レンジのバランスって今どうなってるの?
機工にアッパーが入ったりクリDHの仕様変わったりしたけどどう?
今回はレンジロール3ジョブの比較を行っていきます!
はじめに
FF14の新拡張パッチ6.0『暁月のフィナーレ -Endwalker-』が発売され、各ジョブのスキル変更・追加に伴い漆黒シーズンで整えられてきたジョブバランスは一度綺麗サッパリ壊れました。
吟遊詩人の耳栓が取れたり、機工士のフォーラムが荒れたり、ひっそりと踊り子のスキルが調整されたり。
拡張直後の零式レイドである『万魔殿パンデモニウム:辺獄編』と久しぶりの絶レイドである『絶竜詩戦争』、零式第2弾『万魔殿パンデモニウム:煉獄編』も実装され、どのジョブを採用するか迷っている方も多いと思うので僕なりの評価項目・基準から総合して各ジョブの強み・弱みを紹介していきます!
先に結論だけ述べておくと、このジョブが強すぎるといったレベルの格差はないので慣れや好みで選んでも全然大丈夫な範囲だと考えています。
ここはどう考えている?自分はこう思う!といった質問・意見等はぜひコメント欄やTwitterに送ってください!
また、各ジョブの考察をして紹介していきたいなと考えているので、首を長くしてちょくちょくFF14ジョブ考察のタグを気にしていただければ幸いです。
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評価項目
評価項目として、火力・サポート力・PTへの依存性・バースト自由度の3点を考察していきます。
操作難易度に関しては個人差があるため、客観的な評価項目からは外しました。
気になる方はオマケをご覧ください。
火力
まず火力の評価ですが、若干の差はあれどPT貢献度を表すrDPSは3ジョブが非常に僅差で並んでいます。
よって僕はこの僅差の中でどれが強いかだけでなく、その安定感も含めて火力を評価していきます。
まず踊り子と詩人の強みであり弱みとして、Procに火力が大きく左右されるという部分がありますね。
上振れれば非常に高い火力が、下振れれば低い火力がという風になってしまいます。
ちょっとミスったけど上振れた人と、完璧に回したけど下振れた人。
腕前で言えば後者が火力を出せているはずですが、実際には前者の方が火力が出ているなんてことは珍しくありません。
これはDPSチェックがギリギリな状況や詰め・タイムアタックなどで顕著に表れる部分で、自分が下振れたせいであとわずかが削りきれなかった。
こういうシーンに遭遇してしまうのが踊り子と詩人というジョブです。(昔よりはマシだけど)
逆に機工は、振れ幅が少ない代わりにハイアベレージ。
これまた良くも悪くもハイアベレージです。
基本的に大きな差はないので好みや他の要素でジョブピックをしていいと思いますが、どうしても火力がギリギリでワンチャン賭けたい場合は上振れ狙いで踊り子・詩人。
逆に下振れがどうしても嫌なら機工にするなど、状況で選ぶのもアリだと思いますね。
後はコンテンツ・PTメンバーなどの相性を見て最も火力が出るジョブをピックすれば良いと思います。
ボスが頻繁に飛ぶなら踊り子、強いダンスパートナーがいなくて殴りっぱなしなら詩人、自分の装備が一番揃っているなら機工といった選び方なんかもアリだと思います。
サポート力
サポート力というと、火力に直接的に関連しないスキルの性能を指します。
例えばレンジロールのロールアクションにプロトンがありますが、これは非戦闘時の移動速度をアップしてくれるスキルです。
他に共通であるモノとして、90秒軽減があります。
詩人のトルバトゥール、踊り子の守りのサンバ、機工士のタクティシャンですね。
それぞれ名前や見た目こそ違えど、全く同じ効果を持っています。
では、レンジ3職のサポート力に差がつくのはどこか?
