圧倒的制圧力でつけ入る隙を与えない。
序盤・無課金向け幻影騎士団を読んでくれた方を始め、幻影騎士団に興味のある方、使っている方、ロンゴミアント型を組みたい方必見です!
はじめに
遊戯王マスターデュエルのみならず、現実のカードゲームであるOGCでも存在しているテーマの『幻影騎士団』
アニメ『遊戯王ARC-V』のメインキャラクター・ユートが使用しているテーマです。
基本的にはエクシーズ召喚をメインに戦い、リンク召喚を潤滑油として使うデッキ。
今回は遊戯王MDのプラチナ帯を目指す方や、プラチナ帯で勝ち続けたい方向けのデッキ紹介となります。
ただ、遊戯王MDを始めたばかりの方でも、幻影騎士団の魅力や目指すデッキを知るための参考になるでしょう。
気になる点があれば、コメント欄でもTwitterでもぜひご意見いただければ幸いです!
デッキレシピ・考察はコチラ!
無課金・序盤向けの記事はコチラ!
幻影騎士団ロンゴミアント型の特徴
幻影騎士団は純構築とロンゴミアント型という2種類の型が特に強く、遊戯王MDでも猛者たちが連勝記録を伸ばしています。
このデッキの魅力は何といってもロンゴミアントで、展開力と圧倒的な制圧力が魅力だなと僕は感じていますね。
僕が考えるロンゴミ型の魅力と純構築と比べた時の魅力は以下の3点。
3つ全てに言えることですが、やはり『No.86 H-C ロンゴミアント』の存在は強大。
今のところ、5素材以上のロンゴミアントを出して負けたことがありません。
そのくらいロンゴミアントの制圧力は高く、一度出せばうららなどの妨害と違って効果発動のタイミングを選ぶ必要もないのが魅力。
ミスが介在する余地が少ないというのは、数を回すランクマッチ環境においては大きなアドバンテージですね。
加えて、純構築以上の上振れ展開力があるため、手札誘発による妨害を受けても、貫通して5素材ロンゴミアントまで行けることも珍しくないです。
もちろん何枚も貰ったり、ニビルのようなぶっ刺さりカードを受けるとキツいですが、灰流うららや無限泡影くらいなら結構貫通できますね。
また、先攻ならロンゴミアント、後攻ならアーゼウスという明確なゴールがあるのでプレイングもブレずらく、シンプルになりやすいです。
純構築とロンゴミアント型の比較はコチラ!
カード集めの手順
- チュートリアル・ソロモードをある程度こなしてジェム集め(7000個くらい)
- 『ショップ』の『特設』にある「灰流うらら」・「ライトニング・ストーム」セットを購入
- セット商品のパックを開ける
- シークレットパックに『不倒の騎士団』が出たらUR・SRがそこそこ揃うまで買う
- 『不倒の騎士団』が出なかった場合は、幻影騎士団のSRを『不倒の騎士団』が出るまで生成
- 足りないカードを生成
生成するSRはこの4つがオススメ。
- 幻影騎士団ダスティローブ
- 幻影騎士団サイレントブーツ
- 幻影騎士団シェード・ブリガンダイン
特に『幻影騎士団サイレントブーツ』は3枚投入するのでイチオシですね。
今使っているデッキレシピ
僕が今使っているデッキレシピはコチラ。
メインデッキ:
【モンスター】
- 増殖するG:3枚
- 彼岸の悪鬼 グラバースニッチ:1枚
- 彼岸の悪鬼 ガトルホッグ:1枚
- 幻影騎士団ダスティローブ:2枚
- 幻影騎士団サイレントブーツ:3枚
- 幻影騎士団ラギットグローブ:2枚
- 灰流うらら:3枚
- 未界域のジャッカロープ:2枚
- 未界域のツチノコ:3枚
- サイコウィールダー:1枚
- サイコトラッカー:1枚
- 電脳堺姫-娘々:1枚
- 幻影騎士団ステンドクリーブ:1枚
- 幻影騎士団ティアースケイル:3枚
【魔法】
- ハーピィの羽箒:1枚
- 増援:1枚
- ライトニング・ストーム:1枚
- 緊急テレポート:2枚
- 墓穴の指名者:2枚
- 禁じられた一滴:2枚
【罠】
- 幻影翼:1枚
- 幻影霧剣:2枚
- 幻影騎士団シェード・ブリガンダイン:1枚
EXデッキ:
【エクシーズ】
- FNo.0 未来皇ホープ:1枚
- FNo.0 未来龍皇ホープ:1枚
- 虚空海竜リヴァイエール:2枚
- 幻影騎士団ブレイクソード:2枚
- No.75 惑乱のゴシップ・シャドー:1枚
- ダウナード・マジシャン:1枚
- No.86 H-C ロンゴミアント:1枚
- 天霆號アーゼウス:1枚
【リンク】
- 彼岸の黒天使 ケルビーニ:1枚
- トロイメア・フェニックス:1枚
- トロイメア・ユニコーン:1枚
- 幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ:1枚
- アクセスコード・トーカー:1枚
入れ替えるなら?
