黒魔道士は正統進化で楽しいって聞いたけどスキル回しが分からん!
開幕回しから色んなバージョンがあってどれを覚えたらいいの?
トランス回しって何?
僕も色々と悩まされましたが、ひとまずこんなところを意識したら火力が伸びるな!という部分をまとめてみました!
黒魔道士デビューの方、黒魔道士に興味のある方、黒魔道士がカンストした方、黒魔道士のローテーションを知りたい方、黒魔道士をもっと上手くなりたい方必見です!
はじめに
FF14の新拡張パッチ6.0『暁月のフィナーレ -Endwalker-』が発売され、各ジョブにスキル変更・追加が行われました。
黒魔道士のローテーションはほとんど変わらなかったものの、各種アビリティのチャージ化と強化に加え、アンプリファイアの追加で扱いやすいながらもより一層深みのあるジョブへと正統進化しました。
まさにこれぞ正統進化というアップデートで本当に素晴らしいですね。
ローテーション考察はどんどん更新されていくものですから、こっちの方がよくない?これはどう?ここはどうしたらいい?といった質問・意見等はぜひコメント欄やTwitterに送ってください!
また、他ジョブの考察は今後も続けて紹介していきたいなと考えているので、首を長くしてちょくちょくFF14ジョブ考察のタグを気にしていただければ幸いです。
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基本の考え方
黒魔道士の基本は非常にシンプルで、ジョブシンボルに表示される2つのターム、アストラルファイア(AF)とアンブラルブリザード(UB)を交互に回していくだけ。
AF中に強い火属性魔法(ファイジャ・デスペア等)を撃ち、MPが空になったらUBに切り替えてMP回復を待ちながら弱い氷属性魔法(ブリザジャ等)を撃つ。
これにDoTのサンダガ等の更新を組み込むだけです。
単体ローテーション
AF3→UB3を交互に繰り返すのが基本ですので、基本の単体ローテーションはこれを永遠と繰り返すだけ。
このローテーション(特にファイジャ×3→パラドックス)を守っていれば、SS初期値でも手を止めない限りエノキアンは絶対に切れないですし、DoTもそこまで切れないです。
慣れてきたら激成魔のタイミングやPサンダガの更新はDoT秒数を見て判断するのが良いですが、最初はブリザガ後に激成魔を決め打ちしてしまってOKです。
これでも移動でGCDを止めたりエノキアン(AF・UBシンボル)を切らさない限りは、ピュアDPSとして十分な火力は出るはずですよ。
移動でロスらないところまで最適化できる人はだいぶ使いこなせている方
あとは『ゼノグロシー』をポリグロットが溢れないように適宜移動なりアビリティタイミングなりに使ったり、アビリティのリキャストを腐らせないようにするだけ。
図のローテーションを文字にするとこんな感じです。
- ブリザガ(激成魔)
- ブリザジャ
- サンダガ
- パラドックス
- ファイガ
- ファイジャ
- ファイジャ
- ファイジャ
- パラドックス
- ファイジャ
- ファイジャ
- ファイジャ
- デスペア
- 1に戻る
範囲ローテーション
範囲ローテーションも基本の考え方は変わらず、技が全て範囲技に置き換わるだけです。
- ファイジャ→ハイファイラ
- ファイガ→ハイファイラ
- デスペア→フレア
- ブリザガ→ハイブリザラ
- ブリザジャ→フリーズ
- サンダガ→サンダジャ
- ゼノグロシー→ファウル
あとは技の威力が異なるので、基本のループが以下のものに置き換わるだけ。
アビリティやポリグロット(ゼノグロシー・ファウル)の考え方は基本的に同じです。
『三連魔』だけはフレアを2連続で撃つローテーションの性質上、両方のフレアに乗るタイミングで使いたいですね。
なので、Pサンダラジャりファウルなりを使って3回目のハイファイラの前に撃ちたいところ。
図のローテーションを文字にするとこんな感じです。
- ハイブリザラ(あれば激成魔)
- サンダジャ
- フリーズ
- ハイファイラ
- ハイファイラ
