1年半ぶりの新刊キタ!!!!
やっぱり読み始めると面白いSAOで、ノンストップで最後まで読み切ってしまいました!
※ここから先は【ネタバレ】全開です!!!
SAO28巻のストーリー
今回はほぼほぼアンダーワールドのお話でしたが、一応アンダーワールドとユナイタル・リングの2パートに分けて整理おきます。
アンダーワールド
- トーコウガ・イスタルと対峙したキリトだったが、整合機士団長エオラインを拉致され、トーコウガを取り逃がしてしまう。
- 皇帝アグマール・ウェスダラス六世の襲撃を受けたセントラル・カセドラルにて、アリス、ファナティオに加え、凍結から目覚めたイーディス・シンセス・テンがカセドラルを護り切り、カセドラルは宇宙に緊急退避する。
- 囚われたエオラインの前に、ムタシーナ・ムイキーリを名乗る女性が現れ…
ユナイタル・リング
- アポカリプティック・デート組(通称:アポデ組)との同盟を選び、キリトたちはリュースラとの対話を目指して移動を開始する。
感想
やっぱSAOおもしれえわ….
1年半ぶりで、自分のブログ記事を読み返しながら手に取った今回。
間が空いちゃったし楽しめるかな~とちょっと不安でしたが、杞憂でした!
初っ端からアンダーワールドで、アリスやファナティオ、そして新キャラクター・イーディスが武装完全支配術や神聖術を使ってカセドラルを護る戦いはSAOらしさたっぷり。
アインクラッドに次いでアンダーワールドの世界観やシステムが好きなので、読んでいてとても楽しかったですね。
リリース・リコレクション!とか、神器の特性とか好きなんだ。
イーディスの武装完全支配術がどんな風に描かれるのかも楽しみです。
あと、セントラル・カセドラルがロケットみたいに飛び立つのは笑ったし、宇宙に蓮の花みたいなステーションが出来てるのも笑った。
そら古き良き騎士であるファナティオはキリト(星王キリトの方だけど)に怒るわw
「陛下!!いつの間にあんなものを造ったのですか!!」
「お、俺知らない、知らないよ!!」
ソードアート・オンライン 28 ユナイタル・リングVII
クソワロタ。
星王キリトの遊び心に我慢の限界が来るファナティオと、そのとばっちりを受けるキリトがなんか鮮明にイメージできる(笑)
ユナリンの方は打って変わってザ・ゲーム!といった考え方が強調されていて、サバイバルゲームらしさが随所に見えてグッド。
新しい拠点を造らなきゃとか、補給線をどうしようとか、こういうもの造ったらどうだろう?みたいなトークテーマはゲーマー心をくすぐられて気持ち良く読めました。
前からの所感ですが、ユナリンはアンダーワールドと抱き合わせなくても、単体でも結構面白かった気がしますね。
SAOのテーマであるデスゲームらしさがなくなっちゃうけど、アンダーワールドに意識を持って行かれない分ユナリンの世界観は楽しめるし。
ここは2つの世界が綺麗に繋がった時に、改めて評価することにしようと思います。
考察
本編に登場したミト
き”ミト””アス”へ、世界は万華鏡~♪
ミトが本編に!キタ!!
劇場版ソードアート・オンライン プログレッシブの2作が滅茶苦茶好きな自分としては、ありがたいファンサービス。
前巻が発売した時は、冥き夕闇のスケルツォの公開前でしたから、こんなに早く逆輸入されるとは。
イーディスもゲームからの逆輸入らしいですが、ミトはインパクトが強いキャラだったので嬉しい限り。
とはいえ劇場版はあくまで並行世界というか、ifのストーリーなようで、本編の世界線ではミトが罪として強く意識していたネペントの森イベントはなかった模様。
SAO初期ではアスナと出会わず、一流裁縫師・アシュレイとしてアインクラッドで活躍していたようです。
アスナの血盟騎士団の服や、キリトの黒いコートを作ったのは彼女なんだとか。
小説のプログレッシブがそこまで進むのはいつになるか分かりませんが、ここら辺の話は是非とも読みたいですね。
リュースラやキズメルといった単語が出てきたりと、ユナイタル・リング編は外伝の要素が上手にブレンドされていてとても楽しいです。
恐らくアルゴ同様、ミトも本編に深く関わることはなさそうですが、小回りの利くSAOサバイバーとして今後もちょくちょく登場してくれると嬉しいですね。
何故かアンダーワールドに居るムタシーナとラテン語の共通点
こちらは最後に気になる爆弾投下。
ユナイタル・リング内でキリトたちと敵対したALOプレイヤーのムタシーナが、アンダーワールドに登場。
しかも、これまたキリトたちの敵対勢力として。
アンダーワールドに侵入したリアルワールド人は、ムタシーナ説が超濃厚になりましたね。
そこで気になったのは、ラテン語。
アンダーワールドの神聖語は、現実世界の英語が用いられています。
しかし、ウェスダラス六世が乗っていた『プリンピキア』はラテン語。
恐らく侵入したリアルワールド人が名付けたのだろう、と推測できます。
そして、これは1つの推測ですが、ムタシーナ=神邑樒であれば、ムタシーナの語源もラテン語なんですよね。
樒(シキミ)という植物は学名がIllicium anisatumといい語源がラテン語。
そして、anisatumを反対から読むとmutasina(ムタシーナ)になります。
Illiciumを反対から読むと、muicilli(ムイキーリ)になるので、全部反対から読めばムタシーナ・ムイキーリになりますね。
このことを踏まえると、アンダーワールドでの一連の黒幕は神邑樒という説が更に補強されたと思います。
メンソールは誰か?
最後に、アルゴからもたらされたラフィン・コフィンの協力者、通称:メンソールについて。
ここに来てラフコフの協力者で、数多のPK法を編み出した人物が登場すると、今回のアンダーワールド事件の黒幕と結び付けて考えたくなります。
そして、メンソールはニックネームで、プレイヤーネームではないとのこと。
となると、ムタシーナ=メンソールを疑いたくなりますよね。
ムタシーナ=神邑樒説が正しければ、植物由来というところが共通点でしょうか?
樒が植物名なのは前述の通りで、メンソールもミント属の香り成分として採取される物質。
ただ、樒はミント属やハッカ属ではないので、イコールで結ばれないのが少し苦しいんですよね。
僕の頭ではメンソール=神邑樒の言葉遊びが解明できていません。
そこで、別の説。
メンソールはメントールとも発音され、ギリシャ神話に登場する名前でもあります。
そしてメントールは、メンター(指導や助言をしてくれる人)の語源となっていて、ラフコフにPK法を助言しているから、メンターをもじってメンソールと呼んでいた、という可能性もあります。
この線だとキャラクター名に全く繋がらないので、だからなんだ?という話になっちゃいますが。
メンソールが誰なのか、今後も考えながら読み進めたいですね。
SAO29巻の発売日
続きが気になるソードアート・オンライン 29巻の発売日は未定です!
28巻から間が空いたので、発売日は予想がつかないなと思いながら、気長に待ちたいですね。
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