FF14レイド勢が一度は耳にしたことがあるACTとFFlogs。
今回はこれらの使用がアカウントの一時停止や永久停止に繋がるのかについてお話していきます!
結論を述べると、使用するだけならグレーでBANにはまずなりません!
が、運営様のさじ加減次第ですので、いつ状況が変わってもおかしくはないです!
最初に
本記事は、執筆時(2021/5/14)までの、これまでのFF14運営方針から考えたお話です。
今後変わることは十分にあり得ますし、アカウントの安全を保障するものではありません。
外部ツールの利用は自己責任でお願いします。
とはいえ危険を感じたら即刻記事にします!
【速報:2022/5/10】今の情勢
事の発端は絶竜詩戦争W1stのメンバーが投稿した動画。
ここにはACTとはまた別の『XIVLauncher』という、よりブラック寄りのツール(正確にはクライアント)が写っており一部から指摘の声が上がっていました。
これに対して同チームのメンバーが運営に喧嘩を売るようなツイートをした結果、公式から以下の声明が発表。
これを境に国内・外の、ACTを含むXIVLauncherの画面を映していた配信者が監獄行きになり始めました。
恐らくXIVLauncherがアウトということなんでしょうが、ACTに関しても全く予断を許さない状況です。
今は自身のキャラクターとACTが紐づくような行動は避けるよう、これまで以上に注意を払いましょう!
- 画面に映して配信しない
- 一緒に映り込んだSS・写真はSNSにアップしない
- 使用を公言しない
リスクが高まったという危機感はマストです。
そもそもACT・FFlogsとは?
まず最初に、ACT・FFlogsとはなんぞや?というお話しから入っていきましょう。
高難易度レイドに馴染みがない方や、PS4でプレイしている方には無縁のツールですからね!
ACT
正式名称はAdvanced Combat Trackerで、頭文字を取ってACTと呼ばれます。
これは、非公式外部ツールと呼ばれるもので、PC版ユーザーのみ使用可能です。
様々なことが可能ですが、一般的な使われ方としては次の3つがあります。
- DPS(火力)の計測
- 各ギミックの通知(例:次〇〇くるよ!)
- 各スキルのリキャスト通知(例:次のだまし討ちまであと〇〇秒)
この中でも特に、DPSの計測機能が後述のFFlogsと一緒によく話題になります。
要するに、自分がどのくらい火力を出しているか、PTメンバーがどのくらい火力を出しているかが見れちゃうツールということです!
FF14は自分の出している火力を知る術が、ゲーム内にはないのでわざわざACTを使うわけです。
他にもプラグインでMP回復タイミングを可視化するMP Tickerなど様々な便利ツールを導入することも可能ですね。
FFlogs
正式名称FFlogs。
これは非公式外部サイトで、全ユーザー登録・閲覧可能です。
何を載せているサイトなのかというと、ACTのログをアップロードして載せておくサイトです。
要するに、登録したユーザーがACTで計測した戦闘のDPS(火力)を、アップして公開できちゃうサイトです!
FFlogsを使うことで、自分の火力が周りと比べてどのくらいなのかを知ることができます。
他にも、戦闘ログがアップロードされているのでボスの攻撃が何属性なのかを調べたり、キチンと軽減が間に合っているかの確認が出来たりもできます。
ただ、戦闘のログを公開するということは、自分以外の7人の火力も勝手に公開することになるので、ここが大きな問題として注目されています。
要するに
すでに3回目の要するにですが(笑)
ACTで自分+PTメンバー7人の火力を計測して、FFlogsにこれをアップして、自分や他人の火力がどの程度がを知ることができるツール&サイトです!
でもこれ、非公認・非公式のツールなので、そこが大問題なわけですね!
運営が100%OKなツールだと判断していれば、公認されるか、ゲーム内機能として実装されますからね。
チートなの?
やはり、非公式外部ツールというと、チートと思われがちです。
大人気ゲームのApex Legendsでも、チートツールは大問題になっていますし、厳しく取り締まられていますもんね。
結論から言うと、ACTはギリギリチートツールではないでしょう!
チートというと、botがキャラを操作したり、通れないところを通れたり、見えないところが見えたりするツールのことです。
しかし、ACTはこういった操作は一切行いません。
あくまで計測をしているだけなので、超人的にフラッシュ暗算が得意な妹が横に居るようなものです。
ゲームの操作に一切手を加えていないのでチートには当たりませんし、運営側からも断定する術がないです。
FF14運営のスタンス
FF14運営チームは、日本のMMO運営としては珍しく、外部ツール・MODの文化に寛容です。
これはインタビューの答えやデバイスマクロへの対応を見ても分かることですね。
恐らく北米や欧米だと外部ツール・MODが一般的なモノで、FF14がこれらのエリアでも人気だからでしょう!
