テイルズオブアライズ最高だったぜ!!!
ここ最近のJRPGではNo.1と言っても過言ではない名作でしたので、今回はTales of Ariseの感想とレビューを良かった点と悪かった点に分けながら紹介していきます。
TOARISEを買おうか迷っている方、初めてのテイルズオブシリーズに挑戦しようか悩んでいる方、一度はテイルズから離れてしまった古参ファンの方、オススメのゲームをお探しのゲーマーの方必見です!
※この記事はほぼネタバレなしです!
購入したバージョンとプレイ環境
レビュー前に僕が購入したバージョンとプレイ環境を明記しておきます。
プレイフィール、特にグラフィックやゲームシステム・難易度はここに大きく左右されますからね。
- プラットフォーム:Steam(PC)
- バージョン:通常版
- PCスペック:GTX1660Ti・Intel i7-9700・SSD搭載
- 操作方法:コントローラー(Logicool F310r)
- DLC購入:なし
だいだいどのゲームもフルHD(1080p)で遊べて、ロードはサクサク。コントローラーも少しキーが硬いけど不満はないものを使っているといった感じですね。
プラットフォームがSteamだったのでコントローラートラブルがありましたが、これも難なく解決しました。
感想を一言で述べるなら
良質なJRPGで大満足
これに尽きますね。
ヴェスペリアやグレイセスfの頃と比べると、ブランドとしてだいぶ落ちぶれてしまったテイルズオブシリーズ。
そんなテイルズ再建の大きな一歩となり得る素晴らしいクオリティのJRPGでした!
テイルズオブシリーズのマザーシップタイトルとして見ても、1つのフルプライスRPGとして見ても間違いなくオススメできる作品に仕上がっていたと言えるでしょう!
僕が元々テイルズオブシリーズのファンだとはいえ、ここ数年で登場したJRPGの中ではNo.1であり、名作だったと声を大にして言いたくなる作品ですね!
良かった点
それではまずは僕が特に良かったなと感じている点を6つ紹介していきます。
全体的なストーリー
ストーリーは全体で見ればかなり良かったと思います。
近年のテイルズに見られる陰鬱な感じではなく、『一切犠牲を出さずにみんなを救いたい』という甘ったれに甘ったれた理想を主人公たちが追い求める王道ストーリー。
レナ人がダナ人(主人公たち)を支配するという過酷な世界で理想を追い求める姿はいい対比であり、いいマッチングでしたね。
やっぱそうきたか!という王道の展開と、アッと驚く展開や驚愕の事実がいい塩梅で飽きずに楽しめるストーリーでした。
世界の設定なんかはかなり細かく作られていて、しっかり聞いて嚙み砕かないと理解できないケースもあるかもしれませんが、個人的には聞いていて凄く楽しめる部分でした。
ライトノベルを読み慣れていたりノベルゲームを好んでプレイする方にはむしろ嬉しい設定の細かさなんじゃないかなと思います。
もちろん厳しく細かく見るとそれ要る?といったシーンやイマイチ活かしきれていないキャラ・設定などもありましたが、全体で見れば間違いなく良かったと言えるでしょう。
キャラクターたち
個人的にキャラクターたちには非常に満足しています!
僕は特に仲間の男性陣2人が大好きですね。
ロウ君とテュオさん。
決してCV松岡君だからではない。めっちゃハマり役だったけど。
主人公のアルフェンを含めたこの3人は女性陣3人(シオン、リンウェル、キサラ)と比べると抜けてるところが多くて、クスッとくるシーンや親近感を感じられるシーンが印象的でした。
もちろんそんな彼らにもそれぞれ背負うものや悔やんでいることがあり、それに向き合って乗り越えていく姿を見てより好きになるという素晴らしい好循環でしたね。
一部ではシオンのツンっぷりがかなり不評でしたが、僕はそういう子なのねと気にせずプレイできました。
主人公PTのキャラクターたちは間違いなく素晴らしい人物たちなので、1人でも多くの人に知って欲しいと思いますね!
