ゲーミングデバイスと言えばRazerと言えるくらい超有名なRazer。
そんなRazerが販売しているゲーミングイヤホンの『Razer Hammerhead Duo Console』を購入しました!
長期出張のお供用のサブデバイスとして、あまり期待せずに購入したのですが予想に反して大満足な一品でしたのでレビューを紹介していきます!
商品概要
- カナル型
- 有線接続
- 3.5 mm オーディオジャック
- マイク有
- インラインマイクでのミュート操作可
PCだけでなく、PS5やNintendo Switchといったコンソール機に対応しているのも嬉しいところ。
製品名にConsoleと入れるだけのことはあります。
それにRazerはスポーツ用品でいうところのナイキやアディダスくらい有名で大人気のメーカーですから、安心感があるのもデカいですね!
トレードマークの緑色のコードやロゴ入りのイヤーピースもカッコいいです!
僕も机の上はRazer製品だらけ
感想
今回は長期出張のお供に、ホテルでゲームをプレイするために購入。
その点では、持ち運びやすさ・コストパフォーマンス・音質の3点のバランスで見ると非常に満足しています。
自宅で環境を整えて~といった状況でチョイスする商品ではないなというのも正直なところですが、入門編やサブデバイス、僕のように外出用にといった用途であればイチオシですね!
Good
まずは何と言っても音質。
正直この価格から考えると、物凄くいい意味で予想に反してきます。
とても音がクリアで、Valorant等のFPSゲームで足音を聞くのにもピッタリ。
ヘッドセットを使っている時と大差ない感覚で足音などをしっかり聞き取れました。
この音質という点で非常に良いなと感じているのが、低音と高音がハッキリ区別できること。
よくあるコスパイヤホンの例として、低音に強い!とか高音に強い!というのがあります。
ただ、ゲームに使用するとなると低音と高音の両方が重要になってきます。
低音は足音などを聞き取るのに欠かせないですし、高音は銃声であったりエフェクト音といったプレイフィールにおいて非常に重要な要素。
この両方が不足なく聞き取れる点には、非常に満足しましたね!
これに加えてコードも絡まりにくく、持ち運びにもピッタリ。
着け心地もグッドで、長期出張をストレスなく過ごすのに一役買ってくれています。
イヤホンに求める点をキチンとカバーしていて、価格も1万円以下と非常にコストパフォーマンスが素晴らしい一品。
僕の場合はメインデバイスではないのもあって、この素晴らしすぎるコスパには大大大満足です!
Bad
うーんと思ったのはマイク性能と遮音性。
まずマイク性能は、かなりこもった音になってしまうもの。
これに加えて、インラインマイクを口元に近づけるためにイヤホンのつけ方を工夫したりする必要があるかなと思います。
僕の活舌があまり良くないからというのもありますが、友人たちには声が聞き取りにくいと言われましたね。
ノイズキャンセリングはRTX Voice等のアプリを使えば解決できますが、声の拾い方はこちら側ではどうしようもないところがありますからね。
ただ、音質とマイク性能のどっちを取るかと言われれば音質ですから、コスパの観点から考えれば十分過ぎるかなと思っています。
そして遮音性。
実際に使用してみて、キーボード等の操作音や外の大きな音なんかは結構イヤホンを貫通して聞こえてきました。
同居人がいらっしゃる方や、メカニカル軸のキーボードを使用されている方、外の環境音がある程度ある方には遮音性が不十分かもしれませんね。
とはいえイヤホン自体が苦手とする部分ですから、ある程度は仕方ないかなとも思います。
ゲームに全く集中できない!とか空調の音すら聞こえる!といったレベルではなかったですしね。
Hammerhead Pro V2との比較
同じRazer、同じ価格帯のイヤホンにRazer Hammerhead Pro V2があります。
この2品に大きな違いはなく、僕も友人のものでテストしたりしてどちらにするかだいぶ迷いました。
結論から述べますと、ゲームプレイ、特にFPS等には今回紹介するHammerhead Duoがオススメ。
個人的な感想ですが、Hammerhead Duoの方が低音がしっかりしていて、足音が聞きやすかったからですね。
とはいえそこまで大きな差がないので、イヤホンの差し込みジャックで選んだり、形状で選ぶのでも全然アリだと思います!
あと、PCではなくPSコントローラーやNintendo Switchでの使用を考えている場合はHammerhead Duoの方がジャックの相性がいいので、こちらをチョイスするのがオススメです!
ヘッドセットとの比較
同じRazerの商品で、価格も同じくらいのヘッドセットRazer Krakenシリーズ。
どうせ同じ金額を払うなら、ヘッドセットとイヤホンどっちがいいかな?と思う方も多いんじゃないでしょうか。
まず大前提として、自分がヘッドセット派かイヤホン派かというのはあると思いますし、持ち運びの有無も考慮する必要があるでしょう。
そういった部分を度外視して、純粋なスペックだけで評価するならどうなのか。
純粋なスペックだけで言えば、僕はヘッドセットをオススメします。
音の聞こえ方に関してはそこまで大きな違いを感じないものの、遮音性とマイク性能に関しては明らかにヘッドセットの方が良いからですね。
まず遮音性。
音響デバイスをRazerで買う人はかなりのRazer好きでしょうし、これからデバイスブランドを統一したい!となる方も出てくると思います。
今回僕はRazer Tartarus V2とRazer Basilisk V2の2つを、Hammerhead Duo装着しながら使用しました。
メカメンブレンキーを採用しているTartarus V2のクリック音ですらかなりイヤホンを貫通してきて気になりましたし、自宅でBlackwidowを使用している時なんかは相当音が聞こえてきました。
これはつまり、その他の生活音も貫通してくる可能性が高いという事ですから、ちょっとマイナスですよね。
次にマイク性能。
マイク性能は段違いで、同じ価格帯とは思えないくらいヘッドセットに劣ります。
一緒にゲームをしたメンツは、ほぼ全員口をそろえて『音がこもってる』、『水中の中にいるみたいな声してる』と言っていました。
もちろん聞き取れないわけではないので、慣れの問題なんですが、ホテルに居る時だけHammerhead Duoを使っているので友人たちには違いが顕著に感じられたようですね。
イヤホンという大きな利点があるので一概には言えないですが、遮音性とマイク性能という2点で同じ価格帯のKrakenには劣っていると言えるでしょう。
ハイエンドイヤホンとの比較
僕が自宅でも使えるなと思っているのはより高価なハイエンドイヤホン。
多くのプロゲーマーも愛用しているSHURE SE215などですね。
こういったハイエンドイヤホンと比べると音のクリアさやレンジ、遮音性などでは劣ってしまうのが正直なところ。
ただ、この手のイヤホンはマイクがなかったり、あってもHammerhead Duoと大差ないレベル。
なので個人的には、値段ほどの差はないかなと思っていますね。
言い換えればコスパでは上回っているという事。
とはいえ自宅での使用がメインなら別にマイクを用意すれば済みますし、ここは用途や予算に合わせて選ぶのが良いかなと思います!
総評
改めてRazer Hammerhead Duo Consoleの感想をまとめるとこんな感じ。
非常にコスパが良く、過不足なくゲームプレイを楽しめているので、長期出張のお供として買った僕としては大大大満足しています!
これなら自宅でもヘッドセットに疲れた時には使ってもいいなと思えるくらい、いい意味で予想に反したクオリティの商品でした!
これからゲーミングデバイスに触れていきたい方の入門編として、既に環境を整えている方のサブデバイスとして、色んな用途で使えそうな高コスパイヤホンだと思います。
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