待ちに待った発売を迎えたポケットモンスター スカーレット・バイオレット
僕はもう楽しすぎるのとワールドカップとのダブルパンチで生活習慣が崩壊しました(笑)
ポケモンSVを買おうか迷っている方、色んな意見を見てみたい方必見です!
※この記事はほぼネタバレなしです!
購入したバージョンとプレイ状況
レビュー前に僕がプレイしたバージョンとプレイ状況を明記しておきます。
ハード:Nintendo Switch Lite – ターコイズ
プレイ時間:約60時間
進行度:クリア済み、パルデア図鑑コンプリート目前、対戦環境整え中、レイド周回中
補足①:バイオレットを購入した友人アリ
補足②:ポケモンSVで一緒に盛り上がれた友人アリ
モニターに写してプレイなどはできないですが、今作はSwitch Liteでもそこまで問題ないと感じています。
プレイ状況も図鑑コンプ一歩手前まで来ているので、このゲームの総評を言えるところまで進んでいると思います。
一言で感想を述べるなら
歴代No.1ワクワク
僕は今作は良いところも悪いところも沢山ある話題作だと思っていますが、プレイしていて一番感じたのは圧倒的ワクワク感。
発売前のPVなんかも凄かったので、正確には買う前からクリアまでずっとワクワクしていましたね。
PVなどでも強調されていた、『自由に』、『思いのままに』、『君だけの冒険を』といったオープンワールドRPGの醍醐味とも言えるキャッチフレーズ。
これとポケモンというタイトルの完全融合で、半端じゃないワクワク感が味わえる作品となっていました。
最初のポケモンを選んで冒険に出た時の、ポケモンが歩き回っている世界を目の前にした時の興奮と高揚感は今でも鮮明に覚えています。
新しいエリアに行く度に新ポケモンから昔馴染みのポケモンまで、誰が居るのかと胸が躍りました!
良かった点
オープンワールドとポケモンの完全融合
今作の目玉は何と言ってもポケモンと完全融合したオープンワールド要素。
もちろんポケットモンスター アルセウスもオープンワールドのポケモンとしてリリースされていましたが、従来のポケモンからはかなり毛色の変わったゲームとなっていました。
ヒスイのすがたがあったとは言え、新ポケモンの数も限られてはいましたしね。
そんな中本作はポケモンのメインストリームの作品という事もアリ、定番のジム巡りや四天王からのチャンピオン戦、○○団とのバトル、ライバルとの切磋琢磨などがバッチリ搭載。
これらがオープンワールド要素に上手くブレンドされており、3本あるストーリーをどの順番で、どのように進めてもOK!という風になっていました。
レベル差などを気にしないのであれば、挑戦する順番すら順不同です。
そして野生のポケモンとの遭遇も完全にシンボルエンカウント(歩いているポケモンに触れてバトル)になり、ポケモン剣盾のワイルドエリアを正統進化させたようなデザインになっていました。
見たことあるポケモンから見たことないポケモンまで、色んな出会いを楽しみながらパルデア地方の各イベントを回っていくのにはオープンワールドならでは、そしてポケモンならではのワクワク感がしっかりと感じられましたね。
ハートウォーミングなストーリー
ネタバレは控えてぼかしながらお話しますが、今作はメインストーリーにかなり力が入っているように感じました。
前作・ポケモン剣盾のストーリーがサッパリ目だったのがイマイチな人気だったのもあってか、王道のハートウォーミングなストーリーに仕上げてきましたね。
ポケモンという素晴らしい土台があるからか、王道の感動ストーリーでもグッと来るものがありましたし、分かっていてもワクワクする演出がポケモンの強みを活かしているなと感じました。
ポケモンというコンテンツが好きであればあるほど、グッと来るシーンが多いと思いますね。
また、今作は『伝説のポケモン』であるコライドン・ミライドンが従来とは異なり、パートナー的な立ち位置だったのも上手く活かされていました。
”愛着”という観点では、歴代の伝説No.1間違いなしです。
この子たちは非常に表情豊かなのもあり、ストーリーをいい具合に盛り上げてくれているのもポケモンならではとても良かったですね。
大満足のボリューム
ストーリーに通じる部分もありますが、今作は大満足のボリューム。
これまたポケモン剣盾の反省を活かした部分もあるか、はたまたオープンワールドだからか。
ストーリーも3本柱ですし、登場ポケモンもパルデア図鑑はNo.400までとボリューミー、クリア後のやり込み要素もバッチリなのでボリュームという観点では文句なしです!