これはズバリヒール関連です。
まず機工士に関しては、ヒールサポートのできるスキルは一切ありません。
機工士には申し訳ないですが、僕はここが機工士の最たる問題だと見ていますね。
ウェポンブレイクの実装により、一気にサポート能力トップに躍り出たと言えるレベルで出世した機工士。
ウェポンブレイクはレンジ版リプライザルみたいなものなので、破格オブ破格な性能。
特に早期の零式4層や絶など、ダメージ量が非常に多い攻撃に対してのサポート力は詩人・踊り子を大きく上回ります。
次に吟遊詩人ですが、こちらは時神のピーアンと地神のミンネを持っています。
ピーアンは状態異常解除スキルで、ヒーラー共通スキルのエスナの代わりに慣れますね。
しかしながら、高難易度コンテンツでピーアンが有効活用できたのはパッチ5.2のエデン:共鳴編4層が最後。
基本的に高難易度でエスナが要求されるシーンはあまりないので、出番が少なくなりがちですね。
次にミンネですが、こちらは対象のPTメンバーHP回復効果を20%上昇させるスキル。
回復”効果”なのでアビリティももちろん乗りますし、GCDヒールももちろん乗ります。
このスキルは超強力で、タンク強攻撃のヒールを一手減らせることが多いですし、学者が居ればミンネ+鼓舞+展開戦術のコンボで超強力なバリアをPT全体に付与できます。
パッチ6.3からはレンジ版マントラとして、純粋なヒールサポートしても機能しますね。
リキャストも90秒と回転率がいいので、必ず鼓舞展開に合わせることができる有能スキルですね。
最後に踊り子。
踊り子は範囲ヒールの癒しのワルツとHoT付与のインプロビゼーション、そしてバリア付与のインプロビゼーション・フィニッシュを持っています。
ワルツは範囲が3mと他のヒールスキルとは比べ物にならないくらい範囲が狭いうえに、自身とダンスパートナーの両方から発生するので扱いが若干難しいスキル。
回復力300だとヒールを削れるシーンは少なく、自身とパートナー両方のヒール範囲にPT全員を入れて回復力600を得るのはPT単位での打ち合わせが必要になってきますね。
次にインプロビゼーションですが、こちらはHoT付与とその1Tick後に使えるインプロビゼーション・フィニッシュのバリア付与があります。
まずHoTに関してはそこそこの回復力があり範囲も8mと十分なため、痒い所に手が届くヒール力。
踊り子側としても使用に負担はありません。
次にインプロビゼーション・フィニッシュのバリア付与ですが、こちらはTickタイミングによってはGCDに食い込んでしまうため、履行タイミングなどで使いたいスキル。
ただワンポチでHP5%分のバリアを貼れるのは超強力と言えるでしょう。
PTへの依存性
レンジロールはDPS3ロール(メレー・キャスター・レンジ)の中で最も本体火力が低いため、PTバフの重要度が高く、PTへの依存性が高くなりがちなロールです。
その点で言えば機工はピュアDPSでありシナジーバフを一切持たないため、扱いやすいと言えるでしょう。
PTがバフを上手に使ってくれなくても、十分自分の役割をこなせるわけですからね。
例えばですが、90点レベルの機工と詩人が居たとしましょう。
前者は常に90点レベルのパフォーマンスを維持できますが、後者は自身に加えて他のPTメンバー7人も90点レベルのパフォーマンスを出して90点となります。
他のメンバー7人が50点くらいしか出してくれなければ、その分自身のパフォーマンスも下がってしまうんですね。
どんぶり勘定の例え話ですが、要はそういう事なんです。
踊り子は更に依存度が高く、ダンスパートナーというPTの中から1人を選んでバフを付与するシステムに依存します。
単体バフを上手に使えるジョブと、そうでないジョブが存在するため、PTのジョブ構成にも大きく左右されてしまうんですよね。
極端な話、他のDPS3人が竜召赤とかになってしまうと、理想的なダンスパートナー(侍や忍)の居るPT並のパフォーマンスを出すのは非常に困難です。
もちろん先ほどの例え話も当てはまり、ダンスパートナー・PTメンバーのパフォーマンスにも大きく左右されます。
要するに、PTのジョブ構成や実力が不明なら機工が安定するという事ですね。
結局はダメージ面で貢献するのがDPSの一番重要な役割なので、PTメンバーが定まっていないならサポートを捨てるのもアリだと思います。
バースト自由度
コンテンツによっては120秒バーストのタイミングでハードなギミックが来たり、そもそもボスを殴れなかったりします。
そんな時にはバーストをズラすわけですが、これには得手不得手があるんですよね。
最もバーストズラしがやりやすい踊り子は、通しのスタンダードステップの回数が変わらなければ基本的にノープロブレム。
次に機工は、固有リキャ(ドリル・エアアンカー・ノコギリ)の回数が変わらなければOK。
詩人は30秒くらいを越えてくるとキツく、歌をズラすだけでは理想的なバーストができなくなってしまいます。
この場合はパイオン→メヌエット切り替え後以外の所でバーストになってしまうため、ロスが発生してしまいますね。
3職全てに共通してゲージ貯め調整などは必要になってきますが、詩人はそれ以外にも致命的な要素があるため、長時間のバーストズラしが必要なコンテンツは踊り子や機工がやりやすいでしょう。
