就活の面接では必ずと言っていいほどある逆質問タイム。
正直、こちらが不利にならないように聞ける質問なんてたかが知れてますよね(笑)
なので、僕は面接の逆質問は採点項目の一つだと割り切って臨んでいました!
今回はそんな22卒の僕が、これはいい感触だなと感じた逆質問を紹介していきます!
※これはあくまで僕の体験ベースです!
心構え
まず大前提として、僕が意識していた心構えについてお話します。
冒頭でも述べたように、逆質問は採点項目の一つだと割り切りました。
正直、逆質問は特に面接官によって違いが大きく、本当に僕ら学生のために時間を作ってくれている方も居れば、純粋な採点項目の一つとして見ている方も居ます。
重要度も、しっかり見ていそうな方も居れば、どうでも良さそうな方も居ました。
こんなの実際に面接を受けてるこっち側からしたら分かりにくいですし、リスクを取るわけにもいきません!
ですので、同じ質問タイムでも僕の中では
- 逆質問 → 相手に満足してもらうためもの
- OB訪問や説明会 → 自分が満足するためのもの
という位置づけにしていました。
もちろん両方を満たせるのがベストですが、優先するのは相手の満足度です!
よって、逆質問はカフェやバーでお客さんとお話するイメージでやり切りました。
質問する→聞く→感想or深堀りする→聞くを繰り返していくイメージです!
超失礼な言い方ですが、面接官に色々喋ってもらって気持ちよくなってもらうために話題を振るということですね。
なので、なるべく個人の考えやエピソードを引き出せる話題を振るように心がけていました。
みんな自分語り大好きだからね!(暴論)
加えて、個人にフォーカスしておくとそれ以降の面接で使える情報を引き出せます!
以降の面接で他社の選考状況を聞かれたとき、この面接での逆質問から見えた人柄・社風を一つの理由に付け加えられます!
相手を満足させつつ、自分も有益な情報が得られるのでやり得ですね!
もちろん自分が納得いくスタイルを貫くのがベストですが、僕は内定取れればOKのスタンスだったので、割り切ってしまったわけです。
あくまで一つのスタイル、例として読んでもらえれば嬉しいです。
質問する相手
面接と言っても理系で技術職志望の場合、面接官が一人のケースはほぼないと思います。
僕は必ず2人以上で、技術職1~3+人事1の形式が9割以上でした。
思い出しても人事のみの面接は1回だけで、他はすべて技術職が居ました。
また、人事の方は大抵若めで、中には技術職のみというケースも数回ありました。
ですので、質問する相手は技術職の面接官を狙い撃ちします。
技術職を志望しているのだから技術職の方に質問するのが自然だと思っていましたし、主導権を握っていたのも明らかに技術職の面接官でした。
ちょっと汚いけど、一番偉そうな人に気持ちよくなってもらおう作戦というわけですね(笑)
1:後輩の指導の仕方
まず最初に、新入・後輩社員の指導の仕方や心構えを必ず聞いていました。
というのも、これはこちらも知りたいことですし、相手もそこそこ長く勤めているので必ず経験しているはずです。
相手の方に自分の考えを語ってもらいましょう。
- どういう育成手法が適切と考えているのか
- どういう風に育って欲しいのか
この2つのどちらかにフォーカスしながら感想を返したり、深堀りしたりしていきました!
この質問は特に手応えが良く、専門的な内容でもないのでこちらから返しのアクションをするのも楽でした!
僕は研究とは別の分野に応募していたので、専門的な内容になると苦しいという裏事情もありましたね。
返しで嘘っぱちでもいいから自分の研究室のスタイルに似ているので安心しましたとでも言っておけば、より和やかな雰囲気になって良かったです。
加えて、入社後の事をすでに考えていて、入社意思があるアピールになるかなとも考えていました。
正直、自分は面接官や就活のプロとかではないので、アピールになっていたかはわかりません(笑)
長年人事をやってる人とかに聞いてみたいね
最終面接のような役員相手のケースでも、どのような考えを持っているか・部下にどう振る舞って欲しいかを教えてくださいというスタンスで似た質問をしていました。
逆質問の時間が5分くらいの短めであれば、このお話だけして終わることも多かったです。
2:研究開発で最も苦労したエピソード
次に聞いていたのは、研究開発で苦労したエピソードです。
僕は自分が研究で苦労したエピソードを話すのは楽しいので、技術職のみなさんもそうなのかなと思っています。
実際、苦労したエピソードを楽しそうに活き活きと語ってくれた方は多かったです。
理系はなんだかんだ自分の研究テーマ大好き
中には10分くらいみっちりと語ってくれた方も居て、時間を使いきれるという意味でもよかったです。
こちらからしたら逆質問の回数なんて少ない方がいいですし、沢山喋ってくれるに越したことはないですかね!
