創約 とある魔術の禁書目録 5巻【あらすじと感想・考察】

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とある魔術の禁書目録

ここに来ていよいよキーパーソン登場か!?

ロサンゼルスから一転学園都市に戻った今巻は、暗部×上条×魔術というこれまでにない組み合わせの一冊でした!

※ここから先は【ネタバレ】全開です!!!

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※この記事はPRを含みます

創約5巻のストーリー

  1. ロサンゼルスから帰還した上条当麻かみじょうとうまは、突如姿を現した薔薇十字ローゼンクロイツアリス=アナザーバイブルと行動を共にする。
  2. 『オペレーション・ハンドカフス』で捕らえた『暗部』を護送する列車『オーバーハンティング』が暴走の末上条たちの乗る列車と正面衝突し、囚人たちが脱走する。
  3. 上条たちは囚人・花露妖宴はなつゆようえん風紀委員ジャッジメント白井黒子しらいくろこと共闘し、襲撃してきたフリルサンド#Gや乱入してきた楽丘豊富らくおかほうふ、ベニゾメ=ゼリーフィッシュを退ける。しかし、これは全てアリスの魔術『ライブアドベンチャーズインワンダーランド』による仮初だった。
  4. ”2周目”で『オーバーハンティング』暴走を引き起こした黒幕のアンチスキル=ネゴシエーター・鉄装綴里てっそうつづりを捕らえる。
  5. 浜面仕上はまづらしあげやクリファパズル545との共闘の末、亡霊と化した木原端数きはらはすうを撃退し、上条の12月29日は幕を下ろす。
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感想

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上条当麻×暗部。

今巻はこれが1つの大きなポイントと言える1冊でしたね!

これまで暗部絡みのストーリーは他のヒーロー2人(一方通行アクセラレータ・浜面仕上)がメインでしたが、今回はまさかの上条さんがメイン。

魔術も超能力も使わない暗部を相手にするということもあり、幻想殺しイマジンブレイカーの出番はほとんどない珍しい展開でした。

ただ幻想殺しが通用するしないに関わらず、目の前の誰かを救うために突撃していく上条さんの姿は安定というかなんというか(笑)

ぶんちりー
ぶんちりー

そら木原端数に殉死マゾと呼ばれるわ

このセリフが禁書シリーズを通して一貫している上条さんのスタンスを表していましたね。

「何言ってんだ、俺は俺をいくら使い倒したって良いんだよ」

創約 とある魔術の禁書目録 5
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上条化の進む浜面

恐らく今巻で最も衝撃を受けた、浜面ァ!?となった瞬間。

それが集中治療室からボロボロの状態でカキキエ隧道に舞い戻り、木原端数の亡霊と対峙しに来たシーン。

上条さんのピンチに駆け付ける浜面というのは結構アツいんですが、それ以上に身体大丈夫かオイ!?と…

ボロボロの状態なのに病院から抜け出して、ヒーローの如く駆け付ける姿はいつぞやの上条さんと物凄くダブりましたね。

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考察

今巻はオペレーション・ハンドカフスのリベンジ救済という位置付けでしたが、やはり見逃せないのがアリスやアンナ=シュプレンゲル、アレイスター=クロウリーといった強大な魔術師たち。

彼女たちの気になったポイント2つを考察していきます。

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アリス=アナザーバイブルと上条当麻を繋げる

表向きは前述の通りハンドカフスのリベンジ救済や上条当麻×暗部でしたが、今後の展開において恐らく最も重要となってくるのが上条さんとアリスの出会いでしょう。

今巻を通じて、アリスは上条さんを『せんせい』として慕い、その興味はガッチリ上条さんにロックされているようでした。

これを密かに誘導したのはアンナのようですが、薔薇十字・アラディアの反応を見る限りでは、組織としては大誤算の展開の模様。

アラディアを曰く拠点での唯一のルールは”アリスの機嫌を損ねないこと”だそうですし、癇癪を起した際には何十光年先の惑星に水を発生させる奇跡を引き起こしてしまうほど強大な力を持っているアリス。

今巻で見せた『ライブアドベンチャーズインワンダーランド』もあらゆる法則や定義を繋ぎ合わせることで意味を変えるという、汎用性・威力共に作中トップクラスのぶっ壊れ魔術。

これに加え、今巻ではアリスが意識的に抑えていた『処刑人』なる存在や、『その奥』なる存在など、まだ見ぬ力を持っているのも確定済み。

旧約で言うところの右方のフィアンマや、新約で言うところのオティヌスのような、世界をひっくり返しかねない存在であることは間違いないと言えるでしょう。

そんな少女が組織の思惑を外れ、アンナの誘導によって上条さんに興味を持った。

この展開は、創約のストーリーにおいて非常に重要なイベントと言えるでしょう。

アンナがなぜこのような行動に出たかは謎ですが、彼女の思惑通りに事が進んでいると見て間違いなさそうです。

アンナ=キングスフォードとは?

終盤でアレイスターが口にしたアンナ=キングスフォードという名前。

アレイスター曰く、アンナ=シュプレンゲルの原型になったとも言われているそうです。

史実では神秘キリスト教思想という、アレイスターも所属していた「黄金の夜明け」まで続く思想を掲げていた人物。

これは、キリスト教をより東洋や他の神秘(カバラやグノーシスなど)と融合させて考えるという思想です。

そんな彼女がこの思想を掲げ始めたのは、天使や聖人が頻繁に彼女のもとを訪問したのがキッカケだそうで…

要するに、非常に賢かった彼女は心霊や神秘といった分野にものめり込み、遂には天使に出会って新しい思想を掲げ、それが後世の魔術思想のベースとなるようなものだったということでしょう。

そんな彼女はアレイスター同様イギリス人で、アレイスターが言うには綺麗な状態で遺体が眠っているとのこと。

ここで謎なのが、イギリス人で既に故人の彼女とアンナ=シュプレンゲルがどう関わってくるのかというところ。

思いつく範囲だと、遠隔魔術攻撃などを仕掛けるのにアンナ=キングスフォードを経由するとかでしょうか。

原型になったという説もあるくらいですから、二人の間に魔術的な繋がりがある可能性は低くないですよね。

それにアレイスターがわざわざリスクを冒してまで学園都市に戻ってきた理由がこれとなると、攻撃とまではいかなくとも薔薇十字に対するカウンターを仕掛けるためなのは間違いないでしょう。

わざわざ『反撃開始』と言ってくれたわけですしね。

創約6巻の発売日

アリスを中心にストーリーが進んでいきそうな創約 とある魔術の禁書目録 6巻の発売日は2022年4月8日です!

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