ダイヤのA act II 31巻【あらすじと感想・考察】

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ダイヤのA

試合が大きく動いた5回の表裏。

降谷と成宮の投手戦も遂に!?

そんなターニングポイントになった素晴らしい一冊でした!

※ここから先は【ネタバレ】全開です!!!

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ダイヤのA Act II 31巻のストーリー

  1. 西東京都大会決勝・稲城実業戦は5回表稲実の攻撃。8番・神宮寺のフォアボールに1番・神谷カルロスのバスターエンドランによるライト前ヒットで1死1・3塁のピンチ。2番・白河スクイズを決めて1-0とし稲実が先制
  2. 同じく5回表の2死1・2塁で4番・山岡が放ったホームラン級の当たりはレフト・麻生のダイビングキャッチによってフライアウトに。しかし、頭からフェンスに激突した麻生は1年・結城将司と交代
  3. 1点を追いかける形となった青道は1番・倉持と3番・白州が出塁し、盗塁や進塁打を絡めて1死1・3塁のビッグチャンス。打席には4番・御幸。狙っていた成宮の決め球・チェンジアップを掬い上げ値千金のライト前タイムリーヒットを放ち1-1と同点にする。
  4. 更に再び1死1・3塁とし5番・前園が意表を突いたセーフティスクイズを決め、1-2と青道が逆転に成功する。
  5. 打席には6番・降谷が入るが、成宮のピッチングは鋭さを失っておらず…次巻へつづく。

5回裏青道の攻撃途中で、スコアは稲実1-青道2。

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感想

遂に試合が動いた!

もう今巻はマジでこれです。

稲実の先制、麻生の負傷交代、チェンジアップを捉えた御幸に同点&逆転に成功した青道。

5回の表裏で丸々1冊使うだけの事はある濃密な展開でした!

稲実・青道双方の心の内なども描写されていて凄く良かったですし、伝令が入ってきてチームを落ち着かせるという高校野球ならではのシーンも。

1球1球、ワンプレーワンプレーの描写も丁寧でその後の展開にスムーズに繋がっていってましたし、どうなるんだ?と読み進めて行くとあっという間に読み終えてしまう一冊でした。

やっぱり稲実戦は集大成だな。

こう思わされるような、重みのあるプレーが続く素晴らしい一戦ですね!

今後もまだまだ稲実戦が読み続けられると思うと幸せだし続きが待ち遠しい!

執念と執念のぶつかり合い

今巻で一番印象的だったのは青道vs稲実のカードならではの雰囲気。

それはお互いの圧倒的『執念』です。

白河がスクイズを決めたシーンなんかはかなり顕著で、降谷・御幸バッテリーがスクイズを察知して外したところを身体を投げ出して片手で前に転がして見せました。

稲実なら勝って当たり前

期待を浴び続ける環境に身を置いてきた

野球を楽しむなんて考えたこともない

俺達はただ

勝利の味を知っている

もっと喰わせろ

ダイヤのA act II 31

この巻の表紙に選ばれただけの事はあるカッコよすぎるモノローグです。

白河は1年前の対戦でも強烈な執念と気迫で沢村にプレッシャーをかけ、デッドボールを誘発させた張本人ですからね。

やっぱり稲実は稲実で、尋常じゃない勝利への執念を持っているなと感じさせられるシーンでした。

そしてこれは青道も同じ。

青道は今度こそは何としてでも稲実を倒す。

『打倒稲実』

僕たち読者も長く待ち望み続けているこの瞬間を実現させるべく、ここまで数多くのものを積み上げてきました。

そんな執念は先制された後の5回裏の攻撃によく表れていましたね。

強烈な殺気と粘り強さで成宮に食らいつき、フォアボールを勝ち取った倉持。

倉持の盗塁をサポートし、体勢を崩されても進塁打を放った小湊。

本来なら喜んでもいいくらいのデッドボールに対して、打てなかったことを悔やんだ白州。

片手でボール球のチェンジアップを外野まで運んだ御幸。

プライドを捨てセーフティスクイズで値千金の追加点をチームにもたらした前園。

全員が全員、稲実を、成宮を倒すために全てを捧げているのがよく分かるプレーの応酬でした。

この巻の半分以上が5回裏の攻撃、この5人の打席に費やされているのに納得させられるだけのプレー。

お互い一歩も譲らない執念のぶつかり合いだなと、これが読みたかったんだ!と、凄く楽しく読める一冊でした!

