ノーゲーム・ノーライフ 11巻【あらすじと感想・考察】

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ノーゲーム・ノーライフ

待望のノゲノラ新刊が来たぞ!!!

カップルにならなきゃいけないゲームからスパチャを集めるゲームにタワーディフェンス。

そして驚きの世界情勢に『 』初の完敗など、見どころ満載の最高の1冊でした!

※ここから先は【ネタバレ】全開です!!!

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時系列順ノゲノラ11巻のストーリー

  1. 『 』くうはくはエルヴン・ガルドのトップ、森精種エルフ全権代理者・アウリ=エル・ヴィオルハートに敗北し、エルキア連邦は詰み一歩手前まで追い込まれる。
  2. 起死回生の一手として、『 』とステファニー・ドーラ、イルミアイン、ジブリールの5名は龍精種ドラゴニア・レギンレイヴと妖精種フェアリー・フォエニクラムの企画したゲームに参加する。

ゲームルール:

フォエニクラムの配信で、『カップルにならなきゃ出られない空間』という企画を行いながら支援カキン(スパチャ)を得ていく。

  • 勝利条件:支援(スパチャ)を50億稼ぐ
  • 敗北条件:勝利条件を達成しないまま空間から出る
  • 事実上の制限時間:外の世界でエルヴン・ガルドが間者からエルキア連邦の情報を全て引き出すまで
  1. 紆余曲折を経て『 』たちは50億稼ぎ、5人とも脱出に成功。ゲームに勝利する。
  2. しかしエルキアは『 』を王に据えるエルキア王国と、エルヴン・ガルドの支援を得た間者たちによるエルキア共和国に分裂。世界もエルキア連邦対エルキア連邦戦線に二分されてしまった。
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感想

ノゲノラが帰ってきた!!!

待ったかいがあるなんてモンじゃないくらい面白ぇ!

本当に新刊が出てきただけでも感無量なんですが、内容もノゲノラシリーズトップクラスの面白さでゾクゾクしました!

二転三転する展開に、良いテンポで挟まれるギャグの連鎖。

「はて?マスターに疎まれていることも察せない人工無能が何か仰いましたか?」

「【諦念】番外個体イレギュラーの聴覚に異常を検知。歳だからしかたない。かわいそう」

ノーゲーム・ノーライフ 11 ゲーマー兄妹たちはカップルにならなきゃ出られないそうです

人工無能がツボりすぎて一生思い出し笑いしてる

ノーゲーム・ノーライフの魅力が詰まった素晴らしい一冊でしたね。

おまけに終盤には驚きの世界情勢も明かされ、一気にゴールに向けてアクセルを踏み込んだ一冊となっていました!

やはり『 』初の完敗というのは驚きですし、一体何がどうなってそこに至ったのかも気になるところ。

一冊としてもクオリティが高いのはもちろんのこと、シリーズとしても続きが気になる素晴らしい引きを見せてくれてノゲノラを追ってきてよかった!今後もノゲノラを追おう!と思わされる内容でしたね。

今回のゲーム

今回のゲームは分かりやすく例えればYouTubeの配信企画に参加してスパチャで50億稼ぐというゲームでした。

そしてその企画が『カップルにならないと出られない空間』に5人で入り、カップル2組とスパチャで貰った金額で購入できる『鍵』で脱出する1人を決めるゲームでした。

正ヒロインポジションであり妹である白。

嫌よ嫌よも好きのうちであるステフ。

主従関係を結びながらも空に好意を持つジブリール。

空にド直球で好意をぶつけるイルミアイン。

四者四様の立場から、空とのカップルを目指すために駆け引きを繰り広げるという中々に面白い展開!

ゲームでは無類の強さを発揮し、圧倒的なIQを見せつける空と白も事恋愛に関してはIQ0に等しいのもまた面白かったです。

その癖に、企画の裏側に隠されたゲームの勝利条件を見抜き、フォエニクラムが味方であると言質を取り、スパチャを荒稼ぎできるシステムを構築するキレ者っぷりを見せるところもまた面白い。

空や白の両面がキッチリと現れるいいゲームでしたね。

その後に企画内で登場した妖精種お得意のゲーム・洛園堕としスプライトトゥーンもスプラトゥーンを思い浮かべさせるところにニンマリ。

白の領域であるRTSリアルタイムストラテジー・タワーディフェンスに、空の騙しが加わると戦力差がどれだけあっても勝てないというのが伝わってくるいい勝負でした。

やはり『 』に敗北はない!

