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【理系就活】研究内容と全く違う会社に就職できるの?

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専門的な研究をしている理系院生は、自分で就活の幅を狭めがちです。

僕の友人にも、自分の研究分野に近い会社だけにエントリーして後悔している人が居ました。

研究内容=就職先ではないよ!というのは意外と知らないんですよね。

僕も、先輩にお話を聞くまではこの誤解をしていました。

今回は、研究内容と全く違う会社に就職できるのかについてお話していきます!

※これは僕の体験・知見ベースです!

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僕の至った結論

まず、僕が至った結論としては研究内容と全く違う会社に就職できます

僕自身、今やっている研究からは程遠い業界から内定を複数いただきました。

僕の友人を見ても、研究内容と同じ分野に就職する人の方が少数派です。

少なくとも有名大学であれば、研究内容=就職先とはならない事を僕の周りを見ていて実感しました。

まあ博士課程後期に進まない(今の研究を続けない)時点で、心機一転別の分野に進むのはおかしなことではないですよね。

とはいえ、就活をしていてこれについて感じたことがいくつかありましたので、紹介していきます。

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なんで研究内容と違うところに入れるの?

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これはハッキリ言って、日本の新卒就活システムのおかげですね。

日本の新卒は、いわゆるポテンシャル採用です。

これは、少なくとも修士卒であれば当てはまることが多いです。(博士はわからぬ)

要は、今の実力ではなく、将来性を評価して採用しているんですね。

研究内容と応募先が一致している場合、プラス評価されるのは今の実力です。

でも、最重要視されているのは将来性なので、まだ巻き返すチャンスがある訳なんです。(有利不利はありますが)

それに、理系院生というだけで、しっかりと理数系の学問を修めていて、研究の経験もあると評価されます。

これは僕の先生が言っていた事ですが、大切なのは知識の有無ではなく、知識の学び方と使い方です。

課題解決に必要な知識を吸収できて、キチンと扱えるスキルこそが研究で大切だという事です。

このスキルこそが、学部4年間+修士2年間で養われていると評価されれば、畑違いのフィールドでも研究開発をやっていけると思ってもらえるでしょう。

理系院生に求められているのは、あくまで知識の学び方と使い方という理系人としてのスキルであって、今現在の専門知識や成果ではないからこそ、他分野への就職が可能なんだと僕は思います。

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有利・不利

大前提として、先ほど述べたように研究内容と全く違う会社に就職できます。

しかし、有利・不利はもちろんあります

例えば、IT系の会社で考えてみましょう。

プログラミング未経験の化学系の学生Aと、大学でたっぷりプログラミングに触れた情報系の学生Bだったら、当然後者の方が有利です。

経歴の時点で自己PRできていますからね。

それだけで合否が決まるわけではないですが、研究内容と経験がプラスに評価されるのは学生Bだけです。

しかし、ESの文字数や面接の時間はAもBも同じですから、AはBと同じようなES・面接であれば、最終的にBより低い評価になってしまいます。

大手企業であれば、あなたの評価は他の学生と比べた時の相対評価なので、最初から他の学生よりプラス評価でスタートできることのアドバンテージはとても大きいです。

ですので、研究内容と異なる業界に応募する場合は、その分野の学生以上にES・面接で高評価を貰わなければならないことを意識する必要があります!

会社の規模

もう一つ僕が感じていたのは、会社の規模が合否に直結するという事です。

正確には、採用予定人数ですね。

採用人数の多い大企業であれば研究内容と違う分野でも通りますが、用人数の少ない企業では一気に難易度が上がります

これは、100人取る会社であれば、「この子は期待できるな」というポテンシャル採用を多かれ少なかれしてくれるからです。

元々日本の新卒はポテンシャル採用ですが、採用人数が多いほどこの傾向はあると思います。

これは、それだけの人数の面倒を見るだけの体力が企業にあり、博打のようなポテンシャル採用でも大丈夫だからです。

逆に、採用人数の少ない会社であれば、一人一人にかかる期待もより大きくなります。

当然そうなると、現状はレベル0な学生よりも、レベル5な学生の方が圧倒的に魅力的に映ってしまいます。

この傾向は間違いなくあるなと、僕自身就活をしていて感じました。

実際に僕が唯一不採用だった企業は、採用人数が非常に少ない企業でした。

なので、研究内容と異なる業界に応募する場合は、採用人数にも気を配ってリスクヘッジすることをオススメします!

部署の規模

会社の規模に通ずる話ですが、部署の規模も同じ理屈が当てはまります。

採用人数の多い大企業だったとしても、部署によっては非常に人数が少なかったりします。

一例として、重工系は会社の規模こそ大きいものの、航空系の部署の採用人数はとても少ないです。

そして、理系就活では、部署まで希望して応募するジョブマッチング制度が多くあるので、部署の規模も気にかけておきましょう。

これは、ほとんどの場合調べてもわからない事が多いので、OB訪問クルーター面談を活用するのをオススメします!

わざわざセッティングするのが面倒だと感じるかもしれませんが、勝算の低い企業に労力をかけすぎる方がトータルで見ると面倒になります。

さいごに

理系の大学院という、非常に狭くてニッチな空間にいると意外と就活情報が入ってこなかったりします。

僕も、長いこと自分の研究分野に就職しなきゃいけないと勘違いしていて、就活を始める前にこれを知れて良かったと心から思いました。

案外今の自分の就活常識が、世の中の常識とは異なる可能性もあるので、ぜひ広い視野を持って就活をしていただければと思います!

留年でもしない限り、やり直せないのが新卒での就活ですからね!

自分で自分のチャンスを狭めて後悔しないようにしましょう!

1人の理系院生として、1人でも多くの学生が満足のいく就活をできるように願っています。

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