PR

探偵はもう、死んでいる。 12巻【あらすじと感想・考察】

探偵はもう、死んでいる。
探偵はもう、死んでいる。
記事内にPR広告が含まれています。

新章《未知の聖域》編開幕!

※ここから先は【ネタバレ】全開です!!!

スポンサーリンク

たんもし12巻のストーリー

  1. アカシックレコードの事件の後、『調律者狩り』という新たな危機が発生し、犯人候補に死んだはずのシエスタ・夏凪渚の幼馴染・アリシアと、君塚君彦の育ての親・ダニー・ブラントが挙げられる。
  2. アリシアが《未知の聖域》からの侵略者であることが判明。
  3. ダニーは《未知の聖域》で死体を修復され、作られた世界の危機を生み出す意志を入れられた状態であることを君塚が解き明かす。
スポンサーリンク

感想

スポンサーリンク

今回はノーチェスだったな

たんもしのメインキャスト総出!みたいな勢いで色んなキャラクターに活躍の場が与えられた今回ですが、メイン・オブ・メインは個人的にノーチェス。

テセウスの船に関する問答も良かったですし、buenas nochesは感動。

君塚の前でとにかくカッコいい戦いを繰り広げたノーチェスは、表紙を飾るに相応しい大活躍っぷりでした。

また、テセウスの船とドッペルゲンガーを用いた自己同一性のテーマもよき。

アンドロイドであるノーチェスはもちろんのこと、本当にダニーなのか?と揺さぶってくるダニーと君塚の問答も良かったですね。

中身が入れ替わってしまったら、中身が再構成されてしまったら、外見が同一でも、同一人物と言えるのだろうか?

何を持って、自分は自分だと主張するのか。

ノーチェスとダニー、そしてドッペルゲンガーを使って、このテーマをたんもしに落とし込んでいたのは読みごたえがありました。

スポンサーリンク

考察

君塚に似ていた大神

今回でなるほどな~~と腑に落ちたのは、大神というキャラクターにおいて。

キャラデザがかなり君塚君彦に似ており、『助手代行』という立場で渚の助手的な役割も果たしていたこの男。

どことなく君塚に似ており、だからこそ2人のウマが合わないのかな~~なんて思っていましたが、単なるキャラ付けではなく明確な理由が明かされました。

その理由は、大神がアナザーエデンの特異点だったから。

同一人物が存在するパラレルワールドであるアナザーエデンにおいて、特異点だけは例外らしく、各世界に異なる人物が特異点として存在している模様。

逆に言えば、君塚はこちらの世界にしか存在しておらず、アナザーエデンには居ないということですし、大神もまた然り。

別人のようですが、同じ役割を世界から与えられた人間なので、どことなく似ているのでしょうね。

大神とアリシア曰く君塚はまだ特異点の真の力を理解していないようなので、今後どうなるのか楽しみなところ。

たんもし13巻の発売日

探偵はもう、死んでいる。13巻の発売日は未定です!

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました