魔王学院の不適合者 13〈下〉巻【あらすじと感想・考察】

maohgakuin13_2cover 魔王学院の不適合者
魔王学院の不適合者

表紙の2人が表紙に相応しい大活躍!

これまで銀水世界編の中心に居た災淵世界イーヴェゼイノの衝撃の事実も明かされた一冊でした!

※ここから先は【ネタバレ】全開です!!!

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魔王学院13下巻のストーリー

  1. 瀕死の聖剣世界ハイフォリア先王・オルドフを発見したレイ=グランズドリィとバルツァロンド・フレネロスはオルドフと災人イザークの盟約を知る。
  2. 盟約を知ったバルツァロンドは聖剣世界を敵に回してでも聖剣世界と災淵世界の争いを止めることを決め、魔王学院に加勢する。
  3. アノス=ヴォルディゴートは渇望の災淵にこの争いの元凶があると睨み、暗躍していた隠者エルミデを炙り出す。
  4. 隠者エルミデの絡繰神を退けたことで災淵世界イーヴェゼイノは聖剣世界から撤退し、レイが災人イザークの説得に成功し一件落着となる。
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感想

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レイの圧倒的勇者っぷりたまんねえ~~!

今回は表紙にもなっているレイとバルツァロンドがメインで、レイの勇者らしさが目立つ内容でした。

アノスにも勇者カノンとして全幅の信頼を置かれており、前世から強い絆で結ばれるだけの事はある…そう思えるような大活躍っぷりでしたね!

今巻の主人公はレイだったと言っても過言ではない活躍ぶり。

オルドフの死に際にレブラハルドとして振る舞ったり、バルツァロンドの背中を押したり、災人イザークに立ち向かったりとまさに八面六臂の大活躍。

だけど、もしも…もしも、真の虹路を見られるときが来るとすれば

それは、私たちの後ろにできるものだと思う。迷い続け、それでもまっすぐ歩んだ私たちの、その後ろに

魔王学院の不適合者 13〈下〉

こんなんスッと言えるのは世界広しと言えどお前だけよ!

今回のレイはとにかくカッコよくて読んでいて惚れ惚れとしちゃいましたね。

また今回は聖剣世界と災淵世界の争いを止めるという展開もあり、各地で魔王学院の面々が活躍する姿も見れました。

特にシンの活躍は良かったなという印象。

前巻で手にしたシルク=ミューラーの剣を手に、最後は2つの異なる属性を合わせる秘奥合一でガルンゼストに勝利。

恐らく新たに登場した秘奥合一という技を一瞬で会得しただけでなく、ガルンゼストにも出来なかった2属性の融合までやってのけました。

いよいよ本当に銀水世界No.1の剣士として名が轟くんじゃないか…そんなレベルの強さになってきたように思えます。

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考察

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レイに残された1か月

僕が聖王になる

魔王学院の不適合者 13〈下〉

衝撃の一言でイザークの説得に成功したレイ。

イザークはかなりご満悦のようでしたが、それでも彼から与えられた猶予はたったの一月

そもそもミリティア世界の住人であるレイが聖王、つまり聖剣世界ハイフォリアの王になるというのは無理ゲーでは?というレベルの話。

一生かかっても無理かもしれないこの難題を、一月で達成しなければなりません。

少なくともイザークが納得するだけの進捗は必要でしょう。

確かにレイは霊神人剣エヴァンスマナに選ばれた勇者ですから、ハイフォリアにおいても一定の発言力を認められる可能性はあると思います。

現在のエヴァンスマナの使い手はレイですしね。

ただそれだけで聖王まで登り詰められるかと言えば、もちろんNO。

確かにエヴァンスマナに選ばれた勇者ではあるものの、ハイフォリアの人々からは未だにミリティア世界の住人として認識されている状況ですからね。

一月でこの難題を達成するには、レイ自身の株を上げるだけではどう頑張っても不十分に思えますので、現聖王レブラハルド側の株が何らかの形で下がる必要もありそうです。

オルドフ殺しの犯人は?

今巻では謎のままとなった先王・オルドフを死に至らしめた犯人。

オルドフの死因は根源に突き刺さった《魔深根源穿孔凶弾ベリアリウス

バルツァロンド曰く、魔弾世界エレネシアでも、大提督ジジ・ジェーンズのみが扱える魔弾魔法とのことでした。

つまり状況だけ見れば、犯人は大提督ジジ・ジェーンズということになります。

しかし本当にそうなのか?というのは気になるところ。

あまりにもあからさま過ぎますし、この件に関して魔弾世界が何のアクションも起こしていない事、一見するとそこまでメリットがあるように思えないことがどうしても引っ掛かります。

銀水世界で暗躍する隠者エルミデの存在も明かされましたし、この一件も何者かが仕組んだ可能性の方が高そうですよね。

そこでもう1つ気になるのが、聖王レブラハルド。

バルツァロンドを以てして、彼はもう別人だと評されるほど昔とは変わってしまったレブラハルド。

オルドフの死に対しても嫌にサッパリしているように見えましたし、レブラハルドにはまだまだ裏があると見て良さそうです。

その”裏”こそが、オルドフの一件に関わっている可能性は大いにあると思いますね。

メタ的な考え方になってしまいますが、ハイフォリアがひっくり返ってレイが聖王になるとしたら、レブラハルドがオルドフ殺しに関わっているくらいのどんでん返しは必要ですしね。

この一件はまだ続きそうなので、次巻以降も要注目です!

魔王学院14巻の発売日

魔王学院の不適合者 14巻の発売日は2023年9月8日です!

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