吟遊詩人の基本ローテション記事に書き切れなかったあれこれをまとめてみました!
応用編として、基礎編と合わせてお読みください!
基礎編も合わせてご覧ください。
はじめに
FF14の新拡張パッチ7.0『黄金のレガシー -Dawntrail-』が発売され、各ジョブにスキル変更・追加が行われました。
今回は『吟遊詩人の応用編』編!
また、今後も他ジョブは考察して紹介していきたいなと考えているので、首を長くしてちょくちょくFF14ジョブ考察のタグを気にしていただければ幸いです。
軽減の考え方
野良ではコミュニケーションが難しいところはありますが、詩人(とレンジロール)の軽減の考え方についてです。
トルバドゥール
守りのサンバ・タクティシャンと同様の効果を持つレンジ軽減。
15秒間、PTが受ける被ダメージを15%軽減させる。
被ダメージが対象のバフなので、基本的にほぼ全てのダメージが対象です。
このゲームに存在する様々な軽減バフの中でも、最も対象が広いためどこで使っても一定の効果を発揮してくれます。
逆に他ロールのバフ(例.ダークミッショナリーやハート・オブ・ライト)は魔法ダメージのみが対象だったり、デバフ(例.リプライザルやアドル、牽制)はダメージ発生源がターゲット不可だと軽減できません。
このため、他ロールのバフを入れにくいポイントに使うのが最も効果的と言えます。
固定PTであれば制約のあるバフ(ダークミッショナリーやリプライザル、アドル、牽制など)から使いどころを決め、トルバは隙間を埋めるように使うのがオススメ。
野良PTでも同じ考え方で使いどころを決めるとよいでしょう。
効果反映のラグ
トルバドゥールはPTメンバーにバフを付与するタイプの軽減なので、スキル使用から効果反映まで若干のラグがあります。
1番最初に効果が付与される人(自分)には約0.5秒後。
1番最後に効果が付与される人には約1.5秒後。
最大で約1.5秒のラグがあるので、攻撃のギリギリを攻めすぎると軽減が入らない事故が発生するので要注意です。
効果時間15秒を有効活用する
効果時間が15秒と長いため、タイムラインによっては複数の技に効果を入れる事が出来ます。
タイムラインを確認し、2つの技に効果を入れられそうな場合、1つ目の技のギリギリを狙ってトルバを使う意識を持てるとベターです。
逆に使用間隔がギチギチの場合、早炊きを有効活用するのもよいでしょう。
地神のミンネ
ミンネは純粋な軽減ではなく、ヒールバフになります。
15秒間、PTが受けるHP回復効果を15%上昇させる。
回復効果が対象なので、アビリティも対象です。
ヒールバフのため、恩恵は以下の2通り。
- HP回復(戻し)の量を増やし、ヒールスキルの数を減らす
- バリア量を増やし、軽減として使う
前者は大きくHPが削れる攻撃などで有用。
後者は強力なバリア(例.鼓舞+展開)との組み合わせで軽減として有用です。
固定PTであればヒールワークに組み込むことでヒール効率のアップ(PTDPS向上)に役立ちますから、積極的に相談していきましょう。
野良PTであればミンネありきで軽減を組む事はまずないので、立て直し用に使ったり、連続で全体ダメージが来るポイント(ヒールがキツイポイント)で使うのがよいでしょう。
野良だとヒーラーもお互いの様子を見ながらヒールを入れるので、ヒールが薄い場合に壊滅するポイントで使う事で事故率が若干下げられ…るかもしれません。
DPSアップのためのワンポイント考察
DoT更新の判断
詩人はDoTジョブなので、ボスが飛ぶ前や討伐前にDoT更新をどうするのかが悩ましいポイント。
DoTは3秒に1Tickで、1Tickにつきストームバイト+コースティックバイトで威力45入ります。
つまり、DoTの威力がバーストショットとアイアンジョーの差分を上回れば更新してOK。
- バーストショット:威力220
- アイアンジョー:威力100
差分は威力120なので、DoTが3Tick(威力135)以上入ればアイアンジョーを撃った方が強くなります。
3Tickは9秒ですから、9秒以上DoTが走るのであれば更新した方がお得ということです。
開幕や2分バーストのシナジー中も同じ考え方を使うことができ、アイアンジョーの回数を増やしてでも、フルバフのDoTを数Tick走らせた方がお得だったりします。
自己バフだけであればバトボ・光神・猛者の3つを使った直後にDoT更新し、切れる直後にもう1回DoT更新とシンプルですが、PTバフまで考えるともっと複雑なので、実際に計算してみるのがオススメです。
エイペックスアローの使い方
詩心が1つ貯まる度にソウルボイスのゲージが5貯まり、このソウルボイスを使用して使うWSがエイペックスアロー。
