ロード・エルメロイII世の冒険 6巻【あらすじと感想・考察】

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ロード・エルメロイII世の冒険

舞台はモナコのカジノ船へ!

ゲストキャラクターには驚きの人物を迎えたスラスラ読める一冊でした!

※ここから先は【ネタバレ】全開です!!!

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※この記事はPRを含みます

冒険6巻のストーリー

  1. エルメロイ教室の生徒・フラット・エスカルドスを通じて彷徨海のジズにモナコ公国に招かれたロード・エルメロイII世一行。
  2. ジズが死徒・ヴァン=フェムが運営する『フェムの船宴カーサ』で行われる賭け勝負で、フェムに勝利した方が相手の要求を呑むという勝負を提案。これをロードエルメロイは承諾。
  3. フェムの船宴に並行し、ロードエルメロイはヴァン=フェムより前回の勝者・衛宮士郎の捜索を依頼され、これを承諾。
  4. フェムの船宴最中にジズが”起源弾”と思わしき魔術によって殺害され…次巻へつづく
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感想

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衛宮士郎、登場!!!!

もちろん内容として色々面白かったですが、やはり今回はこれ。

衛宮士郎ですよ、衛宮士郎。

原点であるFate/stay nightの主人公であるこの男が、遠坂凛、両儀幹也に続いて満を持して登場!

これはFate・型月ファンにとっては相当インパクトのあるイベントでしょうね。

実際にTwitterなどを見ていても、結構賛否両論でインパクトの大きさが伺えました。

そんな士郎がキーパーソンとなる、死徒ヴァン=フェムのフェムの船宴を舞台にしたストーリー。

おまけにジズの殺害というトンデモイベントが発生し、ミステリーとしても続きが気になる展開に。

前章のファラオ密室殺人事件もそうでしたが、ここに来てだいぶ事件簿チックなテイストが出てきたのは凄くいいですね。

個人的には事件簿のテイストはかなり好きなので、ジス殺害犯捜しもワクワクです。

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巻頭のマップは今後も続けて欲しい

凄く細かい話ですが、巻頭に冒険でロードエルメロイ達が旅をしたマップが挿絵としてありました。

個人的にこのマップは分かりやすいうえに頭も整理できて、読み始め前のいいウォーミングアップになるので超好印象。

事件簿と比べても冒険は既に大筋がハッキリしており、旅の範囲も広いので繋がりがイメージ出来てありがたいですね。

5巻の時点で3章も話が進んでおり、舞台もシンガポール⇒日本⇒エジプトと来て今回は4章目はモナコ

これをマップにまとめてくれると凄く分かりやすいので、今後も楽しみです。

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考察

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士郎はどうやってヴァン=フェムに勝ったのか?

士郎を探す理由の1つでもあり、気になりもするこのポイント。

士郎は聖杯戦争周りでは特異な経験をしているものの、基本的にはごく普通の日本男子。(メンタルや思想が色々オカシイのは置いておいて)

そんな士郎がカジノや賭け事の経験が豊富だとは思えませんし、魔術に関しても士郎は器用とは言えません。

なのでアッと驚くようなイカサマを使って、魔術の絡んだ賭け勝負でフェムを出し抜けるとは思えないですよね。

そんなわけで、士郎が何かしたというより、フェムがわざと負けた可能性が高いのでは?と考えています。

この時の士郎はルヴィアの代理として参加していたため、特に目的があったわけでもないでしょうしね。

となると、フェム側から何らかの交換条件を提示されたのでは?と思えます。

士郎を勝たせる代わりに、対価を要求する。

士郎の性格的に非道なものでなければ、ルヴィアのために受け入れそうですしね。

ではその対価とは何だったのか?

ここは憶測ですが、第五次聖杯戦争絡みの何かだったのかな?と思っています。

士郎に勝利を譲ってまでフェムが欲しがりそうなものって、パッと思いつくのは聖杯戦争絡みしかありませんしね。

第五次聖杯戦争の顛末や冬木の聖杯の状態、はたまた召喚されるサーヴァントの状態など。

参加者に直接聞きたい『何か』を対価に、士郎はフェムに勝利したのでは?と思います。

大穴として、投影魔術が滅茶苦茶刺さるゲーム内容だった可能性も無きにしも非ずですが…

どんな種明かしになるのか、次巻が楽しみですね!

ジズは本当に死んだのか?

起源弾と思わしき魔術を受け、魔術回路がズタズタになった状態で発見されたジズ。

ここで気になるのは、ジズは本当に死んだのか?という疑念ですね。

用意周到にロードエルメロイとの勝負には弟子の参加を認め、メルヴィン・ウェインズを弟子として迎えています。

描写的に思想魔術師・思真もジズの弟子っぽいので、彼女にも参加資格がありそうですね。

自身の死を予期していそうな神代の魔術師が、そんなにあっさりと死ぬか?

このモヤモヤは多くの読者が抱いているんじゃないでしょうか。

恐らくロードエルメロイもモヤモヤしていそう…

状況やジズの実力を考えると、いくら起源弾が使われたとはいえこんなにあっさり死ぬとは思えません。

確かに起源弾は神代の魔術師をも倒し得る魔術師キラーなアイテムですし、魔術に自信がある者にほど刺さる手段だというのは分かります。

実際にFate/Zeroでは、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトが月霊髄液ヴォールメン・ハイドグラムに対する絶対的な自信を持っていたからこそ、起源弾が刺さったわけですしね。

ただ、博識に見えるジズがこの一件を知らないとは思えませんし、死を予期したうえで起源弾が存在するモナコに滞在していたとあれば、対策を取っていないのは不自然。

ジズが魔術回路がズタズタな状態で死んでいる。

この事実以外は全てジズが生きていると思わせる事実ばかりなので、死体はフェイクだったとか、魔術回路がズタズタな状態から蘇生するとか、そんな種明かしが次巻にありそうな予感です!

冒険6巻の発売日

ロード・エルメロイII世の冒険 7巻の発売日は2023年12月31日です!

コメント

  1. 匿名 より:

    あー、一つ士郎が勝つ方法を思い付いたんだ…「フェムが『魔術回路をこの場で作ってみせたまえ、私は不可能な方に張る』」で士郎「わかりました、数年ぶりだけどまあ死ぬ気になればイケるか…土蔵式魔術回路生成、行きます!」「えっ?おいそれ現代の魔術師がやることじゃないぞ…死ぬ気…?やりきっちゃった…私の負けだ…」

    というの。これはタネが割れても士郎以外再現不可能、二世『フ◯ック!』不可避、一同愕然、凛だけが「やっぱりね…」と納得…

    • ぶんちりー ぶんちりー より:

      このパターンはありそうですね!
      タネが割れても再現不可能というのはどんな方法にせよ重要そうに思えます。

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