ダイヤのA act II 32巻【あらすじと感想・考察】

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遂にエース・沢村栄純登場!

試合も終盤を迎えつつある決勝・稲実戦は今巻も目が離せない名シーンだらけでした!

※ここから先は【ネタバレ】全開です!!!

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ダイヤのA act II 32巻のストーリー

  1. 6回表・青道の逆転で大きく試合が動いた西東京都大会決勝・青道vs稲城実業。稲実エース・成宮鳴に追い打ちをかけに行くも、青道の後続を成宮は気迫でシャットアウトする。
  2. 7回裏、青道はエース・沢村栄純をマウンドに送り好投を続けてきた降谷暁をレフトに下げる。
  3. 立ち上がりこそ硬さが見えたものの、稲実打線を3人で抑えた栄純は8回裏、2番・白河を相手に迎え…次巻へつづく。

8回裏稲実の攻撃途中で、スコアは稲実1-青道2。

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感想と考察

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存在感を増す3人のエース

今巻で最も存在感を放ったのは、両チームの投手陣でしょう。

2失点したもののその後は気迫で降谷、東条をねじ伏せ、次の回も代打・由井や青道の上位打線を封じた成宮。

由井がストレート一本でねじ伏せられるシーンや、春市が想定外のカーブで打ち取られるシーン、御幸が狙い球のストレートを捉えても外野フライに終わったシーンなど、成宮の存在感は大いに発揮されていましたね。

先輩達

この人から2点取ったの?

ダイヤのA act II 32

そして降谷。

降板前のラストイニングは更にギアが上がり、150キロオーバーの豪速球を連発。

逆転に燃える稲実を、圧倒的ピッチングで三者凡退に抑え流れを渡せませんでした。

降谷の魂の籠ったピッチングはこの試合を通じで描かれていましたが、この回の気迫も凄まじいものでしたね。

やはりこの男も青道のエースに相応しい存在だと再認識させられました。

最後に栄純。

当番直後の2球こそ乱れが見えたものの、自身で間を取り立て直しに成功。

その後はこの1年で培った制球力や引き出しの多さを存分に発揮し、稲実の栄純対策をものともしないピッチングを披露。

チームの中心として流れを手放さないマウンドさばきは、まさにエースのそれでした。

稲実の選手や監督からも簡単には打ち崩せない好投手として認められ、降谷の不調だけで運良くエースになったわけではないとも認められました。

三者三様の形で失点を0に抑えた今巻は、この3人のエースの存在感が一層増した1冊と言えるでしょう。

1年前とのコントラスト

本巻でもトップクラスにアツかったのは、栄純vsカルロスの打席でしょう。

1年前の都大会決勝を経験した両者ならではのバトルで、カルロスは当時の稲実打線がとったベースに覆い被さる戦法をとってきます。

当時の栄純はこのプレッシャーに呑まれ、白河への頭部死球で降板。

栄純にとっては本作でも1・2を争うターニングポイントで、その後イップスを発症する程でした。

私たち読者にとっても、忘れられないシーンですね。

そんな当時を再現してきたカルロスに対し、栄純は当時とは違う成長した姿を見せます。

インコース勝負一本だった当時とは異なり、内外の使い分けや緩急による揺さぶり、様々な方向へコントロールされるムービング、そして抜群の制球力でカルロスを追い込みました。

カルロスが当時の栄純とは別人と感じ取り、自分の構えに戻したシーンは激アツでしたね。

1年ぶりに戦う相手からの評価は、客観的に見ても栄純が青道のエースに相応しいレベルの投手に成長した証と言えるでしょう。

1年前と同じ舞台で、同じ相手、同じバッテリーだったからこそ、栄純の成長がハッキリと感じ取れる素晴らしいシーンでした。

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ダイヤのA act II 33巻の発売日

いよいよ決勝も大詰めなダイヤのA act II 33巻は2023年2月17日発売予定!

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