ソウルボイス80以上でエイペックスアローを使うとコンボ化して、ブラストアローが使用可能になります。
なので、基本的にエイペックスアローはソウルボイス80以上で使用し、エイペックスアロー→ブラストアローの流れを毎回行います。
漆黒で詩人を触っていた方はエイペックスアローはソウルボイス100で使うものという印象が強いかもしれませんが、今は80以上で使えばどこで使ってもOK。
後述の2分バーストの準備があるので実際には貯まる→撃つの流れとは限りませんが、基本は以下のルールだと思っておきましょう。
ソウルボイス80以上 & 100以上に溢れないように
2分バーストとその準備
詩人は猛者の撃とバトルボイスが120秒リキャストで、光神のフィナーレも歌を120秒周期で回すなら実質120秒リキャスト。(光神のフィナーレは歌を3回歌ってから使わないと効果が下がるため)
つまり、2分バーストに色々と詰め込みたいバーストジョブなわけです。
もちろんGCDを回し続ける・DoTを切らさない・アビリティを腐らせない・歌を切らさないという基本を守っているだけでもそこそこ火力は出ますが、2分バーストを意識した立ち回りができるか否かで同じ詩人でも天と地ほどの差が開きます。
なので僕が実践している&教わった各種準備と意識を紹介していきますね。
暁月の知識はほとんど有用なまま
エイペックスアロー
詩人で非常に強いWSの1つであるソウルボイス100のエイペックスアロー。
強い技だけに、猛者・バトボ・光神は乗せたいですよね。
しかし、なるべくゲージを溢れさせたくないのも事実。
こればっかりは詩心という運要素が絡むため、ベターはどこなのかという話になってきます。
薬を抜きにしてもバトボに加え、猛者(与ダメ15%UP)と光神(与ダメ6%UP)という強力なバフが乗るため、多少のゲージロスよりは、バフの方が優先度が高いと言えるでしょう。
よって、目安としてはバラードに入ってから21秒後のTick後(残り時間24秒から22秒の間)でソウルボイスが80以上あるならエイペックスアローを撃ち、そこからは全バフが乗るまでひたすら待機がベター。
実質1分リキャのWSとして扱うということですね。
その前にソウルボイスが100になっていれば撃ってOK。
パイオン中だけでソウルボイスが0から100になることは絶対にないので、バラード中に一度空にしておく意識が重要です。
バラード中の使用タイミングは目安を紹介しましたが、ここは運に自信ニキか安牌ニキかで前後させるのも良いでしょう。
ちなみに理想中の理想は、1分周期でソウルボイス100のエイペックスアローを撃ち、2分タイミングでソウルボイス100のエイペックスアローを撃つことです。(まず無理)
ハートブレイクショット
ハートブレイクショットはチャージ3のアビリティなので、リキャストを腐らせない範囲でなるべく沢山2分バースト中に使用したいところ。
猛者の撃が効果時間20秒なので、理想としては猛者の効果時間中にチャージ3回+リキャスト1回分の計4回入れたいです。
しかし、ハートブレイクショットのリキャストはバラード中の詩心によって7.5秒ずつズレていくので、どうしても運が絡みます。
なので、ハートブレイクショットは基本的にバフに3つ乗せる意識で行きましょう。
バフに3つ乗せる場合は、チャージを2つ持った状態で2分バーストに入ればOK。
チャージを2つ溜めるには30秒を要するので、目安としてはパイオンに入ってすぐハートブレイクショットのチャージを0にして、それ以降はバーストまで使わないようにしましょう。
メヌエットを押すタイミング
基本の2分バーストは、メヌエットを押し、2WS入れてGCD後半で猛者、1WS入れて光神・バトボと入れていきます。
ここで注意したいのがメヌエットを押すタイミングですね。
メヌエットを押すと、パイオンから引き継がれる『軍神の加護』が付与され、これの効果時間が10秒となっています。
この10秒という効果時間の都合上、メヌエットを押すタイミング次第で効果が乗るWSの数が変わります。
1発でも多くのWSに『軍神の加護』を乗せるため、メヌエットを押すタイミングはGCDの後半が基本。
GCDが噛まない範囲で、可能な限り後ろ側に持っていくのがポイントです。
エンピリアルアローを撃つタイミング
エンピリアルアローはチャージアビリティではないので、基本的にはリキャ撃ちが理想。
しかし、詩心を1つ溜めるという効果がついているため、撃つタイミングには注意が必要です。
例えば、メヌエット中に詩心3のピッチパーフェクトが撃てる場合は、ピッチパーフェクトを撃ってからエンピリアルアローを撃たないと詩心が1つ無駄になってしまいますよね。
つまり、詩心を無駄にしないよう撃つのが大切ということです。
じゃあメヌエット中に詩心が2溜まっている時は?
