そろそろアニメ調のJRPGがプレイしたいなあ…
ということでセール時に前から気になっていたスカーレットネクサスを購入!
しっかりクリアまで楽しめたのでレビューしていきます!
※この記事はほぼネタバレなしです!
購入したバージョンとプレイ環境
- プラットフォーム:Steam(PC)
- バージョン:通常版
- PCスペック:RTX3070・Intel i7-9700・メモリ32GB・SSD搭載
- 操作方法:コントローラー(Microsoft Xbox One ワイヤレスコントローラー)
一言で感想を述べるなら
良いところ+120点悪いところ-40点
この表現が一番このゲームを表しているかと思いますね。
長所と短所がどちらもハッキリしていて、どちらを強く感じるのかが人それぞれで万人受けしなかったのかなと。
長所を楽しめる方なら間違いなくハマれる、いい意味でバンナムらしいJRPGでした。
シリーズ化して続編が出るなら絶対買いたいくらいには楽しめた!
良かった点
作り込まれた爽快アクション
癖はありますが、アクションは良くできておりRPGという括りのみならず、アクションゲームという括りでもトップクラス。
バンナムお馴染みのPTメンバーとの共闘システムが素晴らしく、味方の超能力を借りるSASが病みつきでした。
中盤以降は複数のSASを組み合わせたり、味方を呼び出して強攻撃するアサルトビジョンやランダムに発動可能となるコンビネーションなどを使っていくのが最高に楽しいです。
慣れるまでは複雑でやりづらさを感じるかもしれませんが、思い通りに動かせるようになるとバトルの面白さに魅力されます。
各種スキルの演出もカッコよくて、テイルズオブシリーズやゴッドイーター、コードヴェインなどバンナムらしいタイトルが好きな方は絶対ハマるはず!
魅力的なキャラクターたち
ここも流石バンナムでキャラクターたちはとにかく個性豊かで魅力的。
太陽のように明るい女の子から闇を抱えるチャラ男、口下手マンにぐでっとしたお姉さん、コンプレックスを抱えた外見ショタなどなど。
全員キャラが立っていてドンドン愛着が湧いてきます。
僕はハナビがめっちゃ好きですがアラシも相当刺さった。
オタクはほっちゃんに弱い
W主人公のユイトとカサネもそれぞれ芯が通っていて挫折も経験しているからか、すんなりと好きになる事が出来ました。
ハイクオリティ過ぎるBGM
このゲームが他のゲームと比べて最も秀でている点は?
こう聞かれたら僕はストーリーでもバトルでもキャラでもなく、BGMだと答えます。
そのくらいこのゲームのBGMは超ハイクオリティ。
どの曲もゲームプレイの邪魔はしないですが、それでいて中毒性があって印象に残ります。
拠点や各フィールド、ブリーフィングやストーリーの盛り上がりどころなどどこを取っても外れなし。
しっとりするとこから熱くアガるところまで各シーンの感情をより一層の強めてくれる神曲揃いです。
見せ方の上手いストーリーと演出
ストーリー構成や展開はどちらかというと王道&定番なものがメインで、伏線から推測した事が大体あっていたりしました。
だからと言って退屈だったか?と聞かれるとNO。
盛り上がるところではしっかり盛り上がれましたし、ストーリーもキチンと続きが気になる!と思えました。
これは作り手の見せ方がとにかく上手なのが大きく、ゲームという体験とシナリオ・演出を上手に組み合わせているからだと思います。
王道は多くの人から好まれるから王道なわけで、飽きさせないだけの見せ方が出来れば超強力な武器なんだなと改めて思わされました。
ピンチに仲間が駆けつけてくるシーンとかお決まりだけど最高にアガった。
良く練られた世界観
世界観は良く練られており、超能力がベースとなった社会や怪異という脅威、それに対抗する怪伐軍、ニューヒムカやトゲツといった国家などなど。
この世界観で続編が全然作れちゃいそうなくらい良くできていました。
悪かった点
ストーリーのチグハグな部分
僕はそこまで気にしない事にしましたが、チグハグな部分も随所に見られたストーリー。
敵対中の人間となぜか親睦を深めたり、ツッコミどころのある行動を謎に取ったり。
気にし始めるとドンドン粗が目についてしまうので、嫌な人な相当嫌でしょう。
硬すぎる雑魚戦
時々感じたのが、無駄に硬い雑魚が多すぎるという点。
雑魚の中にはシンプルに体力が多いタイプも存在しており、これが複数体、続々と出てくると流石にちょっとダルく感じました。
特に終盤は長いフィールドも多く、敵の種類も使い回しが多いので硬すぎる雑魚に対しては結構ストレスを感じましたね。
道中はベリーイージー、ボス戦はハードでプレイしたいくらいの感覚でした。
サブクエストの存在感のなさ
このゲームはサブクエストこそあるものの、パーティメンバーと親睦を深める絆ストーリー以外は正直息をしていません。
クエストのモチベーションは探索や報酬ですが、そもそもあまり探索要素のあるマップではなく、報酬もしょっぱいのでやる気にならなくて残念でした。
プレゼントのテンポ感
パーティメンバーにプレゼントを渡して友好度を深める機能があるんですが、これが1つずつしか渡せないうえにちょっとした会話イベントを挟みます。
プレゼントの数が少ないといい演出なんですが、かなりの数があったためテンポ感を阻害する要因になっていると感じました。
賛否両論な点
紙芝居形式
僕は買う前から分かっていた紙芝居形式のストーリー。
キャラクターCGは最新のハイクオリティなものなのに、肝心のストーリーはほぼCGの止め絵を使った紙芝居形式。
ストーリーが長いのでササッと読み進めたい方にはOKかもしれませんが、個人的には勿体ないなという印象。
テイルズのスキットなどはあくまでオマケの会話要素なので、メインストーリーくらいは3DCGを動かして欲しかったなあと思いました。
ノベルゲーっぽく自分のテンポで読み進められるのは良かったので、難しいところですけどね。
一本道JRPGスタイル
昨今は自由度の高いオープンワールドRPGがトレンドですが、このゲームは真逆。
ストーリーもフィールドもガッツリ一本道で、戦い方も敵ごとに弱点が明確なので自ずと1本に収束します。
僕はこの形式も好きですし、オープンワールド系と一本道系を交互に遊んだりしてるので全然OKでした。
ただここは人によって合う合わないがあるとは思いますね。
周回前提のW主人公スタイル
本作はユイト・スメラギとカサネ・ランドールのW主人公形式になっていて、中盤まではこの2人の隊が別行動を取って別々の物語が展開されます。
片方の視点では語られない物語がもう片方の視点で語られるため、すべての内容をカバーするには周回が前提となっています。
引き継ぎ要素は充実しているものの行き着くところが同じな事もあり、人によっては2周目に気が乗らない方も居るかと思うので賛否両論かなと思いました。
ストーリー自体は1周目でもほとんどの疑問が解決するので、そこは安心してOKです。
総評
良かった点、悪かった点、賛否両論な点をまとめるとこんな感じ。
良かった点と悪かった点の差し引きで、10点満点中8点というのが僕の感想!
アニメ調のJRPGやバンナムらしいRPGが好きな方は間違いなくハマれるので、ぜひ一度手に取ってみてください!
セール時なら値段も良心的ですしね。
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