ロクでなし魔術講師と禁忌教典 23巻【あらすじと感想・考察】

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ロクでなし魔術講師と禁忌教典

いよいよラスト!と思いきやまさかの連続刊行!

完結に向けたエンディングとして、2冊1セットとも言える23・24巻の一冊目はジャティスとの戦いを描き切った素晴らしい一冊でした!

※ここから先は【ネタバレ】全開です!!!

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ロクアカ23巻のストーリー

  1. ジャティス=ロウファンの【輝ける偏四角多面体トラペゾヘドロン】により、セラ=シルヴァースが存命の夢に閉じ込められるグレン=レーダス。しかしセリカ=アルフォネア、セラらとの会話を経て現実世界に帰還する。
  2. 固有魔術【愚者の世界】を愚者【THE FOOL HERO】へと昇華させたグレンは、システィーナ=フィーベル、ルミア=ティンジェル、リィエル=レイフォード、ナムルスの助力を得てジャティスを打ち倒す
  3. 最終決戦が終わったかと思いきや、降臨した無垢なる闇と共にグレンは次元の狭間へと消え…次巻へつづく。
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感想

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セラとのくだりがエモ過ぎるよね…

今回は打倒ジャティス!もありましたが、やはりインパクトが物凄かったのはグレンが閉じ込められた夢。

グレンの過去の象徴でもあり、グレンの失敗の象徴でもあるセラ。

そんな彼女が生きている世界線で、違和感を感じつつも幸せな時間を過ごすグレンはなかなかグッときました。

夢に閉じ込められる系のストーリーでは定番の内容とはいえ、そこは流石ロクアカ。

これまで丁寧に積み上げてきたグレンの人物像があるからこそ、セラやセリカと再び会うグレンの気持ちはグレン以上に伝わってきました。

ぶんちりー
ぶんちりー

セリカの存在がデカすぎるんよ

そしてグレンの代名詞であった【愚者の世界】が神秘へと昇華され、教え子たちと共に勝利。

王道の流れでありながら、読んでいて満足感のある内容でした!

そしてまだ解決されていなかった最後の問題。

無垢なる闇が登場して最終巻に続く…と。

ジャティスとの戦いは正義vs正義という、ある意味非常に人間らしい闘いでもありました。

傍から見るとトンデモイカレ野郎ですが、ジャティスはジャティスで彼なりの正義があり、彼の物語ではれっきとした主人公と言える人物ですからね。

そして最後の戦いは、それとは一線を画す正義vs悪。

王道の展開で綺麗に風呂敷を畳んでいるので、ラストも今回みたいに綺麗になるかな?とワクワクしています。

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考察

残された伏線

羊先生あっぱれ!と言うべきなくらい、綺麗に伏線を回収して風呂敷を畳んでいる本作。

残すところ1巻なので、残っている伏線は非常に少ないです。

ジャティスがグレンに異常なほどこだわる理由もキチンと描かれましたし、本当に丁寧に回収してくれてますね。

そんな中でも未だ未回収であり、フォーカスしたいのが次の2つ。

  • 旧神《神を斬獲せし者》グレン=レーダス
  • システィーナに託された【輝ける偏四角多面体トラペゾヘドロン

前者は無垢なる闇の口から語られた部分はありますが、数多くの世界を渡り歩き無垢なる闇と戦い続けるグレンの在り様を指している言葉ですね。

今巻の冒頭では数多くの世界を渡り歩き、正義の魔法使いとして戦い続けるグレンが描かれていました。

恐らく次巻でグレンと無垢なる闇の関係、そして長きに渡る戦いの決着が描かれるでしょうし、グレンの果てしない戦いの辛さが描かれるでしょう。

そんな戦いの決着に絡むのは、ジャティスが最後に託した【輝ける偏四角多面体トラペゾヘドロン】。

一度蚊帳の外に追い出されたシスティーナ達ですが、彼女たちを再び舞台の上に上げるアイテムは間違いなくこれでしょう。

だからこそこれまでのループとは異なる結末を生むためのアイテムとして高須九郎とジャティスが生み出し、グレンの一番弟子であるシスティーナに託されたはず。

とても綺麗な流れなので、システィーナたち『残された側』のストーリーも楽しみにしたいですね!

ロクアカ24巻の発売日

2か月連続刊行で完結へと向かうロクでなし魔術講師と禁忌教典 24巻の発売日は2023年11月17日です!

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