ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 5巻【あらすじと感想・考察】

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ようこそ実力至上主義の教室へ

ここに来て一気に物語が動き出す!!!

更なる伏線もはりつつストーリーも素晴らしい最高の内容でした!

何といっても前巻から匂わせていた特別試験が予想外過ぎる結末に終わってよう実やべえなと改めて感じる1冊でした!

※ここから先は【ネタバレ】全開です!!!

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よう実2年生編5巻のストーリー

  1. 前巻で夏休みも終わり、2学期の幕開けと共に例年の体育祭に加え文化祭『満場一致特別試験』の実施が告知される。
  2. 佐藤麻耶さとうまやらの提案により堀北クラスは文化祭の出し物の一つにメイド喫茶を検討、主人公・綾小路清隆あやのこうじきよたかはメイド喫茶の監督役に任命される。
  3. 2年生に『満場一致特別試験』が課される。内容は各クラス内で完結する試験で、5時間以内に出題された課題をクラス全員の満場一致投票で解答するというもの。
  4. 堀北クラスは対策が機能して課題4までを以下のように満場一致で解答。

課題①:学年末試験で対戦するクラスの希望は『Bクラス(一之瀬クラス)』

課題②:修学旅行の希望は『北海道』

課題③:『半年間支給されるプライベートポイントが半額となる代わりに、任意の1名にプロテクトポイントを付与。プロテクトポイントの対象者は堀北鈴音。』

課題④:2学期期末筆記試験の『難易度上昇』

  1. そして迎えた課題⑤:クラスメイトが1人退学になる代わりに、クラスポイントを100得るという衝撃の内容に各クラスは直面する。

各クラスの課題5に対する解答

坂柳クラス:坂柳有栖さかやなぎありすの一声で『反対』で満場一致。4クラス中最速で終わる。

一之瀬クラス:神崎隆二かんざきりゅうじが一石を投じるも押し切られ『反対』で満場一致。

龍園クラス:反逆者・時任裕也ときとうひろやを炙り出し龍園翔りゅうえんかけるがクラスをまとめる形で『反対』で満場一致。

堀北クラス:匿名性を活かした櫛田桔梗くしだききょうの賛成票によってクラスが折れ『賛成』で満場一致。綾小路によって櫛田の本性が暴露されるも堀北鈴音ほりきたすずねは櫛田をクラスに残す決断をし、綾小路の提案によって退学者が佐倉愛里さくらあいりで満場一致。

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感想

面白かった!!!けどメンタル壊れた!!!

熱いものと冷たいものを同時に流し込んだ気分だよ…ナニコレ!!!

綾小路さんマジモンの悪魔だろコレ…

過去No.1でヤバいっすよこれは!絶対色んな意見が飛び交うんだろうなぁと。

「おまえのことを私は深く知らない。だが、一体何人の人間を切り捨ててきたんだ。どれくらい切り捨てれば、その領域に到達することが…いや、答えないでいい。きっと私には生涯理解できないことだろう。」

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 5

そら担任の茶柱佐枝ちゃばしらさえにこう評されますわ。

よりにもよって綾小路グループとして1年間仲良くしてきて、自身に好意を寄せている佐倉を切るとは…

いや綾小路さんは淡々と理由を述べていましたけどね!

チガウ。ソウジャナイ。

まさか過ぎる展開で考えもしなかったので、見事に作者・衣笠先生の手のひらの上で転がされちゃいましたね。

なんやかんや佐倉は救済されると思いながら最後まで読んでしまいました。

序盤のメイド喫茶に長谷部波瑠加はせべはるかが2人で参加しようかなとか言っていた世界線に戻ってくれ。

全体でみると、今巻はよう実らしさが詰まった1冊だなと感じています。

特別試験の告知から対策、そして課題解決に取り組む堀北クラス。ひと悶着あって続きが気になるところで閑話休題(他クラスの結果)が挟まれ、ラストに激動と予想外のどんでん返し。

よう実独特の1冊を上手に使って盛り上げ、終盤に読むのが辞められなくなるほど畳みかけてくるこのスタイル。

僕はこのスタイルが凄く好きなので大満足です!23時前に読み始めたのもあって、お陰様で寝不足ですが(笑)

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考察

毎度おなじみよう実考察は無限に考えることがありますが、今回はコチラの3つを考えていこうと思います!

それとは別により現実味を帯びてきた『綾小路クラス移動説』は別記事で考察しています!

櫛田の現状と今後

まず気になるのは櫛田桔梗の現状と今後です。

『満場一致特別試験』で大胆に動いた結果、綾小路に本性を暴露されクラスメイトとの関係も修復不可能に近いレベルに至ったであろう櫛田ですが、堀北の決断によってクラスに残ることが決まります。

とはいえ彼女に秘密を打ち明けていた多くのクラスメイトは櫛田の退学を主張していましたし、少し頭を冷やせば綾小路グループの面々(長谷部波瑠加、三宅明人みやけあきと幸村啓誠ゆきむらけいせい)には佐倉を退学に追いやったうちの1人として見られる可能性も高いですよね。

佐倉を槍玉に挙げたのは綾小路ですが、そもそも櫛田が暗躍しなければ『反対』で満場一致して退学者0人のまま切り抜けられたわけですから。

個人の事情でクラスに大きな損害を出したうえに、未だに大きな爆弾であることに変わりない櫛田が煙たがられるのは必然でしょう。

櫛田の性格から考えても簡単に堀北の軍門に下ることはなさそうですし、ホワイトルーム生・八神拓也やがみたくやからしても用済みな可能性は高いです。

八神からしたら櫛田の”弱み”が弱みでなくなった以上、自身の暗躍を暴露される可能性がある危険人物になったとも言えますしね。

むしろ櫛田を消しに来るかもしれません。

間違いなく四面楚歌と言える状態で、唯一手を差し伸べそうな堀北を毛嫌いしている現状では今後が想像できないほど八方塞がりに見えます。

だからこそ逆に櫛田がここからどうなっていくのか気になりますね!