- Pサンダラ/ファウル(あれば三連魔)
- ハイファイラ
- フレア
- フレア
- 1に戻る
サブステータスの優先順位
黒魔道士は赤魔道士・召喚士とは異なり、ダメージを与えるアビリティが一切存在していません。
言い換えれば、ダメージの100%が魔法スキルによるものです。
このため、戦闘中のスキル使用回数が増えるスペルスピード(SS)の価値が非常に高いです。
なので基本的にはSSを最優先するのですが、実際にはAFを切らさずに何回ファイジャを撃てるかという計算が加わるので、最適解はSS最大というわけでもありません。
これはILごとに変わってくるので一旦割愛することにして、ひとまず最優先はSSという考え方でOKです。
次に、残りの意思・ダイレクトヒット(DH)・クリティカル(クリ)の優先度ですが、これは現状の検証情報によれば次のような関係が基本的な模様。
- ほぼ意思=DH
- サブステ加算値2500までは意思・DH>クリ
現状のサブステ総量でSSを優先すると、クリ+2500オーバーはまず無理なので次の優先順位でチョイスしていくのがよさげです。
SS>意志=DH>クリ
ちなみに、SSはGCDごとに閾値(必要ライン)があるので、可能な限り閾値に近い値(かつ閾値より高い値)を目指して調整しましょう。
閾値のデータに関してはコチラで紹介されています。
開幕ローテーション案
現状黒魔のオープナーはファイガスタートが最も強いですが、知識として基本のブリザガスタートを知っておくことも重要なので両方紹介していきます。
スタンダードなブリザガスタート
最大火力ではないものの、基本に忠実なのがブリザガスタート。
開幕をファイガスタートにしても、120sバーストにザガザジャから入る場合は似たような動きになるので、抑えておきたいですね。
開幕は15秒前に激成魔を使用し、ブリザガが戦闘開始(カウント0秒)で着弾するようにして始めます。
大体3秒+α前くらいに詠唱開始になるでしょう。(ここはSS量次第)
開幕ローテーションとして使う場合はサンダガをなるべく早く使いますが、その後のUB3タームからの流れとして入る場合はDoTの無駄が少ない場所で使うようにしましょう。
- (激成魔)
- ブリザガ
- サンダガ
- ブリザジャ
- UB3ファイガ(三連魔)
- ファイジャ(薬・黒魔紋)
- ファイジャ(アンプリファイア)
- ファイジャ
- パラドックス
- ファイジャ
- ファイジャ(迅速魔)
- ファイジャ(三連魔)
- デスペア(マナフォント)
- ファイジャ
- デスペア
- トランス回しorUB3タームへ
高火力のファイガスタート
現在主流となっているのがファイガから入るファイガスタート。
後程解説する『トランス回し』も組み込まれています。
こちらも15秒前激成魔、戦闘開始時(カウント0秒)着弾ファイガでスタート。
ファイガの詠唱タイミングはブリザガ同様大体カウント3秒+αくらいですね。(SS次第)
少し長いですが、この流れで回すとMPのTickに依存せず長時間AF3タームを続けられます。
また、1回目の三連魔は食い込ませて使うので、これまで黒魔をやっていない人には少し気持ち悪いかもしれませんがこれで大丈夫です。
更に派生版として2つ目の三連魔の位置をズラし、トランス回しではなくWトランス回しを行うバージョンもありますね。
トランス回しとWトランス回しの選択はその後のギミック処理なども関わってくるので、ひとまずどちらか1つのバージョンを覚えるのが良いでしょう。
- (激成魔)
- ファイガ
- サンダガ
- ファイジャ(三連魔)
- ファイジャ(薬)
- ファイジャ(アンプリファイア・黒魔紋)
- ファイジャ(三連魔)
- デスペア(マナフォント)
- ファイジャ(ルーシッドドリーム・激成魔)
- デスペア(トランス)
- パラドックス
- UB2ファイガ
- ファイジャ×5
- Pサンダガ(迅速魔)
- デスペア(トランス)
- パラドックス
- ゼノグロシー(激成魔)
- UB2ファイガ
- ファイジャ×4
- デスペア
