冒険もいよいよラストスパートか!?
壮大な舞台を持ってきた驚きの一冊でした!
※ここから先は【ネタバレ】全開です!!!
冒険9巻のストーリー
- 仙人ムシキを探し、ヒマラヤにやってきたロード・エルメロイII世一行はスカンジナビア・ペペロンチーノと合流。アヴィダヤをシャの国に連れていくことと引き換えに手を組む。
- シャの国にて、国王毒殺事件に関わってしまい、更に山嶺法廷の『星冠密議』が開催されることを知り…
感想
舞台がまさかの地底世界!!!しかも国王毒殺事件!!!更にはダイイングメッセージ!
壮大な舞台にミステリーらしい事件とロード・エルメロイシリーズらしさが詰まった設定で思わずにっこりです。
事件簿のラストも時計塔の下に広がる大迷宮が舞台で、冠位決議が登場するなどかなり壮大でしたが、冒険ではそれの山嶺法廷版が登場。
ヒマラヤに隠されていた地底世界を舞台に、星冠密議を見事なセルフオマージュです。
そしてダイイングメッセージ。
クラブのキングが足りないというダイイングメッセージが明かされ、一気に犯人の目星がつくのか!?と思ったところで更にもう一転。
クラブのキング=毒殺=王の死=征服王イスカンダルの死の真相
驚きの連想ゲームの末にたどり着いたのは、イスカンダルの死の真相こそが、シャの国の国王毒殺の手掛かりになるという結論。
しかし、イスカンダルの死の真相はいわば未解決事件で、当時を生きていた者(ジズやムシキ)にしか分からないというジレンマ。
今後はロード・エルメロイが、国王毒殺事件を解きつつイスカンダルの死の真相にも迫っていくと思うとなかなかにアツい展開。
山嶺法廷や白若瓏も気になりますが、僕的にはこのミステリーがどうなるかが楽しみでワクワクしています!
冒険10巻の発売日
続きが気になるロード・エルメロイII世の冒険 10巻の発売日は未定です!
例年のペースであれば、2025年夏に発売が予想されます!
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