このデッキで見る相手(環境)やその日の調子で入れ替えられる自由枠は以下のカード。
- ハーピィの羽箒
- ライトニング・ストーム
- トロイメア・フェニックス
これらは後攻用&魔法・罠破壊用として採用していますが、この枠を後述のオススメカードに入れ替えるのは全然アリです。
『増殖するG』や『禁じられた一滴』も、より安定感や魔法・罠破壊などを優先するなら減らすのはアリですね。
あとは、レベル3モンスターを特殊召喚する「未界域」や「サイコ」は召喚権を使わない+αのメリットが大きいと感じているので、他のレベル3モンスターを特殊召喚するギミックよりもオススメ。
ただ、1枚初動などを重視するならここら辺と後述の「デスガイド」や「SR」の入れ替えはアリだと思うので、好みの範囲かもしれませんね。
他のオススメカード
先攻制圧を決めにいく展開型デッキなので、手札誘発(妨害)を対策できるカードは勝率に大きく貢献します。
先攻で綺麗に回る≒勝ちと言えるレベルのデッキですからね。
なので、以下のカードはオススメで、バリューも純構築より高いと言えるでしょう。
- 抹殺の指名者
他には、より事故率を下げるために他のレベル3モンスターを特殊召喚するギミックを採用するのもオススメ。
- SRベイゴマックス+SRタケトンボーグ
- 魔界発現世行きデスガイド
- デフラドラグーン
- クレーンクレーン
あとは、後攻を引いてしまった時の捲り手段や妨害手段として以下のカードはアリです。ただ、先攻特化とも言えるデッキなので、強みを損なわないよう気をつけましょう!
【捲り用】
- 冥王結界波
- 拮抗勝負
- 電脳堺甲-甲々(アーゼウス用)
【妨害&抹殺の指名者用】
- 無限泡影
- エフェクト・ヴェーラー
- 原始生命態ニビル
- ダイナレスラー・パンクラトプス
- アーティファクト・ロンギヌス
- D.D. クロウ
ダークリベリオン系ではなくリンクモンスターなワケ
純構築との大きな違いの1つが、フィニッシャーの違いでしょう。
あちらはアーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンなどのエクシーズモンスターなのに対し、こちらはアクセスコード・トーカーとそこに繋がるリンクモンスターを採用しています。
これは、彼岸ギミックの存在が大きな理由ですね。
ケルビーニでグラバースニッチを墓地に送り、ガトルホッグをケルビーニのリンク先に特殊召喚するのが基本の彼岸ギミック。
この後リンク召喚やエクシーズ素材→墓地の順でガトルホッグが墓地に送られた場合、効果でケルビーニをラスティ・バルディッシュのリンク先に特殊召喚することがあります。
一例として、ラスティ・バルディッシュ+ケルビーニ+ロンゴミアントで1ターン目を終了し、次の自分のターンが返ってくるケースが結構あるということですね。
この場合他にリンクモンスターが採用されていないと、役割を終えたケルビーニが浮いてしまいメリットが薄いです。
しかし、アクセスコード・トーカーを目指す場合はリンク2素材として有効活用できます。(あとリンク2素材分でOKになる)
要するに、彼岸ギミックを採用するとラスティ・バルディッシュ+ケルビーニの並びになることがあるので、その利点を最大限活かすためのアクセスコード・トーカー採用というわけですね。
なので、リンク3のトロイメア・ユニコーンとリンク4&フィニッシャーのアクセスコード・トーカーは相性が良く、必須と言えるでしょう。
決してアーク・リベリオンよりアクセスコードの方が強いという理由ではありません。(アーク・リベリオンなら勝てたなみたいなシーンも稀にある)
回すイメージと作る盤面
パターンはいくつもありますが、大まかな流れは以下の2パターン。
【パターン①】
- ケルビーニをリンク召喚
- 彼岸ギミックor幻影ギミックでラスティ・バルディッシュをリンク召喚
- 星4モンスター2体でロンゴミアントをエクシーズ召喚
- 星3モンスター2体以上でゴシップ・シャドーをエクシーズ召喚
- ゴシップ・シャドーの効果で、ゴシップ・シャドーを素材ごとロンゴミアントの素材に入れる
