パッチ7.0のグラフィックアップデートからReShadeやGShadeが正常に動作しない!
なんかぼやける!黒塗りになっちゃう!
こんなトラブルに遭遇したので、正常に動作するまでの対応をまとめてみました。
はじめに
FF14の新拡張パッチ7.0『黄金のレガシー -Dawntrail-』が発売され、大幅なグラフィックアップデートが行われました。
そこで発生したのがシェーダーのトラブル。
ReShadeやGShadeが上手く動かない!という問題ですね。
筆者の場合は、ReShadeの多くのプリセットで画像のようにキャラクターが黒塗りになったり、そうでなくてもぼやけたりしてしまいました。
今回は筆者が暫定対処として行っているトラブルシューティングを紹介していきます!
2つの原因
今回の問題は2つの異なる原因が重なった結果になっていると思います。
- FF14側のDepth Buffer(被写界深度)の仕様がグラフィックアップデートに伴い変更された
- アップスケーリング(AMD FSR・NVIDIA DLSS)により、被写界深度が変化してしまう
どちらも被写界深度関係ではありますが、それぞれ原因は別です。なので、対処法も別になります。
この被写界深度がおかしくなったため、変にぼやけたり、シェーダーが上手く動作せず黒塗りになったりするのだと思います。
もしかしたら他にも原因はあるかもしれませんが、筆者が認識しているのはこの2つです。
他に情報があればコメント欄やTwitter(自称X)のDMまでお願いします!
①:Depth Bufferの対処法
まずはDepth Bufferの設定をReShade側で対処する方法から。
GShadeもベースはReShadeなので、同じような設定項目があると思います。
ReShadeの設定画面から、『RESHADE_DEPTH_INPUT_IS_REVERSED』の値を0から1に変更します。
変え方は以下の通り。
- ReShade Settings
- Home
- Edit Global Preprocessor Definitions
- RESHADE_DEPTH_INPUT_IS_REVERSEDの値を0から1に変更
②:アップスケーリングの対処法
次にアップスケーリングの対処法。
AMD FSRとNVIDIA DLSSのどちらを使っているかによって、対処法が変わってきます。
アップスケーリングを使用していない場合は、この対処は不要です。
また、アップスケーリングを利用すると少し見た目が悪くなるのは、原理的に現状は対処が難しいです。
AMD FSRを使っている場合
FSRの方は問題が多く、Nvidia RTXシリーズのグラフィックボードを使っている方はDLSSを使用することをオススメします。
RTXシリーズ以外を使っている方の対処法は2つ。
対処法①
シェーダー使用時(撮影時)はFSRをオフにする。
いちいち設定を変えるのは面倒ですが、シンプルな方法です。
対処法②
ReShadeの設定を調節します。
まずはFF14のFSRの値を固定し、その値をメモします。(値をfとします。)
ReShadeの設定用の値をgとして、g=1/(f×0.01)を計算します。
RESHADE_DEPTH_INPUT_X_SCALEとRESHADE_DEPTH_INPUT_Y_SCALEの値をgに変更します。
変え方は以下の通り。
- ReShade Settings
- Home
- Edit Global Preprocessor Definitions
- RESHADE_DEPTH_INPUT_X_SCALEとRESHADE_DEPTH_INPUT_Y_SCALEの値を変更
例えば、FSRの値を50にしたとしましょう。
f=50なので、g=1/(50×0.01) =2。
以上から、RESHADE_DEPTH_INPUT_X_SCALEとRESHADE_DEPTH_INPUT_Y_SCALEの値を2に変更します。
FSRの値は画面が綺麗になるお好みの値で大丈夫です。
NVIDIA DLSSを使っている場合
DLSSの場合は対処不要です。
恐らくDLSS側の機能で、帳尻合わせがされている模様。
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