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【完結】魔王学院の不適合者 17巻【あらすじと感想・考察】

maohgakuin17cover 魔王学院の不適合者
魔王学院の不適合者
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今回も待ちに待った『魔王学院の不適合者』最新刊、第17巻を読了しました!

そして、まずは何よりも…完結、本当におめでとうございます!

アニメ1期から追いかけ始め、こうして最後まで見届けられたことに、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

※ここから先は【ネタバレ】全開です!!!

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激闘の果てに待つ、二つの回想とアノスの「ビターエンド」

17巻は、クライマックスにふさわしい死闘のラッシュでした。

正帝と魔王アムル、それぞれの過去の回想が物語に深みを与えつつ、一瞬も目が離せないバトルが繰り広げられ、まさに集大成という言葉がぴったりです。

そんな激闘の最後に用意されていたのは、短いながらも、この物語の全てを物語るに足るエピローグでした。

シリーズの始まりである1巻が、2000年間、魔王アノスの復活を待った魔族たちの姿から始まったのに対し、17巻は、アノスが一人で、2000年という長い時間をかけて転生した臣下たちを待つという、美しくも切ないビターエンドで幕を閉じました。

始まりと終わりで、待つ者と待たれる者の立場が逆転するこの構成は、本当に綺麗で、心を揺さぶられました。

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シリーズを貫いた”転生”というテーマへの向き合い方

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ここ10年くらいで、ライトノベルやアニメの世界では「転生」という設定が一大ブームを巻き起こしました。

しかし、その多くは、主人公が異世界で無双するための舞台設定や、物語の導入として使われることがほとんどでした。

そんな中で、この『魔王学院の不適合者』は、徹頭徹尾「転生」というテーマに真正面から向き合い続けた稀有な作品だったと強く感じます。

単に異世界に行くことや、強い力を持つことだけを目的とするのではなく、転生によって失われた記憶、変わってしまった人間関係、そして何よりも「転生」という概念が持つ根源的な意味を、物語を通して深く掘り下げていきました。

1巻でアノスが直面した、2000年という時の流れがもたらした悲劇や歪み。

そして、仲間たちが転生を繰り返す中で変わっていく姿。

それでも、彼らが根底に持つアノスへの想いや、それぞれの「原点」は失われていないという描写は、人の魂や絆は、たとえ肉体や姿形が変わっても消えないという、このシリーズの核となるメッセージを私たちに伝えてくれました。

17巻のビターエンドもまた、そのテーマの延長線上にあるものです。

アノスが一人で、2000年という途方もない時間を待つこと。

これは、転生によって事実上永遠の命を得た彼らにとって、失われた時間と向き合い、再び絆を紡ぎ直すための、最も尊く、そして切ない選択だったのだと思います。

流行の設定を単なる道具として使うのではなく、物語の骨子として扱い続けた『魔王学院の不適合者』は、本当に素晴らしい作品だったと、改めて感動しました。

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終わりから始まる物語、アノスが待つ2000年後の世界へ

このビターエンドは好みが分かれるかもしれません。

しかし、個人的には非常に好きな結末でした。

なぜなら、この終わり方は「物語の続き」を読者に想像させるからです。

シリーズ序盤では、アノスが転生するまでに世界がどう変わったのかが描かれていました。

今度は、アノスが2000年間、臣下の転生を待った結果、世界がどうなったのかという物語を、私たちの心の中で始められます。

そして、アノスが一人で過ごした長い時間の果てに、かつての仲間たちと再会する瞬間に、世界はどう変化しているのか。次はどんなハプニングがあるのか。

そうした未来を妄想する楽しみを与えてくれる、素晴らしい終わり方だったと思います。

まとめ

17巻は、激しいバトルと、シリーズの根幹をなすテーマが結実した感動的なエピローグによって、見事に物語を完結させました。

読者としては寂しさもありますが、これほどまでに心に残る形で終わりを迎えてくれたことに、感謝しかありません。

アノス様、秋先生、ありがとう!!!

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