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考察

レフト・結城将司

稲実の4番・山岡が放ったホームラン級の当たりをダイビングキャッチした青道のレフト・麻生

キャッチにこそ成功したものの、頭からフェンスに激突してしまい交代せざるを得ない状態になってしまいました。

そんな麻生の代わりにレフトに入ったのはここまでも活躍を見せてきた1年生・結城将司。

落合コーチも危惧していましたが、この交代が持つ意味は小さくないです。

打撃はともかく、守備の面で麻生の代わりには到底なれない

ダイヤのA act II 31

将司は打撃こそ当たればドデカい一発が期待できる大物で、麻生にはない魅力を持つ選手ではあります。

しかし、守備に関しては麻生と比べてしまうと相当落ちるのが事実。

フィールディングはもちろんの事、麻生は返球も非常に正確な選手なのでタッチアップなどでも大きな穴となり得ますよね。

実際にこの巻でも、カルロスがライト前ヒットを打った時には白州が超正確な返球を2塁に送り、カルロスを1塁に釘付けにしました。

稲実の打線にはカルロスという圧倒的な俊足と走塁技術を持った選手がいますから、返球1つがピンチを招く可能性は十分にあり得ます。

怪我によって麻生が下がったこと。

白州とカルロスの攻防が描かれていたこと。

落合コーチが危惧していること。

これらは全て、今後の不吉な展開を示唆しているように思えてならないです。

オマケに、同じ1年の由井薫や奥村光舟と違い、将司は明確な挫折も描写されていないですからね。

この試合が彼にとっての大きな大きなターニングポイントになる可能性は十分あると思います。

そしてそんなシーンがあっても崩れないでチームを勝利に導けるか。

これが降谷・沢村に求められるエースとしての立ち振る舞いなのかなと妄想を広げてしまいますね!

果たして将司はレフトの守備という仕事を完遂できるのか。

また一つ目が離せないポイントが増えましたね!

増える降谷の球数

初回から後ろの事は考えず、フルスロットルで飛ばし続けている降谷

稲実打線の粘り強いバッティングや小技を絡めた揺さぶりによって、球数もドンドン増えていっているように見えます。

稲実打線が2巡目を終えた時点、5回表の途中で既に75球も投げていますからね。

恐らく5回を終えた時点で、90球近くになっているはずです。

山岡を打ち取ったストレートも力があったと御幸は言っていましたが、5回表終了時点で徐々に危なくなってきていると言えるんじゃないでしょうか。

もちろんピンチの連続に加え、先制された直後ということもありますし、稲実側も狙い球が絞りやすい状況ではありました。

しかし、今回はストレートの力で押し切り何とかレフトフライにしたものの、綺麗に捉えられていたのも事実。

”あの”ストレートが、ホームラン狙いで強振をしている山岡に捉えられている時点でかなりの危険信号に見えますよね。

もちろん下位打線相手には送りバントすらさせない威力は健在でしたが、今巻のパフォーマンスを見ていると4巡目の上位打線はかなり厳しんじゃないかなと思います。

4巡目になる時点で球数も100を越えるでしょうから、いよいよエース・沢村の登場も近づいてきた気がしますね!

ダイヤのA Act II 32巻の発売日

2失点した成宮を崩しきれるのか!?そんなダイヤのA act II 32巻の発売日は未定です!

今の刊行ペースは非常に順調なので、2022年9・10月の発売が期待できるんじゃないでしょうか。

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