後述の詩心のTickタイミングがエンピのリキャからずれていない限り、WS→即エンピ→Tick前にピッチパーフェクト→詩心Tickとなるよう押していきます。
SSの都合などでエンピとTickが被る場合は、先に詩心2の状態でピッチを使い、エンピのリキャはズラさないようにするのがベターです。
アイアンジョーによるDoT更新タイミング
アイアンジョーでDoT2種を同時に更新でき、DoTの効果時間は45秒と非常に長いのが詩人の特徴。
2分バーストのアイアンジョーによるDoT更新タイミングは基本的に開幕と同じ考え方で、猛者・バトボ・光神の3つが乗っている間が理想。
ただ、実際のコンテンツでは他のPTシナジーバフがあるので、全PTシナジーバフが乗っているタイミングが良いと言えるでしょう。
そこから45秒間は全バフが乗ったDoTが走っている状態になるので、可能な限り多くのバフを乗せたいところです。
つまり、基本的にはアイアンジョーは必ず2分周期で1回は使われ、それ以外に2回DoT維持のために使われるわけですよね。
しかし、DoTの効果時間は45秒のため、毎回綺麗に更新していくと45秒→45秒→30秒(残り時間0→0→15)となります。
バフが乗っているDoTはなるべく完走させたいですが、その点以外ではアイアンジョーの更新タイミングに15秒の遊びがあるということ。
戦闘中に使うアイアンジョーの数が無駄に増えず、PTバフが全て乗ったDoTの効果時間が変わらなければ使う場所は自由とも言えます。
薬の使用タイミング
詩人はコチラの記事でも紹介した2分薬>開幕薬となるジョブの代表例です。
というのも、光神のフィナーレは開幕は仕様上必ず与ダメ2%UPと最低限になってしまい、2分以降は基本的に与ダメ6%UPと最大になります。
黄金からは光神のアンコールも威力が開幕と2分では異なります。
更に、開幕バーストにソウルボイス100のエイペックスアローを撃つのが不可能なのに対して、キチンと前述のソウルボイスをすればソウルボイス100のエイペックスアローを撃つことができますよね。
これに加えて、開幕には乗らない『軍神の加護』のバフが2分バーストでは乗るため、薬に乗るGCD数もアップ。
なので、薬の総使用回数が変わらない場合は、開幕では2分で薬を使い、そこから2分バーストに合わせていくのがオススメ。
薬の総使用回数が変わるかどうかの目安は、上述の記事で紹介しています。
詩心のTickタイミングを知る
メヌエット中の場合、詩心が3貯まったら次の詩心が貯まるまでにピッチパーフェクトを撃つ必要があります。
バラード中の場合は、ブラットレッターが2チャージある状態で、リキャストが7.5秒を切ったら次の詩心が貯まるまでにはブラットレッターを撃つ必要がありますよね。
この次の詩心がいつ貯まるかという判断をするには、詩心のTickタイミングを知る必要があります。
例えば、サイドワインダーのリキャストが丁度上がったタイミングで、詩心3のピッチパーフェクトも撃てるようになったとします。
ここでサイドワインダー→ピッチパーフェクトとするか、ピッチパーフェクト→サイドワインダーとするかの判断するのに必要な知識ということですね。
この詩心のTickタイミングは、歌の3秒周期となっています。
歌は全て効果時間45秒なので、残り時間が42、39、36…といった風にTickタイミングがやってくるわけですね。
逆に言えば、残り時間が41、38、35…1といったタイミングでTickすることはないわけです。
上述の歌回しで、どうして43秒・43秒・34秒という気持ち悪い秒数なのか。
この答えも詩心のTickタイミングです。
3秒周期でTickする仕様上、残り時間が3秒の時のTickが最後のTickになり、それ以降はTickしないので次の歌に行った方がお得なわけですね。
なのでメヌエットとバラードがそれぞれ最後のTickタイミング(42秒)後の43秒で、バラードは2分合わせの34秒となるわけです。(43+43+34=120)
DoTとリフルどっちが優先?
