【ポケモンSV】ゼロの秘宝・後編の感想あれこれ

sv-dlc-cover ポケットモンスター
ポケットモンスター

まさかの追加ストーリーが無料配布されることが決定!

ひとまずゼロの秘宝後編・藍の円盤をクリアしたので感想をまとめていきます!

今回は若干辛口めなので、ポケモン大ファンの方はそのつもりで読んでいただければ幸いです。

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※この記事はPRを含みます

購入したバージョンとプレイ状況

レビュー前に僕がプレイしたバージョンとプレイ状況を明記しておきます。

ハード:Nintendo Switch Lite – ターコイズ

ソフト:ポケットモンスター スカーレット DL版 & ゼロの秘宝 DL版

プレイ時間:約10時間

進行度:クリア済み、キタカミ図鑑コンプリート

モニターに写してプレイなどはできないですが、今作はSwitch Liteでもそこまで問題ないと感じています。

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感想を一言でまとめるなら

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微妙

う~~~ん微妙。

対戦環境の変化や新テラスタル、ポケモンを愛でられるシンクロマシンあたりは満足でしたが肝心のストーリーや図鑑埋めはイマイチだったかなというのが僕の感想になります。

やはりテラパゴス、もっと言えばテラスタルの謎に迫るストーリーを期待していたので、不完全燃焼感が強いのが原因なのかなと思いますね。

これは僕の周りでも結構多かった意見で、期待と違うベクトルのストーリーだったのでチョット…といった印象があるのかなといったところです。

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良かった点

BW要素の存在

僕はBW未プレイですが、それでも感じられたBW要素は素晴らしかったと思います。

今回舞台となるブルーベリー学園がイッシュ地方ということで、様々なBW要素が散りばめられていたようですね。

ポケソルさんの動画などで耳にするホドモエシティのBGMアレンジや、BWのジムリーダーと血縁関係のありそうな四天王、イッシュ地方をモチーフにしたマップオブジェクトなどBW世代にはたまらない愛が込められていたんじゃないでしょうか。

ぶんちりー
ぶんちりー

ホドモエシティのBGMマ~~~ジで癖になる

歯応えのあるバトル

今回のDLCで感じたのは、NPC戦がかなり歯応えのある内容になっていた事。

ダブルバトルなのもあり、普段プレイするシングル以上に歯応えが感じやすかったですね。

四天王戦はほぼ全員きあいのタスキを採用していたり、各々ステータス差を覆す戦術(トリルやおいかぜ等)、相性補完の取れた選出などしっかりしていた印象です。

伝説のポケモンに高火力範囲技を覚えさせているならともかく、普通の旅パで同レベル帯だとかなり歯応えのある戦闘になっていたと思います。

もちろん難しいと感じたら、飴やアイテムでステータスを伸ばしたり、どうぐ連打でゴリ押しも出来るのでいい塩梅だったと言えるでしょう。

新テラスタル

本DLCの目玉でもあり、SVならではの追加要素である新テラスタル『テラスタイプ:ステラ』

全タイプの技が強化されるだけでなく、細かい仕様も色々あって対戦環境に新しい風を入れている印象がありますね。

藍の円盤配信前は環境上位がかなり固定化していたので、単なる新ポケモンの追加とは違う方向で変化を加えてきたのは嬉しいところ。

既に解禁済みのポケモンで、考察されつくした感があるポケモンにも新たな考察要素が生まれるので対戦勢的には超ありがたいポイントでしょう。

テラスピースの緩和

元が渋過ぎた感は否めませんが、超嬉しいのがテラスピースの緩和

テラスタイプ変更後にリセットする裏技も封じられ、ライト層から廃人までみんな等しく苦しんでいたテラスピースが集まりやすくなったのは間違いなくGood。

狙ったテラスピースを集めるというよりは、切らさないようにストックしていく感じになるでしょうが、それでもこれまでの苦行っぷりから考えたらだいぶありがたいですね。

代わりにニンフィア金策が封じられたものの、伝説ポケモンやアイテムで出来ない事はないですし、連コンがあれば何とかなるのでテラスピース緩和の方がデカいかなと思いました。

まあ対戦勢を増やしたいなら育成要素はもっともっと緩くした方がいいと思うので、始まりの一歩とも言えますがね。

ぶんちりー
ぶんちりー

育成要素にレイドを絡めてくるの、もうやめようね?

シンクロマシン

最後に、ポケモンを愛でたい人には超嬉しい新機能・シンクロマシン。

自分がポケモン操作し、ポケモンを後ろから眺める視点で動き回れる神機能です。

これはもう120点満点。

今作で大人気のパモやドオーはもちろん、僕が大好きで今回解禁されたマホイップとエルフーンを更に愛でられる神機能には感謝しかないです。

やっぱポケモンって愛着のある子がいて、その子を愛でたい!って気持ちもデカいですからね。

ポケモンというIPならではの、素晴らしい機能だったと思います。

次回作以降もこの機能は標準搭載して欲しいくらいですね。

悪かった点

テラパゴス関連のストーリー

追加のストーリー配信が決定したので評価が上がるかも?

