀月華しろがねげっかという偽名で君塚と行動を共にしながら、ダニーがギフテッドと呼ばれる子供たちを『太陽の家』で保護していた事、悪の自警団によって殺害された事を突き止める。
  5. 悪の自警団構成員・クローネによって君塚が誘拐され、太陽の家にある金庫を開けるよう脅されるもシエスタの救援によって事件は解決し、金庫の中にあったダニーが君塚に向けたビデオを君塚に見せる
  6. シエスタは《特異点シンギュラリティ》である君塚を仲間にするべく、ある飛行機の上で君塚と再会する。
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感想

君塚のバックグランドを知りつつシエスタとの絡みも見れて、伏線らしきものも沢山!

新章前のいいアクセルといった一冊でしたね。

今巻はアニメPVがつくなど、プロモーション面でもMF文庫Jの本気が垣間見えました。

白銀月華シエスタ可愛すぎるだろォ

個人的に今巻はかなりシエスタにフォーカスしたように感じられる一冊でした。

序盤に空港で迷子の子供と話したときに、常識と先入観に囚われて推理を間違えてしまったシエスタ。

そこに対して自身の未熟さを反省しつつも、どうすれば全てを読み切る”名探偵”になれるか途方に暮れるような姿も見せていたのは印象的。

君塚にもダニーを探すために逆に利用されそうになるなど、僕たちの知っているシエスタと比べるとだいぶ未熟でしたね。

ただ、シエスタも一歩一歩成長していったんだなと感じることが出来ましたし、ここぞでの推理は見事だったのでいつものカッコよさもありました。

そして、白銀月華としてコロコロ変装してみたり、相変わらず色々な可愛い一面を見せてくれたりとシエスタの可愛さは今まで通り全開でファンには嬉しい内容でしたね。

ラストがシエスタ視点で1巻の飛行機ジャック事件の直前に繋がるところもポイント高い。

君塚とシエスタの”新しい関係”

今と比べると、少年Kだったころの君塚はだいぶツンケンしているように見えましたね。

そこに対して相変わらず”自称お姉さん”として接しつつも、今の君塚とシエスタに通じる距離の近さみたいなものも感じられる接し方をするシエスタ。

この2人の何とも言えない距離感はこれまでのたんもしとは少し違くて、新鮮で過去編ぽかったですね!

それにしてもだいぶイチャコラしているようにも見えましたが(笑)

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考察

《虚空歴録》とは何なのか?

今巻で新しく登場した《虚空歴録アカシックレコード》というキーワード。

『《虚空歴録》にまつわる問いに対する回答権を、アイスドールは保持しておりません』

まるで合成音声が流れたのかと思った。

探偵はもう、死んでいる。 6

ミゾエフ連邦高官・アイスドールが、シエスタにこの事を聞かれた時に徹底して何も話さなかったのが印象的ですよね。

恐らく元《名探偵》であるダニーの捜索をシエスタや《暗殺者》加瀬風靡に依頼していたのもダニーがこれに関わっていたためとシエスタが推測していました。

実際わざわざアイスドールがシエスタや加瀬を動かしてまで探ろうとするモノは、こういった”ヤバい何か”しかないでしょう。

ではこの《虚空歴録》はどういったモノなのでしょうか?

連邦が所持しているモノで最もヤバそうなのは、様々な未来が書き留められている《聖典》でしょう。

ただ、《聖典》と異なり調律者》にも情報が一切開示されていないのが気になりますよね。

そこまで徹底しているという事は、恐らく連邦と《調律者》の関係や、連邦そのものを根幹から覆してしまうモノである可能性が高そうです。

同じ”アカシックレコード”というワードがキーの『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』では、ジャティス=ロウファンというキャラがマグダリアの受胎儀式というトップシークレットを知ったことで離反していましたしね。

そういった連邦そのものを揺るがしかねないトップシークレットであるように思えてならないです。

《吸血鬼》スカーレットが将来離反して世界の危機になる理由や、《怪盗》が連邦と敵対する理由もこの《虚空歴録》が絡んでいるとスッと繋がりそうですしね。

新章はいったいどうなるのか?

今巻は新章前の閑話休題のような立ち位置でした。

新章前に君塚の過去を振り返ろうといった趣旨のようですね。

では今後新章はどうなるのか?

わざわざこの巻で特異な技能を持つ子供たち”ギフテッド”の存在や、前述の《虚空歴録》といった今後もキーになってきそうな情報が開示されたのは偶然ではないでしょう。

次巻は恐らく夏凪渚を《名探偵》に就任させるかの会議から始まるでしょうが、やはり新章でキーとなってくるのは《調律者》ミゾエフ連邦《虚空歴録》といった部分だと思われます。

シエスタは《SPES》討伐に注視してきましたが、ミゾエフ連邦も黒い部分が見え隠れしていますからね。

現に今巻でもアイスドールの行動は不審な部分が多いですし、前巻の《怪盗》の離反や《吸血鬼》の将来的離反など多くの問題を内包しているように見えます。

もし仮に《虚空歴録》が君塚たちの倫理に反するモノだった場合は、ミゾエフ連邦との敵対が主軸になってくる可能性も高いですよね。

夏凪は”激情”で生きるキャラクターですから、連邦と敵対する道をスパッと決めかねません。

「ミゾエフ連邦の闇の深さ」が新章の行く末を決める大きなファクターになりそうですね!

連邦と共に新たな世界の危機を討つのか、それとも連邦と敵対するのか。新章が楽しみで待ち遠しいです!

電子書籍特典:『五者五様の誕生日-探偵助手編-』

今回の電子書籍特典は、誕生日の君塚がヒロインたちにプレゼントをもらう書き下ろしストーリー。

シャルはワイシャツを、斎川は料理本と調理器具セットを、夏凪はお揃いのマグカップを、そしてシエスタはシエスタとのお喋りタイムをプレゼントしていました。

シエスタ強すぎんだろ…

シャルはかなり実用的で、斎川は君塚への思いやりが見て取れるなど各ヒロインの特徴がバッチリと現れていました。

勢い余ってなかなかに恥ずかしいものを買う夏凪も(笑)

ただやはり、圧倒的正妻感を醸し出すシエスタは強いの一言に尽きますね。

たんもし7巻の発売日

探偵はもう、死んでいる。 7巻の発売日は未定です!

テレビアニメも終わったので、次は2022年2・3月の発売が期待できるんじゃないでしょうか。

6巻専用アニメPVなどMF文庫Jが力を入れているたんもしの今後も楽しみですね!

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