リフルジェントアローは開幕のストームバイト・コースティックバイト着弾時にもProc判定があります。
なので、1番最初の1つ目のDoT(僕の場合ストームバイト)を撃った後に、いきなりリフルがProcすることもあるわけですね。
こうなると、次に2つ目のDoT(僕の場合コースティックバイト)を入れるか、リフルを撃つかで悩みませんか?
場合によっては2つ目のDoT着弾時にもリフルがProcして、リフルのProcが1つ無駄になってしまう可能性もありますからね。
しかし、これが罠。
この場合はリフルのProcを無視して、2つ目のDoTを入れることを優先するのがベターです。
そもそもリフルのProc率は35%なうえに、開幕ローテーションでは2WS目の後にバトボ・光神が入るので、DoTを先撃ちした方がお得ですね。
歌の空撃ちを考える
今の詩人は昔と違い、各歌のProc判定がDoTではなく歌についてます。
要は、敵が居なくても歌さえ発動していればProcするというわけですね。
歌Procがあるとピッチやレッターが上がるのもそうですが、何より重要なのがエイペックスアローのゲージが貯まるという点。
この点を意識すると、ボスを長時間殴れなくなる前には歌を空撃ちしておいた方が良いという発想に至ります。
分かりやすい例だと『絶竜詩戦争』のトールダンフェーズ、蒼天の陣:聖杖の直前。(暁月シーズンの時の話になっちゃうけど)
このタイミングでパイオンを押しておくと、次に殴れるタイミングでは歌こそ切れているもののエイペックスアローのゲージがかなり貯まります。
帰ってきたタイミングでメヌエットを使うことに変わりなくとも、このパイオンを空撃ちするか否かでゲージ量がかなり変わるのでこの意識は非常に重要です。
もちろんこれが原因で歌がバーストからズレる場合はNGですが、問題ないなら積極的に空撃ちを組み込んでいきましょう!
特に黄金からは敵をターゲットしなくても歌を切り替えられるので、カットシーンなどが入らない限り歌は回し続けられます。
2分バーストがズレる時の歌回し
詩人はバーストが歌と紐づいているため、ボスが飛んだりしてバーストがズレると歌回しを考える必要があります。
歌は全て効果時間45秒のため、全てを歌いきると1周135秒(2分15秒)となるので15秒未満のズレであればバラードの時間を延ばすことで対処できます。
一方で、それ以上にズレる場合は対処法が2つあります。
- 歌回しはそのままに、バーストタイミングをずらす
- スタートから歌回しを調整する
正直これはタイムライン次第なので、ザックリとした考え方だけまとめます。
①歌回しはなるべく維持
バーストがズレるところからは、基本的に2分バーストとパイオン→メヌエットがズレた状態で進めるやり方。
毎周期ごとにバラードを15秒伸ばし、どこかでバーストとメヌエットが綺麗に合うならばバラードの時間を延ばすかなくらいです。
こういうコンテンツは基本的に詩人と相性が悪いですね。IDも基本これです。
②スタートから歌回しを調整する
こちらはタイムラインが完全に決まり、討伐タイミングも具体的になった場合のやり方。
バーストとバーストの間の『谷』で戦闘が終わる時や、1分単位でバーストをズラした方がいい場合に採用する手法です。
この場合、詩人だけでなくPT全体でバースト位置を1分単位でズラします。
開幕にバーストを行わず、1分から1・3・5…という風に奇数分に2分バーストを撃つやり方で、1分にメヌエットが来るように回します。
これでもコーダ1つ分光神のフィナーレと光神のアンコールの効果が増し、エイペックスアローも期待できるのでDPSアップが見込めます。
スタートの詩をパイオンにし、そこから基本の詩周期を回す事で①より効率の良いバーストが行えます。
途中でカットシーンが入り、リセットが入る戦闘などではリセットタイミングを『開幕』と見立てる事で同様の回しができます。
2つのバフの反映ラグを知る
詩人の重要スキルにバトルボイスと光神のフィナーレという2つのPTバフがあります。
これらはバフを付与するスキルであるため、スキル使用から反映までに若干のラグがあります。トルバドゥールの時と同じ話ですね。
1番最初に効果が付与される人(自分)には約0.5秒後。
1番最後に効果が付与される人には約1.5秒後。
反映順は自分からの距離で決まり、近い人から順番に反映されていきます。
このため、1番目が自分なのは変えられませんが、2~8番目の順番はPTメンバーの協力があれば変えられます。
固定PTでDPSを詰める時には、特にメレー・キャスターの反映順に注意し、最も効率良くバフが使えるように並ぶのもよいでしょう。
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