このボリュームのオープンワールドなのに、Nintendo Switchのオープンワールドタイトルではトップクラスに安価なのも嬉しいポイント。
テラスタルの魅力を感じさせるジム戦
これは対戦勢だったのもあるかもしれませんが、ジム戦はテラスタルの魅力を存分に感じさせてくれるように思えました。
センスがいいな!と友人との話でも盛り上がりました。
前作のダイマックスと比べるとインパクトや対戦に与える影響こそ控えめなものの、これまでの要素とは異なる『タイプ変化』の魅力を存分に感じさせてくれましたね。
この特性ならこのタイプが強いのにな…と思われていそうなポケモンが”そのタイプ”になったり、一見不利な対面を有利に作り変えたり。
これを予想外のタイミングで当てられたら一気に形勢逆転があるぞ!というイメージが鮮明に湧くジム戦となっていました。
後述の育成の緩和も大きかったですが、僕が今作も対戦をやろう!と思う一番の動機はテラスタルに魅せられたからです。
そしてそのテラスタルに魅せられるキッカケとなったのが、ジムリーダーたちとの対戦だったのはゲームとして本当に素晴らしいデザインだと思いますね。
気軽に遊べるようになったオンライン対戦
クリア後の要素として僕が滅茶苦茶高く評価しているのは、対戦が物凄くやりやすくなったこと。
いわゆる厳選と呼ばれる作業が超大幅に緩和されて、誰でも気軽に対戦を楽しめるようになってきているんですよね。
剣盾のレンタルパーティーなどもそうですが、対戦の敷居を下げよう!という意識が更に見られて嬉しいところ。
特に今年は社会人になってしまったのもあって対戦は諦め気味だったのと、もっと対戦人口が増えて欲しいなと思っていたのでダブルで嬉しかったですね。
1パーティー揃えるくらいなら、トップティアのパーティーでも場合によっては1時間ちょいで完成させられるので、本当に良い時代になったと高評価です。
緩和された要素をまとめるとこんな感じ。
- 個体値を最大にするアイテムが20000で買える
- 性格を変えるアイテムが20000で買える
- 特性を変えるアイテムが10000で買える
- 夢特性にするアイテムがレイドでドロップする
- タマゴ技をピクニックで覚えさせられる
- テラスタルを変えるアイテムがレイドでドロップする
クリア後のトーナメント周回やレイド周回で対戦環境が整えられ、従来の卵孵化厳選をしなくて良いので凄く楽になりました!
過去作から引き継がれた人気仕様
- 手持ち全員に経験値が入る
- PC前以外でもボックスが使える
- ひでん技を覚えさせる必要がない
- 高なつき度で戦闘中に急所・回避・状態異常回復・HP1耐えなどが起こる
- モンスターボールでの捕獲時にクリティカル判定がある
一度便利なシステムを味わってしまった後に当時の不便なシステムに戻るのは辛いところなので、ここはとてもグッドだったと思います。
高なつき度の戦闘中イベントはここぞで発動するのもあり、愛着がグッと湧きましたね!