【パターン②】
- ケルビーニをリンク召喚
- 彼岸ギミックor幻影ギミックでリヴァイエール2体をエクシーズ召喚
- リヴァイエール2体で未来龍皇ホープをエクシーズ召喚
- ラスティ・バルディッシュをリンク召喚
- 星4モンスター2体でロンゴミアントをエクシーズ召喚
- 星3モンスター2体以上でゴシップ・シャドーをエクシーズ召喚
- ゴシップ・シャドーの効果で、ゴシップ・シャドーを素材ごとロンゴミアントの素材に入れる
ポイントとしては、レベル4モンスター2体の供給の仕方を覚えておくこと。
これには基本的に2つ方法があり、手札や盤面に合わせて最適なルートを選びます。
- シェード・ブリガンダイン+ステンドクリーブの効果
- ブレイクソードのエクシーズ効果
よく使うのは①で、稀にあるパーツが揃わないケースでは②を選ぶことがありますね。
ちなみに、②のケースでは先にゴシップ・シャドーを出しておかないと、ブレイクソードの効果でゴシップ・シャドーをエクシーズ召喚できなくなるので要注意!
最初のレベル3×2が幻影じゃないケースや、ティアースケイルで捨てる手札、彼岸モンスターが手札に来た場合など、展開ルートが初期の手札や相手の妨害によってとにかく沢山あります。
なので、この場合はどう?などのご質問等ございましたらお気軽にコメント欄でもTwitterでもぜひお聞きください!
可能な範囲でお答えします!
先攻制圧
このデッキで目指す先攻制圧盤面は5素材↑ロンゴミアント。
とにかくこれです。
これがダメなら、妥協点として『幻影霧剣』や『未来龍皇ホープ』のみの状況にシフトするといった形ですね。
逆に、5素材↑ロンゴミアント+未来龍皇ができるなら、先に未来龍皇を出して妨害を受けにくくするといった事もあります。
ただ繰り返しになりますが、まず初めに意識するのは「5素材↑ロンゴミアントをどうやって出すか」です。(妨害を何枚までなら貫通できるかなども)
それだけ先攻制圧盤面が強力なので、とにかくソロモードなりランクマッチなりで練習して色んな展開パターンを把握したり考え方を身に付けられれば、その分だけ勝率が上がるはず!
これは、ロンゴミアントの圧倒的な効果が理由です。
5素材ロンゴミアントなら以下の効果が適用。
- 戦闘では破壊されない
- 攻守3000
- 他のカードの効果を受けない
- 相手はモンスターを召喚・特殊召喚できない(=裏側守備でセットのみ)
6素材以上なら、返ってきた自分のターンで上の効果に加え、以下の効果も使えるようになります。
- 相手フィールドのカードを全て破壊(1ターンに1度)
効果を受けないので、よくある後攻捲りカード(一滴・冥王結界破など)でも対策できず、召喚・特殊召喚を禁止するためリリースカード(壊獣・ラヴァゴーレムなど)でも対策できませんからね。
ここまでの制圧力があるわけですから、妥協点は本当にロンゴミアントを出せない状況でのみ目指すわけです。(誘発ケアをするより割り切る方が勝率が高くなるイメージ)
後攻捲り
後攻はとにかくアーゼウスによる盤面リセットを目指します。
アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンが居ないので一滴からのワンターンキルは難しいですしね。
何とかしてエクシーズモンスターを1体場に出して、攻撃を行います。
その後メインフェイズ2でそのエクシーズモンスターにダウナード・マジシャンを重ね、ダウナード・マジシャンにアーゼウスを重ねることでアーゼウスをエクシーズ召喚。
あとはアーゼウスの効果でアーゼウス以外のカードを全て墓地に送ることで盤面のリセットを行い、形勢を五分に近い状態に持ち込みます。
上手く行ければ4素材アーゼウスとなってもう1回この効果が使えるので、十分強力な後攻捲りですね。
先攻に特化している分、後攻で相手を捲るのは難しいですし、手軽に出せる制圧モンスターも居ないのでここは割り切りましょう。
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