ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 6巻【あらすじと感想・考察】

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ようこそ実力至上主義の教室へ

再びアニメ化が決定して勢いに乗るよう実。

そんなよう実2年生編の6巻は、前巻の補完から体育祭、そして綾小路の真の目的が垣間見えた盛りだくさん一冊でした!

※ここから先は【ネタバレ】全開です!!!

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よう実2年生編6巻のストーリー

  1. 満場一致特別試験で退学者を出した堀北クラスは、体育祭が迫る中、櫛田桔梗くしだききょう王美雨ワンメイユイ長谷部波瑠加はせべはるかの3名が一週間も欠席してしまう。
  2. 櫛田は堀北鈴音ほりきたすずねが、王は綾小路清隆あやのこうじきよたか説得に成功し、長谷部は堀北と綾小路への復讐を誓って復帰する。
  3. 体育祭では、堀北の案により堀北クラスと龍園クラスが手を組み、坂柳クラス包囲網を形成する。
  4. 綾小路の暗躍によって坂柳有栖さかやなぎありすは綾小路と共に体育祭を欠席し、作戦は成功。体育祭の順位は以下の通りとなった。

1位:堀北クラス(+150クラスポイント&個人1位×2により+400万プライベートポイント)

2位:龍園クラス(+50クラスポイント)

3位:一之瀬クラス(クラスポイント変動なし)

4位:坂柳クラス(-150クラスポイント)

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感想

よう実面白スンギ(毎回言ってる)

今巻は『体育祭』が特別試験の一冊ではありましたが、どちらかというと前巻『満場一致特別試験』の延長線上にある一冊でした。

八方美人だった櫛田の本性が暴かれただけでなく、佐倉愛里さくらあいりを犠牲(退学)にしてしまいましたからね。

堀北クラスにとっては、ここまでの高校生活でも最も大きなターニングポイントかもしれない一件です。

当然多くの生徒の心に影を落とし、3名は長期欠席。更にクラス内の女子グループもギスギスするなど、ケアに失敗すれば一気にクラスが崩壊する状況でした。

これまでならここを綾小路が色々暗躍して解決に導くところですが、今巻では堀北クラスの主要メンバーが主体となって活躍し、成長を見せてくれたのがポイント。

特に堀北は凄まじく、リベンジを渇望していた伊吹澪いぶきみおを釣って味方に引き込み、櫛田の説得を見事成功に導きました。

やり方としてもお行儀の良いスタイルからは少し離れ、櫛田を挑発したり、クラスのためでなく自身のプライドのためにAクラスを目指すよう言いくるめたり、最後はほっぺをつねりあったりと初期の堀北からは想像がつかないやり方で櫛田をクラスに復帰させました。

龍園との交渉でも、自分主体で綾小路を利用しながら上手に話を進め、龍園クラスと対等な関係で同盟を組むことに成功

結果としては100点満点で、堀北クラスは見事1位を取り、坂柳クラスは最下位、更に須藤健すどうけん小野寺おのでらかや乃の2名が個人1位を獲得するなどこれ以上ない成果を上げました。

”堀北のクラス”と呼ぶに相応しい立ち回りを見せてくれましたね。

こういったキャラクター×キャラクターのやり取りから、各々の成長や思惑などが垣間見える良い一冊だったと思います!

前巻が激動の一冊だったのもあって、箸休めをしつつも伏線回収や今後の伏線張りなど飽きさせない内容は流石の一言に尽きますね。

アニメ100話くらいやってくれ

綾小路さんがめっちゃ綾小路さんしている

他のキャラクターたちが様々な動きを見せる中、我らが主人公である綾小路さんは相変わらずダークでした。

一番ビビったのは、やっぱり終盤の坂柳とのやり取り。

既に軽井沢恵かるいざわけいの恋愛カリキュラム発言から、軽井沢との関係は純粋な恋愛ではなく終わりあるものだと考察はしていました。

とはいえ、ここまで過激な準備をするとは(笑)

描写からして間違いなく坂柳と”寝た”ふりをした写真を撮り、いつか軽井沢と別れる時に利用するつもりなのはほぼ確定。

”特別授業”といい”あ~ん”といい羨まけしからん!!!

まあ僕は坂柳もめちゃんこ好きなのでいいっちゃいいですが…悪すぎるだろこの男

遂にクラス移動も明言しましたし、最高にやってましたね。

オレは、おまえのクラスを離れる。

(略)

オレが敵になり堀北を倒すと決めたなら、それは確定事項だ。

(略)

答えは出ているのに、違っていてほしいという矛盾がある。

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 6巻

ここまで考えてきた考察が綺麗にハマって、読んでいて気持ち良かったというのが正直な感想です!