- ゼノグロシー(トランス)
- パラドックス
- Pサンダガ(三連魔)
- UB2ファイガ
- ファイジャ×4
- デスペア
- トランス回しorUB3タームへ
DPSの伸ばし方
また、黒魔道士の火力の伸ばし方は全DPSの中でも最もシンプルでこの2つに集約されると言えるでしょう。
強い魔法(ファイジャ・デスペア)を如何にして多く撃つか。言い換えれば弱い魔法(ブリザガ・ブリザジャ)を如何にして減らすか。
DoT(サンダガ)をProc状態で如何にして綺麗に更新し続けるか。
全てここに集約されます。
ただ、ゴールがシンプルなだけでその過程は全DPSの中でもトップクラスに高難易度かつ複雑。
この深みが根強い人気に繋がっているのでしょう。
激成魔の使い方
激成魔の効果が『効果時間30秒・チャージ2』となったことにより、激成魔の考え方は少し変わりました。
元々黒魔道士の技の中でもトップクラスに強いのがPサンダガです。
これは、Pサンダガの効果が通常の着弾ダメージとDoTダメージだけでなく、『通常の着弾ダメージ+DoTダメージ+DoTダメージの総威力』という効果に変わるからです。
要するにDoTの総威力分普通のサンダガより強いんですよね。
激成魔同様DoTであるサンダガの効果時間も30秒なので、綺麗にDoT更新すれば常に激成魔をサンダガに回せる『無限Pサンダガ』が特に強いわけです。
戦闘中ずっとPサンダガで無駄なくDoT更新できるわけですからね。
ただ、余る1回分(ボスが飛べばそれ以上)の激成魔を過剰なPサンダガに使うかPファイガを握るのに使うか。
Pファイガも後述のトランス回し等でギミック対応力と火力が上がったり、AF延長に使えたりとポテンシャルがあるので激成魔の使い道をコンテンツごとに最適化するのは最重要ポイントの1つになりそうです。
黒魔紋の最適化
個人的に最も難しく悩ましいなと感じているのが黒魔紋の最適化です。
黒魔紋のリキャストがパッチ6.0で90s→120sに変更されたことによって、2分バースト毎に魔紋を使うことが理想となりました。
リキャスト90秒の頃はトータルの使用回数が変わらなければ、多少ズラしても味方のシナジーバフと合わせやすかったのに対し、今はこの”遊び”がほぼ皆無です。
一度黒魔紋をズラしてしまったら、味方のバーストタイミングがズレない限りはそれ以降の2分バーストは全てズレてしまいますからね。
なので、この2分バーストのタイミングでギミックが来て動かされるコンテンツだと、次の3択のどれがベストかをより丁寧に検証する必要が出てきました。
- シナジーバフに合わせて黒魔紋を使い、途中で外に移動
- 黒魔紋をズラし、フルで使い切る
- シナジーバフと黒魔紋の両方をズラす
自身のアビリティを無駄なく使いきれるようにしつつ、味方のシナジーバフとギミックの両方を考えながら最適解を出していくのはより難易度が上がった気がしていますね。
ここでは議論しませんが、シナジーバフのないピュアDPSやタンクはaDPSを如何にして上げるか、言い換えれば味方のシナジーバフを如何にして有効活用するかを考えるのが仕事であり、腕の見せ所ですからね。
三連魔と迅速魔の使い方
三連魔のチャージ化でより動きやすくなったと評判ですが、火力を突き詰めていくと三連魔の使用タイミングは意外と限られています。
黒魔道士はファイジャ・デスペアの基本技がAF3で詠唱時間>GCDの関係となっているため、これらの技を無詠唱化するとこの差分だけスキル間隔が縮まり、DPSが伸びます。
なので、基本的に三連魔の効果3回分は全てファイジャ・デスペアに入れたいところ。
もちろん迅速魔も同様ですね。
それ以外だと、トランス回しを行う場合のUB2ファイガ(長詠唱ファイガ)も詠唱時間>GCDの関係なので、MPが足りるのなら積極的に無詠唱化していきたいところ。
これらを大前提としたうえで、アビリティを使いたいタイミング(アンプリファイア・黒魔紋・薬・マナフォントなどなど)に無詠唱技が来るように三連魔と迅速魔を合わせることで無駄のないローテーションを組みたいですね!