白にとっての空

今巻は空と誰かがカップル成立しそうなのに加え、空と白が何故かカップル認定されていない、空もあわよくばを狙っている、などなど色々なストレスが白にかかって白はブチギレ

白というヒロインがより深く描かれ、空との関係もまたより深く描かれました。

白は空に置いて行かれたくない、1人なりたくないというのが根底にありはしますが、同時に空に抱く絶大な信頼好意もまた根底にあるという2つの面がよく見えましたね。

そして、それを空に知られて嫌われたくない。気持ち悪いと思われたくない。というのもまた年相応であり、非常に人間味があって魅力的でした。

だからこそ今回のゲームでは限界まで負荷がかかって、『ブラックしろ』としてブチギレたわけですね。

CV.茅野愛衣さんで脳内再生されてヤバかった

普段とは違う言葉遣いが見られたり、泣き叫ぶ姿が見られたりといつもとは違う白も見れて、メインヒロイン・白を補強する素晴らしい内容でした!

そして最後には、「自分は唯一無二の正妻・正ヒロインポジションだから他の者どもも好きにやってヨシ」という余裕を見せつけるのまた納得感もあって良かったですね。

こういった二人の関係性は、6巻や劇場版ノーゲーム・ノーライフ ゼロで描かれたリクとシュヴィの夫婦関係とは似て非なるものだというのがよく分かりましたね。

唯一神・テトも空と白、リクとシュヴィは違うと言っていましたが、今巻でもまた彼らは似て非なる人物たちというのはよく分かるのがとてもグッドでした。

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考察

色々と気になる点はありますが、今回は今後の展開に大きく関わってくるであろう2点について整理して考えていきます!

ディスボードの世界情勢

今巻で世界は更に拡大した『エルキア連邦』と、それに対抗すべくエルヴン・ガルドが作り出した『対エルキア連邦戦線』に二分されました。

ここで一旦各陣営を整理してみましょう。

まず、エルキア連邦は以下の国・種族によって形成されています。

  • エルキア王国(位階序列16位・人類種イマニティの全権代理ではない)
  • アヴァント・ヘイム(位階序列6位・天翼種フリューゲル
  • 東部連合(位階序列14位・獣人種ワービースト
  • オーシェンド(位階序列15位・海棲種セーレーン&位階序列12位・吸血種ダンピール
  • 位階序列10位・機凱種エクスマキナ
  • ハーデンフェル(位階序列8位・地霊種ドワーフ
  • 帆楼(位階序列1位・神霊種オールドデウスの1人)
  • 反エルヴン・ガルド派妖精種フェアリー(位階序列9位・妖精種フェアリー全権代理者含む)

次に、対エルキア連邦戦線は以下の国・種族によって形成されています。

  • エルヴン・ガルド(位階序列7位・森精種エルフ&隷属する妖精種など)
  • エルキア共和国(位階序列16位・人類種イマニティの全権代理ではない)
  • 位階序列11位・妖魔種デモニア
  • 位階序列13位・月詠種ルナマナ
  • 位階序列4位・龍精種ドラゴニア
  • 位階序列5位・巨人種ギガント

こうやって整理してみると、ディスボードの世界が本当に2つに割れていることが一目瞭然。

十六種族イクシードのうち、位階序列4位~16位までは全てどちらかの陣営に属していることになりますからね。

関与していないのは位階序列3位・精霊種エレメンタル、位階序列2位・幻想種ファンタズマ、位階序列1位・神霊種オールドデウスという、そもそもコイツら全権代理者居るのか?というクラスのぶっ壊れ種族のみ。