綺麗に伏線を張って、それを綺麗に回収してくれるよう実の魅力をたっぷり堪能できました。

使用期間が限定されているクラス移動権という新制度も登場しましたし、かなり綾小路にとって都合の良い展開になっていますしね。

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考察

相手にされない南雲雅の今後

あと少しクスっと来たのは、生徒会長・南雲雅なぐもみやび

3年生総動員の嫌がらせをしたり、綾小路を生徒会室に呼び出して一之瀬帆波いちのせほなみを侍らせるところを見せつけたりと、色々頑張っていた南雲。

頑張って綾小路と体育祭での勝負を取り付けたものの、あっさりと反故にされてましたね(笑)

これまでの行動・言動から南雲を好きになる要素が0だったので、このままコケにされて欲しいところ。

そんな南雲は、意味深な一言を残していました。

おまえの学年に迷惑をかけることになるかもな

逃げた代償は他のヤツに払ってもらうしかない。そうだろ?

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 6巻

これは要するに、綾小路に相手にしてもらえなかった腹いせに、2年生全体にアクションをかけるということ。

2年生全体を敵に回すということは、必然的に坂柳や龍園といった傑物を敵に回すことになります。

生徒会に所属している一之瀬や堀北は身動きが取れない可能性がありますが、坂柳と龍園はこの心配がないですからね。

正直、南雲と坂柳・龍園が戦ったとして、南雲に勝てるポテンシャルがあるとは言い難いでしょう。

綾小路が認めている2人と、相手にしない男という差が表れているように思えます。

この流れだと、南雲は綾小路ではなく坂柳や龍園といった、他の2年生の逆鱗に触れて介錯されそうな予感がしますね。

余計な事をしなければAクラスで卒業出来たのに、最後に屈辱的な敗北と絶望を味わう展開が待ち受けているかもしれないのは楽しみ。

佐倉愛里の置き土産

確定要素がほぼないので単なる憶測になりますが、佐倉が5000プライベートポイントで購入した置き土産

これは間違いなく長谷部との関係に一石を投じるアイテムになるでしょう。

これが復讐心でいっぱいの長谷部の心を解きほぐすのか、それともクラスを救う何かなのか。

全く予想は尽きませんが、キーアイテムなのは間違いないでしょう。

長谷部の気持ちは、今巻で登場した人物の中でも特に共感でき、納得できる方なので、そんな彼女を救うアイテムであることを祈りたいですね。

揺れる佐藤麻耶

何者かから相談を持ち掛けられ、軽井沢を退学に追い込めるかもしれないと吹き込まれた佐藤麻耶さとうまや

大切な友人である軽井沢と、捨てきれない綾小路への恋心の狭間で揺れる心を巧みに突かれていましたね。

綾小路の恋人である軽井沢が居なくなれば、自分にもチャンスがあるかもしれない。

望み薄だと分かっていても、恋する乙女が揺れるには十分過ぎる話でしょう。

恐らくこれこそがホワイトルームからの刺客(八神拓也かそれとも別人か…)の新たなる一手なんでしょうが、その尖兵に選ばれてしまったのは不幸としか言いようがないですね。

安泰そうに見えていた佐藤ですが、ここで一気に彼女が退学になる可能性が増してきたように感じます。

綾小路は100%自分の身を優先しますし、手塩にかけて育てている堀北クラスの成長を優先するでしょう。

ここで佐藤を切って更に悪役感を増し、軽井沢とも別れて一之瀬クラスに移動。

綾小路のプランに組み込まれて、佐藤が不幸になる展開は十分にあり得そうですね。

坂柳と綾小路のやり取り

綾小路は坂柳に対して、サービスも兼ねて自分の思惑を少し明かしていました。

まず最初に注目したいのは、綾小路は今回の体育祭を『静観』というテーマを基に過ごしていたという点。

もちろん綾小路が坂柳を欠席に誘導したからこその結果とはいえ、堀北クラスはこれ以上ない結果を出すことができました。

そして、ここに綾小路の介入は、これまでと比べるとかなり少なかったですよね。

これはつまり、綾小路のプランはかなり順調に進んでいることを示唆しています。

坂柳が『静観』というテーマを聞いただけで、綾小路のプランをある程度見抜いたことからもこれは間違いないでしょう。

そして、その後も坂柳は軽井沢との関係など、綾小路の思惑を正確に捉えていきます。

この2人のやり取り・関係から分かるように、坂柳は『天才』、綾小路は『ホワイトルーム最高傑作』として、比較的近しい能力を持っているとお互い感じているように見えます。

そのうえで、『自分の方が上』だと確信しているわけですね。

この2人のやり取りや関係から見て、綾小路が坂柳クラスに移籍する可能性は0%と言えるレベルになったでしょう。

坂柳は相応しい舞台で綾小路と決着をつけるためにAクラスを維持する。

綾小路は自身の計画のために、より都合の良いクラスへ移籍する。

双方の利害から見て、坂柳は綾小路を自クラスへ入れる理由が、綾小路は坂柳のクラスへ入る理由がないんですよね。

やはり坂柳はよう実シリーズの中でも、ラスボスに近いクラスの実力を持った強敵のままで居続けそうです。

よう実2年生編7巻の発売日

不穏な伏線に文化祭とまだまだイベントを残しているよう実2年生編。

そんなようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 7巻の発売日は未定です!

刊行ペースから考えると2022年7・8月の発売が予想されます!

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