グラボを交換したらPCが起動しなくなった!
せっかくグラボをアップグレードしたのに悲しすぎるトラブルに見舞われましたが、無事解決したので今回のケースをトラブルシューティング例としてご紹介していきます!
はじめに
モニターをWQHDの144Hzモニターに変えたいし、それに見合ったPCスペックにしてやるぜ!
この勢いでグラボをNVIDA GeForce RTX 3070にアップグレードした私・ぶんちりー。
今でこそ問題なく動いていますが、グラボを付け替えた時にはPCが起動せず2時間ほど右往左往するトラブルに見舞われました。
今回紹介する超シンプルな解決策で対処できたので、トラブルシューティング例として残しておきます!
先に解決策だけ書いておくと、たったこれだけ。
電源を繋いだ後10分ほど待つ
原因が恐らく電源ユニットのパワーがギリギリだったためなので、こんなシンプルな方法で解決してくれました。
今回のケース
今回のケースは何をしたら発生してしまって、PCにどんな症状が見られたかをご紹介してきます!
同じ作業をしていても症状が違うならこの対処法が上手くいかないかもしれませんし、逆もまた然り。
環境
環境としてはシンプルなゲーミングデスクトップPC環境で、下記のような構成。
- GPU:NVIDIA GeForce RTX 3070
- 電源(PSU):SilverStone 650W
- CPU:Intel(R) Core(TM) i7-9700
- メモリ:8GB×2枚
- SSD:NVMe 500GB×1個、SATA 500GB×1個
- HDD:1TB×1個、2TB×1個
電源容量が少しギリギリですが、まあ問題なく動くだろうくらいの構成ですね。
行った作業
行った作業はシンプルで、グラフィックボードの変更。
手順としては以下の通りに行いました。
- コード類の取り外し
- ケースを開く
- GTX 1660Tiの取り外し
- RTX 3070の取り付け
- ケースを閉じる
- 電源とモニタにだけ繋いで起動
他のパーツには触れず、起動時も最低限のものだけ繋げて起動してみました。
PCに見られた症状
今回のトラブルでPCに見られた状態は、電源が立ち上がらないというもの。
とはいえ電源が立ち上がらないと言っても色々な状態があるので、まとめてみるとこんな感じ。
- BIOSが立ち上がらない
- 内部のファンが回り始めて、一気に回転数が落ちる
- HDDランプやメモリランプが点灯して、その後消える
電源ボタンを押すとファンが回って立ち上がりそうな雰囲気を出してくるけど、その後ファンの回転数が落ちてBIOSが立ち上がらないままの状態がずっと続く。
こんな症状でした。
ちゃんとファンが回っていることから電気が通っているのは確定ですが、システム・OS関連が立ち上がらずにお手上げ状態。
BIOSすら立ち上がっていないので、グラボのソフトをアップデート云々等では解決できない状態でした。
解決策
さてそんなお手上げ状態を解決してくれた方法は何なのか?
答えは超シンプルで、電源を繋いだ後10分ほど待った。
ただこれだけです。
冗談みたいですが、本当にこれだけ。
1度電源を抜いて放電した後も、同じように10分ほど待たないとBIOSが立ち上がらない症状が見られました。
ここからは推察になりますが、この10分ほどの待ち時間の間に、電源ユニットが充電しているような状態なのかなと考えれらます。
このPCの電源ユニットは650Wで、RTX3070を動かすには結構ギリギリのユニット。
メーカーの推奨パワーを下回っている電源です。
このため、電源ユニットがフルパフォーマンスくらいのパワーで動かない限り、PC全体に十分な電力が行き届かないのでしょう。
放電してコンセントに繋げた直後だと電源ユニットにはフルでパワーが溜められていないため、電力消費量に追いつかず立ち上がらない状態だったのかなと思いますね。
実際にファンの回転数が落ちていることから、電源不足チックな状態になっていたと想像できます。
構成に対してギリギリ寄りの電源を使っている方は、繋げてから少し待つことであっさり問題が解決するかもしれませんね!
まとめ
グラフィックボードをGTX1660TiからRTX3070に交換した結果、BIOSが立ち上がらなくなってしまったマイPC。
原因は恐らく電源ユニットの容量がギリギリだったため。
解決策として、PCをコンセントに繋いでから10分ほど待機し、電源ユニットが十分に給電された後に起動することで無事PCが使えるようになりました。
電源ユニットのパワーがグラボに対してギリギリな場合(特にグラボをアップグレードした際は要注意)、少し待ってから起動するようにすれば問題なく起動できるんじゃないかなと思います!
コメント