グラフィック
今作のもう1つの大満足ポイントはグラフィック。
これまでのテイルズと比べても、他のJRPGと比べてもハイクオリティなグラフィックは万人にオススメできますね。
キャラクターの動きや風景、モンスター(ズーグル)の闊歩する姿などダナの世界を存分に味わえるグラフィックでした。
カットシーンなんかもグラフィックが良いので違和感なく楽しんで見れましたね。
メナンシアの美しい自然やミハグサールの荒廃した自然など、同じ自然でも違って感じられるのはデザインとグラフィックが素晴らしい証拠です。
僕はトラスリーダ街道とアダン湖がお気に入りですね。
快適なUI・システム
ユーザーインターフェース(UI)やシステムも分かりやすく、邪魔に感じなかったので非常に快適でした。
前述のグラフィックを堪能するのに邪魔にならないUIながらも、必要な情報はキチンと画面に表示されていましたし、システムは一度説明を聞くなり読むなりすれば難なく理解できました。
スキルの割り振りや戦闘中に使う術技の設定、作戦の設定なども分かりやすくも幅はキチンとあってとにかく快適でしたね。(スキルは最後は全部取れるから幅がないと言えるかもしれないが)
作りこまれたマップ
これまでのテイルズと比べると大幅に改善されているのがマップ。
エクシリア以降の作品で目立っていたのですが、開けた場所でも謎に一直線だったり小部屋がいくつかある程度だったりとイマイチなマップが多かったここ最近のテイルズ。
それに比べて、今作はキチンとマップが作りこまれていました。
開けたフィールドなら高低差や複数の街道、散りばめられたアイテムとズーグルなどRPGらしい探索を楽しめるマップになっていた印象ですね。
新しいフィールドにきたら景色を楽しみつつウロウロすることも結構ありました!
キャラクター同士の会話
キャラクター同士の会話は好みかもしれませんが、僕は大満足です。
戦闘終了後やアイテム獲得時など、スキットと呼ばれるコマ割りミニストーリーとは別にキャラクターが会話してくれることが結構あります。
もちろん戦闘中も喋ってくれますね。
これが各キャラの個性に沿っていて、クスッとくるユーモアに溢れたゆるい会話なので物凄く楽しめました。
こういう細かいところでゲーム、特にRPGの没入感と満足感はグッと上がるので素晴らしいの一言に尽きますね。
僕がロウ君とテュオさん推しなのはここら辺の会話も一因だったりします。
悪かった点
次にここはイマイチだったな・悪かったなという点を3つ紹介していきます。
えげつないDLC商法
慣れはしたけど不快だったのはえげつないDLC商法
これまでのテイルズでもずっとエグすぎるDLC商法は批判されてきたのに何故学ばない…
まず1番不満なのは、別売りDLCで一部キャラの術技(スキル)が販売されている点。
キャラの性能と使用感を大幅にアップする術技が別売りなのは流石にないなと思いましたね。
もう1つ不満なのは、あまりにも多すぎるDLCプロモーション。
タイトル画面でPRされる分には全然気にならないですが、ゲーム内のメニューやキャンプでまで出てくるのは鬱陶しいです。
基本プレイ無料のゲームならまだしも、フルプライスのゲームでここまでDLCをゴリ押しされるのは如何なものかと思いますね。
OPED以外のアニメーション
前述の素晴らしいグラフィックもあり、目立ってしまったのがアニメーションの低品質さ。
ufotableには申し訳ないですが、この出来なら正直要らないなと思うクオリティでした。
ただ、3Dグラフィックとアニメーションカットシーンの組み合わせがテイルズオブシリーズの特徴でもあるので、なしにもできないところ。
というかアニメーションカットインシーンは大好きなので欲しいんだが、ちゃんとハイクオリティにして欲しい。
物凄く悪いという訳では無いですが、3Dグラフィックのカットシーンに見劣りしていたのは否めませんね。
ヴェスペリアとかグレイセスエフ、エクシリアあたりの10年以上前の作品の方がクオリティが高く感じられるのはどうなのよ…
ボス戦
テイルズオブシリーズといえば爽快なバトルが人気ポイントの1つ。
今作もブーストアタックやブーストストライク、秘奥義にカウンターレイドなど爽快感を感じられるバトルシステムではありました。
ただ、これを存分に感じられたのは雑魚戦のみかなとも思います。
ボス戦はブーストアタック以外ではまずダウンしないですし、ブーストストライクもHPを半分削った時と全部削った時の2回しか使えないのが大半。
ボス戦ももう少し爽快感を感じられる造りならなと感じずにはいられませんでした。
爽快感が少ないだけで戦闘コンテンツとしては結構面白いボス戦も多かっただけに勿体ないです。
逆に言えば雑魚戦はやっていて非常に楽しかったので、バトルシステム全てがダメ!という訳では全然ないですね。
余談ですが、一番苦労したのは一番最初のボスだったのは今となってはいい思い出です(笑)
総評
まとめると、良かった点と悪かった点はこんな感じですね。
10点満点で点数をつけるなら9〜9.5点。
テイルズオブシリーズを触ったことの無い人にはぜひプレイして欲しいですし、買おうか迷っているファンの方、テイルズから離れてしまったファンの方にもぜひプレイして欲しいです!
RPGをお探しのゲーマーには間違いなくイチオシできる名作でした!
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