探偵はもう、死んでいる。は原作小説を読むべきワケ

tanmoshi01cover2 探偵はもう、死んでいる。
探偵はもう、死んでいる。

2021夏アニメでもトップクラスの注目度を誇る探偵はもう、死んでいる。

原作小説も物凄い売れているようで、多くの人がアニメ・原作に興味を持っているようですね!

原作を既に読んでいる僕自身、毎週アニメの最新話を楽しみにしています。

しかし、そんなたんもしアニメを見ていて思うことが一つあります。

それは、原作を読んでくれ!という事です。

原作にしかない魅力をアニメで気づけたので、今回は原作小説を読んで欲しいワケについてお話してきます!

たんもしアニメに惹かれてハマり始めている方、少し物足りなさを感じている方に是非読んで欲しいです!

※この記事は2021/07/19時点の情報になります。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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※この記事はPRを含みます

アニメと原作の決定的な違い

たんもしのアニメは初回1時間スペシャルと、かなり力が入っていることが分かるクオリティです。

1話の戦闘シーンの作画は、Twitterなどでもかなり話題になっていましたよね!

しかし、そのアニメは原作と大きく異なる部分があります

それは、ストーリーの構成です。

アニメでは、10話の段階で大まかに次のような流れです。

  1. シエスタとの出会い
  2. 学校の花子さん事件
  3. 夏凪との出会い
  4. 斎川との出会い
  5. アリシアのエピソード
  6. シャルとの再会

しかし、原作ではそれぞれ次の部分で収録されているお話です。

  1. 1巻第1章
  2. 2巻前半
  3. 1巻第1章
  4. 1巻第2章
  5. 2巻後半
  6. 1巻第3章

原作とは登場順が違うことが分かりますね。

そして、1巻第1章は、次のような構成となっています。

  1. シエスタとの出会い(コウモリ登場前)
  2. 夏凪との出会い
  3. コウモリに会いに行き、コウモリが飛行機ジャック事件について語る
  4. 夏凪の心臓について明かされる

この様に、シエスタとの出会いと、夏凪との出会いがミックスされて進んでいきます。

つまり、アニメは分かりやすいように時系列順に話を並び替えているんですね。

ここが、アニメと原作の大きな違いになります。

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アニメならではの魅力

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大前提として、アニメ化自体はとてもよくできています

原作とアニメの魅力が違う!という記事ですが、アニメも素晴らしいというのは間違いないです。

たんもしの魅力はコチラでも紹介しています!

初見の方でも分かりやすいようにストーリーが整理されていますし、作画も素晴らしいです。

1話の分かりやすさアクションシーンは、アニメの掴みとしてはこの上ないクオリティだったと思います。

2話も1話から上手に繋げてあり、まさにタイトルの「探偵はもう、死んでいる。」が回収されていました。

そして、話を中途半端な位置で区切ったりもしていないので、見終わった後の満足感もしっかりとしています。

新作アニメは最初の3話が勝負ですから、上手に話を区切って分かりやすくしているのはアニメ化という観点では正しいでしょう。

3話ではミステリーお約束の謎を明示しての引きも完璧でしたしね!

今後もアニメとして楽しめることは間違いないので、たんもしの一面は間違いなく多くの人に楽しんでもらえるはずです。

アニメ未視聴の方はぜひコチラの配信サービスを活用して見てみてくさだい!

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原作でしか楽しめないコト

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謎が明かされていくカタルシス

僕はたんもしの最大の魅力は、謎が明かされていくカタルシスだと思っています。

例えば、アニメ1~2話の夏凪の心臓について明かされるシーンも、アニメではあっさりと明かされてしまいましたよね。

もちろん30分という尺に夏凪との出会いから心臓の真相まで詰め込んでいるので、仕方のない部分はあります。

一方原作は、先ほど述べたように夏凪の依頼とシエスタとの出会いがミックスして描かれます。

コウモリに出会って心臓の持ち主が分かりそうになったタイミングで、飛行機ジャックについて描かれるのでたっぷりとタメを作られるんですよね。

薄々感じつつも、どうなんだ!答えはなんだ!という心地よいモヤモヤを感じられます。

そして、その謎が明かされた瞬間のカタルシスは、まさにミステリーなどで謎が明かされた瞬間のそれなんです。

謎が解けた快感。

予想が当たった時の嬉しさ。

予想外の真相を知った時の驚き。

こういった、ミステリーとしての魅力を味わえるのは、ストーリーの構成や尺の都合から原作ならではです。

もちろん読者も推理できるような、フェアな推理小説ではありません。

あくまで謎が解ける感覚を楽しめる、広義のミステリーです。

でも、異能バトルモノの側面を押し出しているアニメにはない、この要素はたんもしの大切な魅力です。

なので、全ての謎が明かされてしまう前に、ぜひ原作を読んで欲しいです!

原作既読組でもアニメはしっかり楽しめているので、たんもしを2度楽しめて超お得です!

軽快なテンポの会話

もう一つアニメでは感じられないのが、軽快なテンポの会話です。

たんもしは、主人公・君塚君彦とヒロインたちのコメディタッチなやり取りが魅力の一つです。

僕自身、読んでいてクスリとくることが多々ありました。

3話ではかなりコメディ色が出ていましたよね!

また、このポップな会話が、ヒロインが既に死んでいるという本作の重い設定を中和してくれています。

一部では夫婦漫才と言われるようなやり取りが、ファンの間では大人気となっています。

やはりアニメではたんもしの本筋ストーリーを描くのが最重要事項であり、尺の都合があるので、描き切れていないところがあります。

そして、これは君塚のモノローグを含めた、独特の間があってこその面白さなので、アニメで描くのは少し難しいものです。

やっぱりライトノベルはライトノベルで、活字の文章ならではの面白さがそこにあります。


アニメのクオリティも素晴らしいたんもしですが、原作にしかない魅力があります。

アニメを見て、設定やキャラ、ストーリーに魅力を感じた方は、ぜひ原作も読んで欲しいです!

アニメは本筋ストーリーとアクションを重視しているので、原作既読組でも映像美を楽しめるようになっています。

原作を読んでいれば2度楽しめてお得なので、ぜひ今のうちに読んでアニメとセットで楽しみましょう!

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