3部作全部が出るまで待とうと思っていなかったが待てなかったシリーズ。
恋姫大ファンの僕は最高に楽しめたので感想をサラっとまとめていきます!
※この記事はほぼネタバレなしです!
感想を一言で述べるなら
ファンなら絶対に楽しめる戦国恋姫の続編
ストーリー
個人的には恋姫無双のFD・恋姫英雄譚くらいのノリかもな?とも思っていたので、予想以上にしっかり続編をやっていて満足でした。
FDと続編の中間くらいをイメージしていたので、完全な続編で嬉しかったですね。
ストーリー自体は伊達”龍巳”政宗をどっしり軸に据えてくるかと思いきや、佐竹”鳳蝶”義重との二本柱だったのでここは賛否が分かれるかな?といったところ。
タイトルにもなっている独眼竜政宗に物凄く期待していた方は少し物足りなかったかもしれませんね。
僕個人としては、中盤までは主人公・新田剣丞と同じ視点で疑心暗鬼になったりもして、ドキドキしながら読み進められたので大満足でした。
前作の金ヶ崎ほどではないにせよ、緊迫感もしっかりあって良かったです。
テンポ感やギャグシーンも安定の良さで、鮭を食べすぎてアシリパ顔になる剣丞、空、詩乃のシーンや結奈の蕩し御免状の解説シーンはしっかり笑わせてもらいました。
もう1ついいなと思ったのは、戦国恋姫Xで新しく登場したキャラクターたちにスポットが当たりより馴染んだ事。
戦国恋姫からプレイしていると、戦国恋姫→戦国恋姫Xの流れでプレイしている都合上ストーリーのオーバーラップもあり、どうしても無印から登場しているキャラクターの方が圧倒的に馴染んでいます。
しかし本作では北条勢や長尾のちびっ子3人などにしっかりとした出番が与えられていて、戦国恋姫ファミリーにしっかり馴染んたように感じました。(空と愛菜は無印からいるけど、活躍度合いで言えば本作はトップクラス)
特に姫野、名月、十六夜あたりはかなり印象が強くなったと思いますね。
本作の姫野はマジでかわいい
こういった観点から、EXを3本に分割し、それぞれで登場するキャラクターを絞ることで出番にメリハリをつけているのが良い方向に働いていると感じました。
こうなると弐・参も新規キャラだけでなく、当番が回ってくる既存キャラの活躍も楽しみになるしね。
キャラクター
キャラクターに関しては流石の恋姫クオリティ。
新規キャラクターたちはみんな個性豊かでしっかりとインパクトがあり、キャラクター同士のかけ合あいやテンポ感・ノリはこれまで恋姫を楽しめた方ならしっかり楽しめるクオリティでした。
中二病前回の伊達”龍巳”政宗、そんな龍巳を支えるお姉さんで家老の片倉”喜重”景綱、龍巳を溺愛する百戦錬磨の国主・最上”寿水”義光、透き通るような雰囲気を纏う常陸の国主・佐竹”鳳蝶”義重、そして剣丞隊に新規参戦の意外な伏兵・木下”ちい子”秀長。
書き出してみて、改めてみんなキャラがたってるなあ…と思わされる面々でした。
個人的には儚い雰囲気や本編での活躍、最終的なキャラ付けを合わせてダントツで鳳蝶が好きでしたね。
これまでのヒロインにはあんまり居ないタイプだったので滅茶苦茶好感度が上がりました。
あとは上でも述べましたけど、本作は姫野がマジでかわいい。
既存キャラで好感度をグッと伸ばしたのはダントツで姫野でした。
CG・キャラクターデザイン
戦国恋姫の続編ということもあり、もっと言えば戦国恋姫プレイヤーの多くが恋姫無双からの流れでプレイしているということもあり、そこまで新規ユーザーの話題にはなっていないイメージの本作。
そんなわけであまり言われていない気がしますが、本作のCG・グラフィックはエロゲ業界全体で見てもNo.1クラス。
CGの綺麗さはもちろんの事、立ち絵や背景、UIまで非常に綺麗にデザインされており、純粋なグラフィックという観点では100点満点クラス。
WQHD(2560×1440)でプレイした筆者が全く違和感を感じないグラフィックなので、超ハイクオリティだと思います。
キャラデザも前作からのキャラクターは人気があるだけのことはあり非常に個性豊かかつ可愛らしいですし、新規登場キャラも例に漏れず個性豊かが可愛らしいです。
個人的には佐竹”鳳蝶”義重が特にお気に入りで、キャラクター性に合った透き通ったデザインは美しいという言葉がピッタリ。
絵のタッチが合わない!という方以外はビジュアル面で不満を感じる事はほとんどないレベルに仕上がっていたと思います。
この点はEX弐・参でも多く気は変わらないでしょうから期待大ですね。
BGM
サウンド関連は安定の戦国恋姫といったとこ。
前作からの定番BGMは一通り採用されており、EDも安心感のある君恋ノ唄。
恋姫無双もそうですが、OPは新曲でEDはお馴染みの曲というのはバランスが良くて個人的に好きですね。
君恋ノ唄もめっちゃ余韻に浸れる…
OPも戦国恋姫らしいカッコイイ曲で、盛り上がる良曲でした。
ボリューム
本作は3章構成となっており、お値段の割に意外とボリューミー。
第1章の終わりにEDが流れた時はあれっ?まあでもロープライスだしこんなもんか…と思っていたらそのまま第2章が始まってこれ結構ボリュームあるな?となりました。
特に本筋にかなり力が入っており、トータルで見て前作・戦国恋姫Xの北条編くらいのボリュームがしっかりとあって嬉しかったですね。
EX弐・参がある事を考えると、EX3つ合わせてフルプライスゲーム以上のボリュームになると思います。
一方で幕間劇のボリュームは控えめで、既存キャラは基本的に桃色回廊の追加、新規キャラも若干の掘り下げと桃色回廊くらいで従来と比べると掘り下げ不足感は否めませんでした。
とはいえ鳳蝶と龍巳は本筋でかなり掘り下げられているので、そこまで気にはなりませんでしたが…
総評
FDというよりは分割販売されている続編というイメージがしっくり来た戦国恋姫EX。
1本目はドキドキする展開もあり、恋姫ファンなら間違いなく楽しめるストーリー・グラフィック・BGMの一品でした!
待ちきれないのでもう弐もやっちゃうことにする予定です(笑)
戦国†恋姫EX参 〜毛利家の絆編〜は2023年7月28日発売!
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