実力不足の堀北

本人も認めていましたが、今回の『満場一致特別試験』で堀北鈴音は実力不足だったと言わざるを得ないでしょう。

「今回の特別試験…私は…私の実力が足りていなかった…」

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 5

厳しいようですが佐倉愛里退学の責任は、櫛田や綾小路と同じレベルで堀北にもあります。

もちろん『賛成』に票を入れたクラス全体に責任はありますが、責任の大きさで言えばこの3名が1つ抜けています。

櫛田と綾小路は言わずもがなですが、堀北の決断の遅さが今回の事態を招いたとも言えますからね。

匿名で賛成票を入れ続ける櫛田への対応はお世辞にも良いとは言えず、結局無駄に時間を浪費して綾小路に丸投げする形になってしまいました。

綾小路も述べていますが、佐倉を槍玉に挙げたのは時間がなかったのが理由の一つです。

更にその後の「櫛田を退学者に選ぶ」という段階でやはり櫛田はAクラスを目指すうえで必要と判断し、待ったまでかけます。

もちろん櫛田を残すという判断自体はこれから次第なので良いも悪いもないですが、判断が致命的に遅かったですね。

被害を最小限に留めつつ櫛田をクラスに残したかったのならば、全員で賛成票を投じる前に櫛田とやり合って『反対』の満場一致を目指すべきでした。

綾小路が茶柱に述べたように、『賛成』の誘惑に打ち勝てるかどうかが一つの分水嶺だったわけですから。

クラスをまとめるリーダーとして順調に成長し、櫛田のポテンシャルを見抜いて安易に彼女を切らない判断をするところは評価されるべき部分ですが、逆にまだまだリーダーとしての決断力と冷徹さが不足していることが露呈した特別試験となりましたね。

綾小路にも思惑がありそうにせよ、結果的には綾小路1人に重い十字架を背負わせる形で終わってしまいました。

ただ神崎が一石を投じても変わらなかった一之瀬クラスとは違い、堀北自身が自分の実力不足を認識していることから今後の更なる成長は期待できそうです!

まずは櫛田との問題をどこに着地させるのかが見所ですね!

1番深刻なのは一之瀬クラス

一見課題⑤が最も深刻な結果に終わったのは予期せぬ退学者を出した堀北クラスですが、僕は一之瀬クラスが最も深刻だと感じました。

堀北クラスは様々な思惑があったにせよ、最後はキチンとAクラス上がるうえで合理的な結論に至りました。

最良ではないかもしれませんが、合理的ではあります。

クラスポイント100を得た上にOAAの数値やコミュニケーション能力など、総合的に最もクラスで能力の低い者を退学にして平均値を底上げしたわけですから。(もちろん亀裂は入っただろうが)

坂柳クラスは坂柳有栖が誰かを”切る”可能性を考慮したうえで従う姿勢を見せ、龍園クラスは反逆者の炙り出しなどを経て龍園のリーダーシップを再確認する機会となりました。

こうやって見るとこの3クラスは、得たものは異なってもAクラスで卒業するために必要な収穫を少なからず得ています。

堀北クラスはクラスポイントと言い方は悪いですが足手まといの排除、坂柳クラスと龍園クラスは絶対的リーダーによる上を目指すための団結。

しかし一之瀬クラスにはこれといった収穫はありませんでしたよね。

神崎があえて『賛成』に票を入れてAクラスに上がるためにはどうするかを真剣に考えて欲しい。思考停止しないで欲しい。クラスメイトを守ることが全てではない。と一石を投じましたが、結局リーダー一之瀬帆波のもと悪い意味で団結してしまっているクラスは揺るぎませんでした。

2年生2学期の段階でクラスポイント100のためにクラスメイトを切るのは美味しくない。

これはもちろん一理あります。

しかし一之瀬クラス、特に一之瀬帆波は、例えこれが3年生終盤だったとしても、仲間を切ってまで得るAクラスに意味はないと考えているようでした。

ここが神崎が危惧し、遂には諦めてしまった問題点です。

他のクラスは大なり小なり、Aクラスで卒業するためにクラスポイント100とクラスメイト1人を天秤にかけたうえで、合理的な判断として結論を出していました。

つまり、最優先事項はAクラスで卒業することなんですよね。

ところが一之瀬クラスが結論に至るまでの過程と最優先事項は一貫して、退学者を出さない、クラスメイトを守ることです。

これはAクラスという1つしかない椅子を4クラスで争う高度育成高等学校において、マインドセット・目標からして既に他のクラスに負けているということを意味しています。

悪い言い方をすれば志が低すぎると言えるでしょう。

今回の試験結果は相対的に堀北クラスがクラスポイント+100で抜かれるでしょうし、元々龍園クラスとの駆け引きに勝てるようなマインドセットもなく、参謀である神崎の心まで折れてしまっては今後も沈没していくイメージしかありませんね

まだまだ一之瀬クラスの受難は続きそうです。

よう実2年生編6巻の発売日

とんでもない結果で『満場一致特別試験』を終えてしまった堀北クラスは続く体育祭・文化祭を乗り切れるのか!?

続きが気になるようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 6巻の発売日は2022年2月25日です!

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