更にその上でギミック処理にこの三連魔・迅速魔使用タイミングをロスなく上手に合わせられるかどうかが、DPSを伸ばすうえでの最重要ポイントの1つです。
逆にUB3タームなどで三連魔使用タイミングが来てしまうと大損で、こういうのが積み重なると赤召との火力差がほとんどないという悲惨な状態になるので気をつけたいところ。
UB3トランスPファイガ
Pファイガを持っていて使用時間に猶予がある場合、ワンポイントテクニックとしてトランスの有効活用があります。
一番よくあるパターンがPファイガを持ったままAFタームの終盤→UB3に突入した場合。
この場合、UB3の技を全て使い切った後、Pファイガを撃つ前にトランスを挟むことでお手軽に火力を上げられます。
というのも、UB3とAF1ではPファイガの威力が約1.4倍ほど上がるからです。
UB3のラストをUBパラドックスやPサンダガといった無詠唱技にすれば無駄なくトランスを入れられるので、やり得ムーヴなわけですね。
後述のトランス回しでも、MPが必要分戻っていてファイジャの数が変わらなければ同様のUB2無詠唱技→トランス→AF1Pファイガの流れは有効です。
トランス回しとパラドックス
これまで外部ツールのMP Tickerが必要だったトランス回しですが、パラドックスの登場によりだいぶ安定感が増しMP Tickerなしでもなんとかやれるようになりました。
MP Tickerの導入方法についてはコチラで紹介しています。
先ほど紹介したファイガスタートの回しでもこのトランス回しが組み込まれていますが、これはルーシッドドリームのおかげでツールなしでも成立します。
元々ルーシッド有りならば、1GCD+長詠唱ファイガでMPが必要分、ルーシッドがない場合も、2GCD+長詠唱ファイガでMPを必要分まで戻すことが出来ました。
しかしこれがパッチ5.X漆黒シーズンだと、ゼノグロシーとサンダガしかチョイスがなかったのでローテーション上非常に苦しいところがあったんですね。
ところがパラドックス(とアンプリファイア)の登場によって、トランス→UBパラドックス+1GCD→長詠唱ファイガの流れでトランス回しが成立するので、より安定してAFタームの時間を増やせるようになったわけです。
- 無詠唱デスペア(トランス)
- パラドックス
- ゼノグロシーorPサンダガ
- ファイガ
前述の黒魔紋の最適化などもあるのでオールトランス回しがベストとも限らないですが、基本のローテーションのみよりは火力が出やすいので組み込めるところから使っていくのがオススメです!
特にルーシッドドリームのリキャストがあがる1分周期では使っていきたいですね!
Wトランス回し
Pファイガや迅速魔・三連魔を保持している状況の選択肢で、Wトランス回しがあります。
トランス回しの亜種と思ってもらってもOKですね。
トランス回しはAF3最後の無詠唱デスペアの後に、トランス→2GCD→UB2ファイガとするのが基本でした。
ただ、Pファイガや無詠唱化アビを持っている場合はAF1に切り替えることでファイガの威力が上がるため、MPさえ戻り切るならトランス→Pファイガとした方がより良いわけです。
なので、以下の手順でAF3に戻り、ファイジャを3発撃てるようにするのがWトランス回し。
- 無詠唱デスペア(トランス)
- パラドックス
- ゼノグロシーorPサンダガ(トランス・あれば迅速魔・三連魔)
- Pファイガ(or無詠唱ファイガ)
現状最も高PPSを見込めるのがこの回しなので、狙えるなら積極的に狙っていきたいですね。
3種の回しを適宜選ぶ
ここまで各種アビリティの最適化やトランスの使い方などを紹介してきました。
特に単純なローテーションだけでも、黒魔道士は大まかに分けて以下の3種類があります。
- スタンダードなザガザジャ回し
- トランス回し
- Wトランス回し
この中で最も高PPSなのはWトランス回しなので、Wトランス回しをずっとやるのが一見最も強そうに思えます。
ただ、実際にはDoT更新や各種アビリティタイミング、ギミックとの兼ね合いもあるのでどれかを1つを脳死で行うわけではないのが黒魔の奥深さ。
例えば低PPSのザガザジャ回しを0回にするとして、それでDoTを無駄に更新しすぎている場合はザガザジャ回しアリより弱くなってしまいます。
実戦ではこの3つをタイムラインに合わせて、DoT更新・アビリティ使用・ギミック処理が最も綺麗に行えるように使い分けていくのが黒魔のポテンシャルを最大限まで引き出すポイントですね。
だからこそ黒は天井が高いですし、トップ層でもPT構成や個人の考えなどでローテーションが大きく異なったりするわけです!
赤魔道士・召喚士との比較
詳しくはコチラの記事で考察していますが、ザックリ現状の関係性をまとめるとこんな感じに。
火力:黒魔道士>召喚士>赤魔道士
機動力・ギミック処理能力:召喚士>赤魔道士≧黒魔道士
軽減・サポート能力:赤魔道士>召喚士>黒魔道士
操作難易度などからも初期攻略では非常に大変なジョブですが、ジョブスペック・ポテンシャルはキャスターロールの中でも高いので問題なく活躍できるはずです!
それではみなさん快適なエオルゼアライフを!
コメント
地味なとこなんですけど、解説した後にアイコンじゃなくて文字でもローテーション出してくれるのめちゃくちゃわかりやすくてありがたいです
少し見にくいかな?と悩んでいたのでそう言っていただけると嬉しいです!
自分もアイコンよりスキル名で覚えることもあるので、やっぱり文字でも見てみたいところですよね!