便利でよりポケモンたちへの愛情が深まるシステムの継続は間違いなく良かったと言えるでしょう。
悪かった点
数多くのバグ
バグに関してはいくつもあり、海外ではレビューが大荒れなんてこともある本作。
僕が見た中で特に気になったのは以下の4つ。
- ボールやポケモンが地面に埋まる
- カジュアルマッチで命中90以下の技が初手で必ず外れる
- テラスタルレイドで攻撃すると何故か相手が回復する
- 四天王戦などのBGMがイントロでループしてしまう
どれもなかなかに気になってしまうバグで、ここは明確なBadでした。
ただ、後述の挙動とバグを合わせてもそれに勝る楽しさがポケモンSVにはあるので、多くのポケモンファンからは真っ先に『楽しい!』『最高!』という声が上がっているんだと思います。
不安定な挙動
前述のバグ以外にも不安定な挙動は数多く見られています。
突然ゲームがエラーを吐いて落ちてしまったり、FPS(フレームパーセカンド)がガクっと落ちたり、異様に重いエリアがあったりなど。
その中でも一番気になっているのはボックスの挙動。
かなり重くてロードが遅いですし、ページを切り替えるごとにこの激遅ロードが入ってしまうのはかなりストレス。
ボックスは頻繁に使用するので、ここの挙動が不安定なのは修正が入らない限り永遠に悩まされそうですね…
エラー落ちもかなり怖く、頻繁にレポートを書く癖がついてしまって没入しきれない事が多かったのも残念でした。
おしゃれ要素の物足りなさ
ポケモン剣盾を体験してまだ3年なのもあり、今作のおしゃれ要素にはかなり不満が残りました。
ストーリー中は学生なので制服着てね!というのは分かるんですが、せっかく剣盾などでは幅広いファッションを楽しめたのに…と思わずにはいられない服装縛りのキツさ。
服は制服の4種類(春・夏・秋・冬)しか選べず、帽子や靴などのワンポイントでしかおしゃれが楽しめないのはう~んといったところ。
僕は男キャラを使っていますが、女キャラでスカートを着れないのも不満が出ているイメージです。
ここら辺はDLCに期待ですかね。
マゾすぎるテラスタル変更
変更できるのは良い点として挙げましたが、変更アイテムの要求量はマゾ過ぎるなと感じています。
せっかく育成が緩和され、テラスタルという非常に面白いシステムが実装されたのに、肝心のテラスタイプを色々試すというのが非常に面倒な仕様になっています。
1回で5個くらいしかドロップしないアイテムを、50個使うのは育成の大きなストッパーになっていてなんでやね~~~んとなっていますね。
賛否両論ありそうな点
簡単になった色違い厳選
本作の『ピクニック・料理』要素によってかなり楽になった色違い厳選。
色違いが入手しやすくなったのは非常に嬉しいと僕は感じています。
ただ、きっと同じくらい色違いの”希少性”に価値を見出してモチベーションを高めていた方も多いはず。
シンプルに欲しい!対戦で使いたい!一緒に冒険したい!
こういった方からは好評な反面、クリア後のやり込み・コレクター要素として楽しんでいた方からはかなり不評なんじゃないかなというポイントです。
こればっかりは両方を満足させることは難しいので仕方ないですね。
テラスタルレイドの仕様
もう1つはテラスタルレイドの仕様。
コンテンツとしてはやり込み要素としての難易度の高さをしっかり持っているこのレイド。
こう聞くとやりごたえがあって楽しそう!協力のし甲斐があるじゃん!という意見もあるかと思います。
もちろんこの観点から楽しんでいる方も多いでしょう。
しかしながら、このレイドは育成の緩和でお話した通り、ポケモンの育成に大きく関わっています。
色違い厳選にも関わっていますね。
このため必然的に、楽しみに来ているかどうかを問わずレイドをやる人が無数にいます。
シールドの仕様や難易度の高さもあって、アイテム目当てでレイドをしている層は特定のポケモンと動きで効率良く倒す事を至上としていて、カジュアルに遊びたい層との意識の乖離が起こってしまっているのが現状。
ユーザーによって”そもそものコンテンツとして”の評価が変わっているポイントなので、賛否両論かなと思います。
レイドのバグの多さは多分満場一致で不評なので、これとは違った観点でも賛否両論なんだよという事ですね。
総評
改めて良かった点・悪かった点・賛否両論な点をまとめるとこんな感じ!
色々と書きましたが、一言感想で述べたように『歴代No.1ワクワク』をたっぷり味わえる神ゲーなので、公式のエド・シーランが歌うCelestialのPVなどを見てから買ってみてはいかがでしょうか!
今見てもこのPVはぶちアガる
初めてのポケモンでも、久しぶりのポケモンでも、毎度恒例のポケモンでも、必ずワクワクしながら冒険できるはずなので超オススメです!
お子さんがいらっしゃる方ならお子さんと一緒に2台でプレイしても最高に楽しめるはずですよ!
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