とはいえ、非公式・非公認なモノですから、OKだよ!とも言っていません。
FF14運営のスタンスとしては、「一文化として尊重はする(見て見ぬふりをする)から、バレないようにやってくれ」というモノですね。
だから度々生放送などで、偉い人が
- ACTの使用は断定できないから、それでBANはできない
- 海外の文化にも理解を示している
- 公式・公認ツールではない
- 一切の責任は取れない
といった旨の発言をしているわけです。
現在はこういったスタンスなので、ACT・FFlogsはセーフでもアウトでもない、グレーなわけです。
もちろん規約の観点から言えば完全なアウト・真っ黒なブラックなので、あくまでこれまでのFF14運営の行動を見るとグレーというお話です。
ACTの使用を断定できないワケ
FF14運営のスタンスがグレーなのは、ACTの使用を断定できないという部分もあります。
そもそも、FF14のBANというのは他の無料ゲームのそれとは一線を画すモノです。
なぜなら、数千円でゲームを購入して、毎月千円ちょいの月額料金も支払っていますからね。
キッチリお金を払って、手塩にかけて育てたアカウントなわけです。
ですから、完全にクロになるまではBANしたくないというのが、ユーザー・運営双方にあります。
そんな中で、ACTの使用というのは断定できないものです。
ACTはチートツールのように、キャラ等の操作をしているわけではなく、表示されるログを読み取って、計算して、見やすく表示・保存してくれているだけですからね。
確実な証拠が運営の手元に残るわけではないのです。
配信等をして、画面上に表示されていたとしても、「温度計です」、「そういうデザインを表示しているだけです」、「冗談で使ったと言っているだけです」で、超ギリギリ言い逃れができちゃうんですね。
FFlogsにアップされているデータだって、「自分で記録してまとめたものです」と言えてしまいます。
ACT・FFlogsを使ってBANされるケース
ここまでお話ししましたが、ACT・FFlogsが原因でBANされた!というお話を耳にしたことがあるかと思います。
実はこれ、大きく分けて2パターンでBANされています。
- 他人への誹謗中傷に使用した
- チートツールも使用していた
それぞれのパターンについて見ていきましょう。
他人への誹謗中傷に使用した
これはもう、外部ツールとは別の規約違反ですね。
他人への誹謗中傷・攻撃はれっきとした規約違反ですから、そりゃあBANされるでしょう。
例えば、ACTを使って他人の火力をTwitter等に晒して、低いだのなんだのと誹謗中傷してBANされた方がいます。
ACT使って他人の火力を見ることに慣れてしまって、他人を貶めることがACTの使用目的だと勘違いしてしまうユーザーは一定数いるので、こういったケースが後を絶たないわけです。
少しニュアンスがズレてるかもしれませんが、包丁を調理に使えば問題ないですが、人に攻撃するために使えば捕まります。
結局はそれと一緒で、グレーなものを使っているのだから使い方に細心の注意を払いましょう。
まして、誹謗中傷という規約違反と組み合わせたら、即刻BANになるのも当然です。
とはいえ、主な原因は誹謗中傷ですから、ACTだけでBANされているわけではないですね。
チートツールも使用していた
これもよくあるパターンです。
ACTはかなりのユーザーに受け入れられていますが、チートツールはほぼ全ユーザーに嫌悪されています。
このため、チートがバレてBANされたユーザーが体裁を保つためにACTを隠れ蓑にするのです。
僕ら善良?なACTユーザーからしたらたまったもんじゃないですね!
これも当然チートツールの使用がBAN原因ですので、ACTが主原因ではないです。
流行りつつあるXIVLauncherもこれに該当する可能性があるので要注意。
ACTユーザーを一斉摘発したらどうなる?
最後に、僕含め多くのユーザーがBANされないと考えている理由はこれです。
少し汚い話ですが、実際に過去~現在まででACTを使用しているユーザーの一斉摘発なんかしたら、コミュニティが崩壊してしまいます。
ハッキリ言って、レイドのトップ層で、ACTを使っていないユーザーなんて皆無に等しいです。
早くに攻略動画を投稿したり、ワールドレースやTAランキングで上位を争っているユーザーがほぼみんなBANされてしまったら、FF14のレイド文化は一気に崩壊してしまいます。
赤信号みんなで渡れば怖くない。
こんな理論で恥ずかしいところですが、やはり現実問題として、一つの文化として根付いてしまった以上、そうそうひっくり返ることはないと考えているのです。
ACTは自己研鑽のために使おう
ここまでお話して、ACTが如何にグレーなモノかはお分かりいただけたと思います。
グレーなモノだからこそ、リスクを背負って使用する以上、正しい使い方をしましょう!
自分の火力が見れないFF14で、自分の火力が正確に測れるというのは、大きな成長のチャンスです。
FFlogsと併用して、上手なプレイヤー、それこそ世界1位のスキル回しや立ち回りを勉強して、自分と比較し、改善していけばきっと大きく成長できます。
そして、レイドトップ層の多くがACTを使うのも、このためです。
常に一流と競い、比較しあうことで、より高みへ登れるのです。
ACT・FFlogsは他人を貶めるためのモノではなく、自分を見つめなおし、向上するためのモノだと胸に刻んでおきましょう!
ここさえ守れば、クロになることはまずないです。
最後に
ここまで、ACTの使用はギリギリグレーというお話をしてきました。
一番大切なのは、自己研鑽為に使用し、他人に迷惑をかけないということですので、そこだけでも理解してもらえれば嬉しいです!
この理解が広がれば、ACTユーザーも、そうでない人も、お互いを尊重しあいながら楽しくFF14をプレイできると思っています。
とてもセンシティブな話題ですので、今後もFF14の運営方針やスタッフの発言には目を光らせておきましょう!
僕も続報があれば、可能な限り早くお伝えします!
それではみなさん、よいエオルゼアライフを!
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