チーム全体ではどのように取り組んだか
深掘りの一貫でよくやっていたのがチーム全体にフォーカスを当てた質問です。
大抵個人の視点から苦労したエピソードを語ってくれるので、面接官の方がチーム全体ではどのような役割を担って、チームとして問題解決に持っていったかを追加で聞いていました。
企業の研究開発はチームで行うのが一般的ですし、出世されている方ならそういったチームワークの面も評価されているでしょう。
この方面だと専門的になりすぎないので、感想を述べたりするのも楽でした!
返しで、そうやって周りに働きかけていくんですね!自分も実践してみます!とか言ってましたね。白々しい(笑)
3:今後の○○は、どのように成長していくと考えているか
更に時間がある場合は、自分の志望動機に結び付く事業やフィールドの今後について面接官がどう考えているかを聞いていました。
あくまで、面接官の考えが聞きたいというスタンスです!
そのフィールドを仕事にして毎日取り組んでるわけですから、僕ら学生よりよっぽど深く考えているはずです。
こちらはもう志望動機という形でこれを話しているわけですから、相手もそれを踏まえて色々考えを話してくれます。
相手はこちらの考えを示した時点で何かしら言いたいことがあるでしょうから、それを話す場としてこの話題を振っていました!
考えが同じこともあれば、違うこともあります。
ただ、どちらにしても感想を述べることは簡単ですし、僕らよりは深いはずですから勉強にもなります。
相手も人生の先輩として僕らの志望動機に対する回答を述べるわけですから、満足してくれる方が多いでしょう(多分)
ここで聞いた話を次回以降の面接で取り入れたりもしました
おまけ:自分の評価について
これは、面接を始めたての時期や志望度の低い企業で聞いていました。
今日の自分はどう映りましたか?
これを聞き、反応がイマイチだったり意図を聞かれたら
御社で活躍するために直した方がいいことはありますか?
と付け加えていました。
要はフィードバックを貰いに行ってます。
結局自分の面接の良し悪しは、自分ではわかりません。
他人に評価・アドバイスを貰うのが一番です。
この「他人」が誰なのかが重要になってくるわけですが、面接官ってパーフェクトじゃないですか?
自分の志望している企業・業界で、自分を採点している人ですからね。
こういう人に評価される面接をしたいわけですから、その人から貰える評価・アドバイスの価値は大きいです。
例えば、IT系を志望していて、志望度の低いIT系企業でこれを聞いておけば、後々の自分の就活戦闘力になるはずです!
面接シーズンの序盤に志望度が低めの企業で戦闘力を上げておけば、中盤以降でより納得のいく面接ができると思います!
そのためにこちらも企業を使い倒しましょう!
就活サービスは有料なものも多いですが、企業の選考は無料です!(ゲス)
優しい面接官だと懇切丁寧に内容の修正ポイントや、Goodだから継続した方がいいポイントなどを教えてくれます。
僕の面接スタイルはこうやって確立されていきました
最後に
僕が手応えを感じていた3つの逆質問とおまけ、いかがでしたでしょうか?
色々と偉そうなことを書いてしまいましたが、これらは理系院生の体験談みたいなものです。
僕は面接官でも就活のプロでもないですが、2021年に実際に就活をやってみた生の声の一つだと思って参考にしていただければ幸いです!
正直、逆質問は意図が面接官ごとに違い過ぎて大変だと思いますが、5~10分持たせられれば良いと割り切って頑張りましょう!
ある程度時間を使ってお互いOKな雰囲気が出たら、聞きたいことは全部聞けましたと言って切り上げても大丈夫です!
あまり悩み過ぎず、コミュニケーションが成立すれば大丈夫だと思ってやりましょう!
コメント