個人的に一番残念だったのが、テラパゴス関連のストーリー。

本編ではエリアゼロに入ってからの展開が素晴らしく、あのストーリーがポケモンSVの評価を大きく上げていると感じていました。

そんなエリアゼロの最深部に眠る伝説のポケモン・テラパゴスとなれば当然期待は高まるわけです。

おまけに新テラスタル・ステラタイプを持つとなれば、深掘りに深掘って欲しいですよね。

ところが残念ながらテラパゴスは最後にチョロっと登場する程度で、スグリのための舞台装置感が否めない扱いとなっていました。

多分テラパゴス関連のストーリーだけに絞れば、1時間とかからず終わりますし内容も薄味オブ薄味。

本作の伝説はコライドン/ミライドン・オーガポンと両者ともに登場からラストまでかなり期間があって、物語のラストにはかなり愛着が湧く存在となっていました。

一方テラパゴスは、本当に最後に登場しただけなので愛着も前者と比べると少な目。というか無い。

せっかくエリアゼロにもう1度足を運ぶのだから、謎の多いエリアゼロとテラスタルに焦点を当てて欲しかったなという感想でした。

僕みたいにテラパゴス関連のストーリーに期待していたユーザーは、かなり肩透かしを食らったんじゃないかなと思いますね。

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?なキャラの行動

後編になって感じたのは、キャラを活かしきれていない感。

これは恐らくストーリーの大半がスグリに焦点を当てている割に、風呂敷だけは色々広げたので他が超薄味になっているからでしょう。

例えばブライア先生。

鋭い目つきやテラスタルへの強い関心など、裏の顔があるんじゃないか説が囁かれていたキャラクターでした。

これはエリアゼロに入ってからも感じるところで、スグリを止めるどころか煽り立て、テラパゴスが暴走する一因となっています。

これが何か裏の顔があって、その目的のために動いていた!とかだったら納得なんですけどね。

実際はただのテラスタルバカだったという落ちて、お前本当に教師か??と疑問を感じざるを得ませんでした。

スグリの闇落ちもテラパゴスに操られている?裏で誰かが糸を引いている?ともっこの影響を受けた?などなど色んな考察がありましたが、蓋を開けてみれば本当にただグレただけ

そういうストーリーではあったんですが、暴れ散らかすには理由が薄くね?ただのヤバイ子じゃん?と感じてしまう部分もありました。

姉のゼイユに抑圧されている描写などはあったものの、スグリが溜め込んだものをもっと描写しないと爆発デカすぎじゃね?と感じるのは自然かなと思いますね。

匂わせだけして、蓋を開けると全然そんなことはなかったよ!といった展開が多かったので、こういったキャラクター達の行動が不自然に思えるのはマイナスだったと思います。

これもストーリーのシナリオが原因と言えばそうかもしれませんが。

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カキツバタ

先にカキツバタが好きな人に謝っておきます。ごめんなさい。

個人的な最大不快ポイントはカキツバタ。

スグリが闇落ちする前のブルーベリーリーグチャンピョンで、現在の序列は2位。

この男がマジで不快なのは、主人公がスグリを倒した後にネチネチとスグリを煽るところ。

そもそも主人公がブルーベリーリーグに挑戦する流れも、自分が敵わないスグリを主人公に倒してもらおうという魂胆がありました。

スグリの高圧的な姿勢は褒められたものではないですし、部のためにスグリを止めてもらおうというなら理解はできます。

ところが唐突にスグリを煽り始め、お前の行動原理はただの私怨かよ…となりました。

性根が腐ってるだろ。

あのな、スグリに負けたままのお前がスグリを煽るな。

主人公(俺)の威を借りて煽るな。

煽る権利があるのは勝った俺だ。お前じゃない。

元チャンピョンとスグリを煽っていたけど、君は元チャンピョンどころか元2位の現3位だよね???

とまあ最高にダサいムーヴをかまし、ただ不快な印象を与えてきただけのこの男。

スグリに自業自得、因果応報といった罰を与える立ち位置だったのかもしれませんが、その手段が余りにもダサく陰湿だったのでシンプルに不快でしたね。

これが悪役なら最後に成敗してカタルシス!となりますが、そういったポジションのキャラでもないのでモヤモヤだけが残ります。

子供たちは僕のブログなんか見ないかもしれませんが、カキツバタを反面教師にして育ってくれることを祈ります。

賛否両論な点

スグリ関連のストーリー

追加のストーリー配信が決定したので評価が上がるかも?

個人的には良かったものの、人によっては不満が残ったのが藍の円盤でメイン中のメインであるスグリ関連のストーリー。

スグリが紆余曲折、色んな失敗を重ねた末にゼロの秘宝を手に入れるという流れで、ポケモンにしては珍しくかなりリアリスティックな内容になっていました。

本編のスター団ストーリーにあるいじめ問題といい、SVは結構リアル寄りのストーリーが多いですよね。

そんなわけで、スグリのストーリーは見方によってはスグリが挫折を繰り返すストーリーでもあります。

そしてその原因とも言えるのが、圧倒的主人公パワーでスグリを薙ぎ倒し続ける僕たち。

こういった関係があるので、ハッピーな気持ちになれないという意見やスグリが不憫すぎるといった意見が出るのも分かりはします。

ただ繰り返しになりますが、多くの挫折を経て本当に欲しかったモノ(ともだち)に気付き、それを手に入れるという流れはいいストーリーだったんじゃないかなと思いますね。

幸い無料アップデートで続編が配信されることが決定しているので、そこでスグリに更なる救いがあれば満点と言えるでしょう。

総評

ポケモンSVのDLC『ゼロの秘宝 後編』の感想をざっくりまとめると以下の通り。

  • 散りばめられたBW要素
  • 歯応えのあるダブルバトル
  • 新テラスタル・ステラ
  • テラスピースの緩和
  • シンクロマシン
  • 薄味なテラパゴス関連のストーリー
  • ?なキャラの行動
  • カキツバタ
  • スグリ関連のストーリー

DLCの後編は前編同様のボリュームで、ストーリーだけなら4~5時間程度。

追加要素が色々あるからこんなもんかな…といったボリュームで、後日配信予定の追加ストーリーがかなり良くない限り本編ほどのクオリティではないというのが僕の感想。

買って損する内容ではないですが、本編終盤の感動には及ばなかったですね。

これに関してはハードルが高すぎた感もあるので、十分楽しめる内容だと思います。

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