探偵はもう、死んでいる。 1巻 第3章【あらすじと感想・考察】

tanmoshi01cover2探偵はもう、死んでいる。
探偵はもう、死んでいる。

新ヒロイン・シャーロット・有坂・アンダーソン登場!

そして《SPES》から人造人間が刺客として送り込まれ…

一転してエモさと派手なバトルが描かれたたんもし1巻第3章!

終盤のエモさがエモくてエモ過ぎました!!!

第2章の記事はコチラ!

※ここから先は【ネタバレ】全開です!!!

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たんもし1巻第3章のストーリー

  1. 前章のラストでクルーズ船に乗った君塚君彦きみづかきみひこたちは、「シエスタの弟子」シャーロット・有坂ありさか・アンダーソン(愛称:シャル)に出会い、クルーズ船には「シエスタの遺産」なるものが残されていることが判明。
  2. 翌日、夏凪渚なつなぎなぎさが秘密結社《SPESスペース》の人造人間・カメレオンに攫われる
  3. 斎川唯さいかわゆいの助けもあり、夏凪をカメレオンから解放するのに成功し、君塚vsカメレオンの戦いは駆け付けたシエスタによって2人の勝利
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感想

今回は一転してバトルメイン!

そして最後までエモさたっぷり!

エモさについては後述しますが、バトルメインということで「たんもし」のもう一つの顔がハッキリ見えましたね!

SPESの人造人間に対して、知恵武力異能力で戦う。

まさに異能力バトルモノの真骨頂ですね!

知恵を振り絞る君塚や夏凪と斎川力 is パワーなシャルと風靡さん「赤い弾丸」を駆使するシエスタ

主要人物がそれぞれのスタイルで補い合って人造人間と戦っていくのは、異能力バトルモノとしてのたんもしの魅力がしっかり詰まっていました!

僕は強大な力を持たない主人公が、知恵や仲間との協力で異能者と戦うの凄い好きなんですよね!

そういった意味で、異能バトルは魔法科魔王学院のような主人公が超強い系ではなく、禁書ロクアカのような主人公が立ち回りで相手を倒していく系なのはストライクです!

君塚はシエスタからもその「知恵」は評価されていたようですし、今後どんな立ち回りで人造人間と渡り合っていくのか楽しみですね!

シャーロック・ホームズ

余談ですが、小ネタで「シャーロック・ホームズの思い出」と収録されている「グロリア・スコット号」が出てきたのは嬉しかったです。

拙者、シャーロック・ホームズ大好きマンでござる。

作中でも書かれていましたが、「グロリア・スコット号」はホームズが初めて手掛けた事件のエピソードです。

探偵としての第一歩を踏み出した夏凪と、シリーズとしての第一歩を踏み出したたんもしの両方を連想させてくれますね!

そして、「シャーロック・ホームズの思い出」と言えば、有名なラインバッハの滝のエピソードである「最後の事件」も収録されている一冊です。

「最後の事件」は、ラストでホームズが強敵・モリアーティ教授と共にラインバッハの滝に落ちて、行方不明となります。

カメレオンがこの一冊をチョイスしたのは、夏凪を暗示させる「グロリア・スコット号」を見せたかっただけでなく、名探偵・シエスタの思惑を葬ることも暗示させていたのかもしれませんね。

ただ、「最後の事件」で行方不明になったホームズは実は生きていて、「空き家の冒険」で帰還するという展開が待ち受けてるのも、一時的とはいえ帰還したシエスタに重なるところがあってたまらんですね。

ここまで意図してシャーロック・ホームズを持ってきた二語十先生、すごすぎる。

感想が気づいたら考察になっていたでござる

シエスタ

じらしてしまいましたが、第3章はなんといってもシエスタの活躍でしょう!

エモすぎる!

夏凪が自分の中にいるシエスタに語り掛けて、身体のコントロールを譲り、ピンチの君塚を助ける。

100点満点中120点の展開

そんな夏凪の決意と行動も胸熱なんですが、君塚とシエスタのやり取りがまたたまらんのです。

やっぱり、突然3年間も苦楽を共にした相棒を喪った君塚の喪失感は大きかったんですね。

これまでは、描写されることはあっても表に出すことはなかったですが、本人の前とあってはその思いが決壊していました。

二人の会話は、まるでカメレオンがその場にいないような、そんな二人だけの世界を作っていてエモさで僕のエモエモ中枢が破壊されました(意味不明)

挿し絵が・・・ッ!

そして何よりヤバいのが挿し絵ですよ!!!

