ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 11巻【あらすじと感想・考察】

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ようこそ実力至上主義の教室へ

ラストにとんでもない爆弾投下!!

相変わらず面白すぎて一瞬で読み終わった11巻の感想です!

※ここから先は【ネタバレ】全開です!!!

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※この記事はPRを含みます

巻のストーリー

  1. 1・2年生の交流を目的とした合宿『交流会』に参加した各々。綾小路清隆は南雲雅との勝負の場をこのイベントとし、綾小路が20戦中18勝以上するという条件で勝負を行う。
  2. 合宿は大きなトラブルなく終了し、綾小路は南雲に勝利。
  3. 学年末試験に向けて、坂柳有栖と龍園翔はとある賭けを行い…
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感想

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ラストがヤバすぎるだろ!!!!

まずはこれ。もうこれ。

11巻は来る学年末試験の準備期間だったというわけか…

ここに来てまさかの、敗者が退学する賭けを行った坂柳vs龍園。

1年生編で両者ともに綾小路と対決し、綾小路の実力を知る数少ない2人の潰し合いはヤバすぎる!!

個人的には2人ともかなり好きなキャラクターなので、どっちも退場しないでおくれ…とハラハラしながら次巻を待つことになりそうです。

ぶんちりー
ぶんちりー

間を取って橋本の退学で許してはくれないかい?

今回は全体を通してみると嵐の前の静けさのような、学年末試験前の準備期間のようなイベントが描かれた一冊。

ラストの爆弾は驚かされましたが、これまで影が薄かった坂柳クラスの面々が深掘りして描写されたり、坂柳を裏切った橋本の思惑や考え方が描かれていました。

橋本はある種非常に人間らしいキャラで、坂柳クラスに居ながらも龍園と取引を行い、綾小路の引き抜きを画策したりもしていました。

まさにコウモリのような男ですが、色んなものを見聞きして最も自分が利益を得るように調整する。

クラスという大枠があり、滅多なことではその枷が外れないこの学校ではある種非常に珍しい人間だと思います。

大抵の場合はクラスの不利益=自分の不利益になってしまうシステムですからね。

しかし私たちが生きる現実では、橋本のような人間は珍しくなく、むしろ沢山いるタイプでしょう。

そんな彼が”天才”たちに挟まれてどうなるのか、坂柳vs龍園の結末と一蓮托生でしょうから、楽しみにしておきたいですね。

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電子書籍の発売日について

なんで発売日がズレとるねん!!

シンプルな文句であり愚痴ですが、電子書籍版の発売日を遅らされたのは本当に意味がわかりません。

最速で読みたかったら紙で買ってね!という今更ながらの嫌がらせなんでしょうか。

アニメも山内退学でかなり盛り上がるなか、作品の勢いに水を差すような行為をする意味が正直理解できませんでした。

出版社が作品の足を引っ張るような行為に見えるので、何か意図があるなら声明くらいは欲しいもんですね。

次巻もよう実の電子書籍”だけ”発売日が遅いのか、気にかけておきたいですね。

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考察

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南雲雅とはなんだったのか

2年生編の、特に後半に入ってからは疑問だった南雲雅という存在。

当初は綾小路の新しいライバルとして、1年生編の龍園的なキャラになるのかと期待した存在でした。

オマケに3年生全体を掌握する生徒会長ですから、龍園より権力もありますしね。

ところが蓋を開けてみれば、そういったライバルにはなりきれなかった南雲。

ライバルになりきれないことが分かった後半からは、こいつは何のために居るキャラなんだ?と疑問を感じていました。

そんな疑問に対する回答が、この一冊で綺麗にまとめられていました。

南雲雅という男は、天才に憧れた凡才だった。

つまるところ、彼は非常に人間くさい、ある種親近感が湧くような存在だったわけです。

1年生編では当時の生徒会長・堀北学に、2年生編では我らが主人公・綾小路清隆に突っかかります。

その理由は至極シンプルで、彼ら”天才”に憧れ、彼らに勝ちたいと思ったからなんでしょう。

去年と一昨年、この学校でいつも騒がれていたのは堀北学だった

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 11

悪いのは堀北先輩でも綾小路でもない。その領域に達することの出来なかった自分自身なんだってな

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 11

なんとも人間くさいキャラですが、ここに来て僕の中では株が上がりました。

この人間くささが良いんですよね。

明らかな格上たちを目の当たりにし、自分の代が凡人揃いだったことを突き付けられた南雲。

しかしそこで折れずに、堀北学と同じ大学に進む選択をし、挑み続ける事を宣言する姿はちょっとカッコイイなと思わされました。

現実を理解しつつも、高みを目指し続けられるメンタリティは素直に好感が持てます。

まあそれで進学先を決めるのは、ネットリとしたストーカー気質も感じはしますが(笑)

ちゃっかり綾小路にも同じ大学への進学を勧めたりと、これまで彼の悪いところが強調されていただけで、結構いい奴なところもあるんだろうなあと想像させられて良い一冊だったと思います。

アニメでは「帆波ィ…」をしていたりとキモさ全開なので、あの頃と比べると最後に一気にイメージアップしましたね。

坂柳と龍園と綾小路

綾小路との決戦前にお互いを排除することを決め、教師の立ち合いまでつけて学年末試験にお互いの退学を賭けた坂柳と龍園。

これで現状は坂柳有栖と龍園翔のどちらか一方が退学することが確定事項となっています。

しかし、これは現状から推測される『綾小路の目的』を妨害する行為

今巻でも堀北に自分の格闘能力を明かしたり、高円寺に働きかけたりと推測の裏付けをするような行為を連発していました。

もしここで坂柳か龍園が退学してしまうと、クラス間の均衡はかなり難しくなっていまします。

坂柳有栖を失えば坂柳クラスが、龍園翔を失えば龍園クラスが没落してしまうでしょうからね。

これで退学者が出たクラスに綾小路が移籍したとしても、今度は一之瀬クラスが一歩劣る状態が改善されず一之瀬クラスを除いた三つ巴になってしまいます。

4クラスが並ぶ均衡を生み出し、各陣営の強化を促すには坂柳と龍園の両方に残ってもらう必要があるわけですね。

ここに来て綾小路にとって非常に不都合なイベントが起こっているので、坂柳vs龍園の対決は勝負の行方だけでなく、綾小路がどう介入して事を収めるのか。

綾小路の暗躍や政治的な立ち回りに注目して読み進めていきたいですね!

賭けが『自主退学する』という条件なので、単にプライベートポイントで解決することはできませんし、彼らをどう心変わりさせるのかが見所になりそうです!

よう実12巻の発売日

続きが楽しみすぎるようこそ実力至上主義の教室へ 2年生12巻の発売日は未定です!

コメント

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