言い換えれば、国を形成し、種族として団結しなければ生存が難しい種族はどちらかの陣営に属さなければならない状況ということでもあります。

レギンレイヴに指摘され、空と白も認めていましたが、そこまで世界を追い詰めてしまったのは『 』とエルキア連邦です。

【十の盟約】のおかげで物理的な争いこそ起こらないですが、必ずどちらかの陣営に属して戦争に参加しなければならないこの状況は、見方によっては大戦時よりも酷いと言えなくもないですね。

現実の歴史や様々な作品で世界が2つの陣営に割れて争う姿は見られますが、大抵ロクな結果にはならないですし、空たちが目指す『みんななかよくプレイ』して唯一神・テトに挑むという観点ではかなり厳しい状況

しかも純粋に位階序列のみを見た場合、対エルキア連邦戦線の方は第4位第5位第7位と第4位以下の上位陣をほとんど抑えているわけですから、戦力も対エルキア連邦戦線の方が上かもしれません

加えて対エルキア連邦戦線の実質的トップであろう森精種全権代理者・アウリ=エル・ヴィオルハートに『 』が一度完敗しており、その原因も分からないとなるとエルキア連邦は圧倒的に不利かつ厳しい戦況に追い込まれていると言えるでしょう。

ここからどう巻き返して行くのか続きが気になりますね!

クラミーとフィールとエルキア共和国

エルキア王国内に居た各国の間者たちが離反して出来上がったのがエルキア共和国

何とそのエルキア共和国の事実上のトップである、エルキア共和国議員内閣・主席はクラミー・ツェルでした!

しかもクラミーは背後にエルヴン・ガルド派遣監査官・フィール・ニルヴァレンを連れて登場。

どうやらこの2人が間者たちの逃亡を手助けしたようです。

エルヴン・ガルドへの間者という形でエルキア連邦に協力し、3巻では空の頭の中をしっかりと見せられたクラミーたちがまさかの離反

エルキア王国がエルヴン・ガルドに崩された時点で、キーになるのはこの2人だろうなというのは分かっていましたがまさか過ぎる状況でしたね。

奴隷制度の採用など、数々の点からエルヴン・ガルドに辟易しており、クラミーを最優先に考えているフィールがエルキア連邦を捨ててエルヴン・ガルドにつくとは考えにくいですし、空へ絶大な信頼を寄せるクラミーも同様です。

となるとやはり、フィールかクラミーがアウリ=エル・ヴィオルハートに敗北し、何らかの条件を飲まされている可能性が濃厚じゃないでしょうか?

エルヴン・ガルド側はフィールとクラミーがエルキア連邦攻略の最初のキーだと即座に見抜き、何らかの手を講じて今に至ると僕は考えています。

2人の真意と、今後の2人の立ち位置は間違いなくエルキア連邦vs対エルキア連邦戦線、『 』vs アウリ=エル・ヴィオルハートにおいて最も重要なキーになってきそうですね!

電子書籍特典:書き下ろし短編

今巻も電子書籍特典として、書き下ろし短編が同封されていました!

内容としては『神を殺すための尖兵』として戦神・アルトシュに創られたフリューゲルが、どうしてジブリールみたいに美少女で可愛い服着てるの?という空の疑問を深めていくモノ。

森精種は『森神カイナース』に、地精種は『鍛神オーケイン』に、天翼種は『戦神アルトシュ』に創られたってことは、各種族の見た目って各創造主の趣味全開なんじゃね!?と。

言われてみればそうですね(笑)

どの人類種以外は大抵どの種族も属性てんこ盛りで、創造主の趣味全開と言えばそうともとれる。

ただ、空は好みの一致で神々は分かりあえるのでは?と考えていましたが、これだけ癖の強い趣味をしている神霊種の皆さんは一生コンセンサスが得られなさそうな気がします(笑)

ノゲノラの世界観だからこそクスッとくるいい短編ストーリーでした!

ノゲノラ12巻の発売日

早速続きが気になってしょうがないノーゲーム・ノーライフ12巻の発売日は未定です!

榎宮先生もご復帰されたばかりですので、まずは健康第一でゆっくり着実に執筆していただければと思いますね。

発売予想日も全くの予想不可ですが、これだけ面白い作品なんですから気長に待ちましょう!

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