夏凪の身体で、君塚のもとに駆け付けたシエスタはこう言います。

「君―私の助手になってよ」

探偵はもう、死んでいる。

そして、このシーンの挿し絵が表紙なんですよ!!!

コレ!

ヤバスギ!!!

いやタイミングと配置と絵そのものすべて神なんだが???

最近見た挿し絵の中で一番痺れたかもしれません!

シエスタの遺産

まずは今回の騒動の発端だった「シエスタの遺産」

これは、「モノ」ではなく「人と意思」だったようですね。

こういう考えめっちゃ好き

そして、この遺産で今後の展開が決定しましたね!

夏凪渚、斎川唯、シャーロット・有坂・アンダーソン、そして君塚君彦―四人で《SPES》を倒して欲しい。

探偵はもう、死んでいる。

メインヒロインが全員登場して、目的もハッキリして、作風もわかる。

シリーズ第1巻としては完璧なんじゃないでしょうか!

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考察

今回もいくつか気になる描写がありましたが、特に気になった2つについて見ていきましょう。

《種》とは?

今回、シエスタが《種》という新しいキーワードを出してきました。

完全に《種》に乗っ取られたね

探偵はもう、死んでいる。

カメレオンが、自分の異能を暴走させたときの一言です。

カメレオンは、自分の《舌》がコウモリの《耳》のように異能を宿している人造人間です。

コウモリの《耳》は後付けだと描写されていたことから、僕は《種》は《舌》や《耳》のような異能を宿した部位の事を指していると考えています。

そして、《種》は異能を宿しているだけあって使用者を乗っ取ることもあるみたいですね。

カメレオンは乗っ取られ、化け物のような見た目になっていましたからね。

人の言葉も喋れなくなっていましたし、ノーリスクで異能を手に入れられる夢のアイテムではないことが伺えます。

またSPESは、この《種》を人に植え付けたり、《種》に合う人間を造ることで人造人間を配下にしているのではないでしょうか?

そして、SPESの目的は、斎川の《左眼》を狙ったことからも《種》の収集な気がしますね。

集めた《種》を使って人造人間を増やし、勢力を大きくしている。

こんな組織なんじゃないでしょうか?

シエスタの《心臓》

本章のキーアイテムであり、本作のキーアイテムであるシエスタの《心臓》

いくら移植されたとはいえ、シエスタの人格・記憶・能力が夏凪渚という全く別の人間に宿るのは明らかにおかしいです。

ここで僕が思ったのは、シエスタの《心臓》は斎川の《左眼》といったアイテムと同種なのではないでしょうか?

つまり、シエスタの「赤い弾丸」は《心臓》というアイテムに起因する能力で、前述した《種》の一種だということです。

《種》は使用者を乗っ取ることすらあり得るアイテムで、恐らく異能を行使するためのキーアイテムです。

夏凪がシエスタに肉体のコントロールを譲り、「赤い弾丸」の能力を行使できたのはこのためだと考えると辻褄が合います。

だからこそ、SPESは夏凪(の心臓)を始末しようとしているのでしょう。

また、シエスタの「赤い弾丸」は、その血に起因する能力であることが描写されています。

心臓は血を循環させるうえで最も重要な臓器であり、部位ですから、《心臓》がシエスタの血を使った異能の根源であるのも合点がいきます。

本章での《種》によるカメレオンの乗っ取りは、シエスタの《心臓》もまた異能を宿す部位であることを示唆しているように思えてなりません。

となれば、前線で戦えるのがシャルしかいない今のメンバー内で、夏凪が前線のポジションを張る日も近いかもしれませんね。

《心臓》の力さえ引き出せれば、「赤い弾丸」を自分の意志で使えるようになるわけですからね。

おまけ:電子書籍特典

僕はKindle版を購入したので、嬉しいことに書き下ろしストーリーが特典として封入されていました!

タイトルは『こんなところで名探偵っぷりは見せなくていい』

内容としては、君塚と夏凪が一緒に水着を買いに行くというモノで、いい雰囲気を出していましたね!

いくつか夏凪が水着を試着して見せ、君塚が「その解答はマズイやろ」という解答をしていくラブコメ展開でした(笑)

夏凪は君塚のコメントよりも、表情と視線で判断していたみたいで、君塚が思わず見惚れた白いビキニに決めていましたね!

「視線でバレバレなのよ」

探偵はもう、死んでいる。

君塚が好む水着を選ぶあたり、ラブコメの波動を感じてしまいました!

ごちそうさまです

たんもし2巻

さてお次は2巻

メインヒロインが出揃い、目的もハッキリした「たんもし」が本格的に始動しそうですね!

衝撃の展開なたんもし2巻の記事はコチラ!

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