吟遊詩人が相性のいい状況
ボスが飛ばないコンテンツ
詩人はDoTの継続ダメージや前述のバーストズラしがやりにくい特性から、ボスがほとんど飛ばないコンテンツが最も相性が良いです。
その中でも特に、ボスは飛ばないけどプレイヤーにスタンが入る。ボスを殴れないけどDoTダメージは入る。
こういった詩人特有の、他2ジョブにはない特性が有利に働くコンテンツだと輝きますね。
レベルの高いPTメンバーが揃っている時
詩人はバトルボイス・光神のフィナーレという強力な全体バフに加え、旅神のメヌエット・賢人のバラード・軍神のパイオンという微弱な全体バフのいずれかを常に付与することができます。
つまり、他のPTメンバー7人にバフを付与しまくる全体バッファーなわけです。
このため、他の7人の装備が整っていて、動きも最適化されている猛者揃いだった場合に最も真価を発揮することができるんですよね。
固定PTや詰めPTなどで、優秀な7人が揃っている時が最も相性の良いシーンと言えるでしょう。
学者が居る時
詩人特有の補助スキルに、地神のミンネがあります。
このスキルは単体にしか効果がないですが、学者が居れば話は別。
単体に付与したバリア(鼓舞)をPT全体に付与する展開戦術を利用すれば、ミンネ+鼓舞+展開で超強力なバリアをPT全体に付与できます。
これは学者+詩人の組み合わせでのみ利用可能な超強力全体バリアなので、学者とは昔からズッ友です。
機工士が相性のいい状況
野良で遊ぶ時
ピュアDPSである機工士の最大の利点は、パフォーマンスが自己完結しているという点。
詩人や踊り子のようにPTメンバーのパフォーマンスに左右されないため、どんなメンバーが揃うか分からない野良PTに最適なジョブとなっています。
他2ジョブのように特定のジョブとの相性がめちゃくちゃ良い!とかでもないので、そういう面でも野良に最適なジョブですね。
自分の装備が他より強い時
もう1つシーンとして、自分の装備が他より強い時が挙げられます。
例えば零式のロット運が良くてロット勝ちしまくった時や、自分だけトークンRE武器・零式武器を所持している時など。
こういったシーンでは他者にバフを投げるより、自分で火力を出した方がPT貢献度が高くなるので、ピュアDPSの機工士が最も輝きます。
踊り子が相性のいい状況
ボスが頻繁に飛ぶ
踊り子は2分バーストに命を賭けているジョブなので、ボスが頻繁に飛んで戦闘時間に対する2分バーストの割合が上がるほど相対的に火力が上がっていきます。
直近だと絶竜詩戦争なんかはこのケースの代表例ですね。
バースト中以外の通常ローテーション時は、虚無タイムと呼ぶに相応しいレベルで火力が出ないジョブなので、この虚無タイムを減らしてくれるコンテンツとの相性はバツグンです。
強力なパートナーがいる時
踊り子が輝くうえで重要なのがダンスパートナー。
侍や忍者のようなパートナー適性が高いジョブが居て、その人のプレイヤースキルも申し分ない場合に真価を発揮できます。
固定PTではもちろんの事、野良PTでもフレンドと2人でプレイするケースなどでは、踊+侍や踊+忍を信頼できるフレンドと2人でやってしまえばそれだけでかなりの火力貢献が期待できるでしょう。
強い装備を持ったパートナーがいる時
これは機工士と逆のパターンで、パートナー適性のあるメレーDPSに装備が集まっている場合は踊り子が最も活躍できます。
特に武器性能の差は大きいので、メレーDPSがトークンRE武器・零式武器を持っていて、自分が極武器・新式武器の場合には踊り子の火力貢献度が頭一つ抜けてきますね。
固定PTなら必ずメレーDPSにトークンRE武器を回せた万魔殿パンデモニウム零式:煉獄編の初週ではこれが顕著に表れ、多くのPTが踊り子を採用&4層火力貢献度は踊り子が頭一つ抜ける状況になっていました。
今後どうなるかは分からないですが、攻略にトークンRE武器持ちが1人居られる状況であれば、踊り子が最も活躍できるでしょう。
まとめ
まとめると、各ジョブ間でのバランス関係はこんな感じ。
火力貢献度(PTDPS):踊り子≧吟遊詩人≧機工士
サポート能力:機工士>踊り子>吟遊詩人
初期攻略適性(RE武器なし):吟遊詩人≧踊り子>機工士
初期攻略適性(RE武器あり):踊り子>吟遊詩人>機工士
それぞれに特徴があり、相性の良いコンテンツ・シチュエーションも異なるので比較的良い(マシ)なバランスと言えるんじゃないでしょうか?
軽減の機工士、全体バッファーの詩人、単体バッファーの踊り子といった形でだいぶ棲み分けができている印象。
今のバランスならPTの他ジョブに合わせて着替えるレベルで強みが異なるので、軽減が薄いなら機工士、良さげなダンスパートナーがいないなら詩人、強いダンスパートナーが居れば踊り子といった風に着替えるのも良いでしょう。
初週のRE武器問題さえ何とかなればかなり良い方だと思いますね。
少なくともこのジョブはNGみたいな格差は全くないので、自身の練度やPT内での立ち位置、相性、好み等でジョブを選んでいくのが良さそうです!
それではみなさん快適なエオルゼアライフを!
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