無人島試験が終結!ホワイトルームからの刺客も明らかに!
そして、一之瀬とはビッグイベントが!
衝撃の挿し絵で終わった前巻から続くよう実2年生編4巻は、これまた怒涛の展開で読むのが止められない一冊でした!
※ここから先は【ネタバレ】全開です!!!
よう実2年生編4巻のストーリー
- 天沢は、自分がホワイトルームからの刺客であると告白し、綾小路が憧れの存在だから退学させる気は最初からないと言う。
- 綾小路は2年A組・坂柳有栖と手を組んでおり、見事に1年生たちによる綾小路包囲網を回避。宝泉には2年B組・龍園翔をぶつけ、1年生たちを返り討ちにする。
- ここまで月城理事長の作戦を知らなかった綾小路だが、2年C組・一之瀬帆波が綾小路に情報を渡し、まさかの愛の告白!
- 綾小路は罠と分かっていてI2ポイントに向かい、vs月城理事長&1年D組担任・司馬克典の格闘戦になるも、時間稼ぎに成功して事実上の勝利。
- 無人島試験の結果は、1位が高円寺という形で終了となった。
感想
遂にホワイトルームからの刺客が明かされましたね!
やっぱり一番衝撃だったのはここでした!
これまで積極的に綾小路に絡んできていた天沢が刺客だったのは予想通りのようなそうでないような!
ただ、綾小路を連れ戻す気が一切ないというのは笑いましたね(笑)
そんなん分かるかい!(笑)
とはいえ、ここまで4巻も引っ張ってきた刺客が明かされたという事で、読んでいるときはドキドキしました!
そして、もう一つの特大イベントは一之瀬の告白でしょう!
元々一之瀬推しのオタクなので、遂にアクションに出た一之瀬に一人大盛り上がりしてしまいました!
今巻は、こういった今まで準備されていたイベントを楽しむ一巻だったように思います!
無人島試験は、予定調和といった感じでサラリとしていましたね!
よう実の中でも、頭脳戦のカラーは過去一薄かったのかなと思います!
一方で、前述のようなキャライベントや手に汗握る格闘戦など、衣笠彰梧先生が主戦場にしていたビジュアルノベルのカラーが前面に出ていました!
龍園が宝泉にボコボコにされたかと思いきや、実は罠で石崎とアルベルトを使って3vs1に持ち込んで逆転勝利するところなんかは超高まりました!
手段を選ばないのが龍園のカッコよさ!
僕はよう実の頭脳戦が大好きですが、同時にアツい展開のビジュアルノベルが大好物なので、トータルで見て満足できる一冊でした!
考察
1年生の勢力図も気になるところですが、やっぱり見ていきたいのは次の3つです!
一之瀬&軽井沢との今後
まずは、綾小路の恋愛模様です。
一之瀬キタァァァ!!!
これまで綾小路への好意は描かれていましたが、なかなか思い切ったアクションに出れなかった一之瀬帆波。
綾小路に月城の企みを伝える過程で、勢い余って告白しちゃいましたね!
(綾小路の返答は保留でしたが…)
青春だ…!
しかしながら、一之瀬には二つ大きな問題があります。
一つ目は、綾小路が軽井沢恵と交際中だということです。
強力なライバルがいて、しかも何歩もリードされているということですね。
軽井沢も幸せになって欲しい俺はいったいどうすれば…
二つ目は、我らが主人公・綾小路清隆がトンデモナイ男だということです。
明らかに色々な打算のもと人間関係を構築している綾小路。
軽井沢との交際もそうですし、今後の恋愛事情も間違いなく打算あってのモノになるでしょう。
これらの状況から、綾小路と一之瀬、そして軽井沢がどうなっていくのか予想していきます。
僕の予想はズバリ、軽井沢と別れて一之瀬と付き合うですね。
綾小路は告白の返答を保留しましたが、それは今後の下準備のためだと見ています。
これには、綾小路視点で見た2つの理由があります。
- 軽井沢の成長を促す
- 一之瀬をコントロールする
①:軽井沢の成長を促す
これに関しては、今までも描写されてきました。
どうも綾小路は、軽井沢に自分という宿り木から離れて独り立ちして欲しいようですね。
軽井沢はDクラス、ひいては2年生全体で見ても人間関係面で非常に優秀な人材であることは事実ですし、これまでも綾小路の指示はありましたが上手に立ち回るシーンがありました。
学業は芳しくないですがその一因は中学時代ですし、地頭は悪くないでしょう。
ですので、独り立ちできればより有用な戦力になることは間違いないです。
夏休みに入るという事もあるので、軽井沢に成長の試練を与えるタイミングとしては悪くないと言えます。
②:一之瀬をコントロールする
一之瀬帆波は本当に良くできた子(a.k.a 天使)ですから、Dクラスの綾小路が彼氏になったとしてもCクラスが不利になるようなことはしないと思います。
とはいえ、二人がコミュニケーションを取る回数が増えれば、綾小路の影響を受けるのは必然だと思います。
事実として、一之瀬はこれまで綾小路に助けてもらったりしてますしね。
そうなると、明確にCクラスが不利になるような行動以外であれば、誘導できる可能性は高いです。
これまでの綾小路は堀北鈴音を始めとした、多くの人物を誘導して自分の狙った結果に導いていますから、一之瀬を操縦しやすくなるこの状況を利用する可能性はあります。
ただ、告白を断った場合の一之瀬のメンタルを気にして返答を保留にしているので、今のところは断りそうな雰囲気も出ていますね!
それすらも裏がありそうなのが綾小路清隆だけどね!
ホワイトルームからの刺客
今巻で、ホワイトルームからの刺客が天沢一夏であることが明かされました。
ただ、七瀬翼がミスリードであったように、これもミスリードなんじゃないかと疑ってます!
よう実考察は疑心暗鬼になりがち
僕の考えは、ホワイトルームからの刺客は一人ではないです。
大々的に新一年生を描いた一枚絵があるくらいですし、今巻でも宇都宮陸は椿桜子には明かしていない裏の顔があることが描かれていました。
これだけ濃いキャラクターを揃えていますし、天沢には矛盾している点があります。
天沢は、物心ついた時にはホワイトルームに居たそうです。
しかし、何故か高度育成高等学校に知り合いが居るそうなんですよね。
また、1巻の綾小路のような高校生としては不自然な部分もないです。
この2点は、彼女の物心ついた時からホワイトルームに居たという証言と矛盾しているんですよね。
となると、彼女をサポートしている人間がいるはずです。
これを踏まえると、最低でもあと1人はホワイトルームからの刺客が居て、その人物が天沢の知り合いであり、高校生としての普通を把握している人物なんだと思います。
それが今巻怪しさを出してきた宇都宮陸なのか、vs綾小路の指揮を執った椿桜子なのかが気になりますね。
八神拓也は櫛田桔梗と中学が同じなのは決定していますが、中学までホワイトルーム生だった線もまだ残っています。(中学がミスリードなのはあり得る)
本当にホワイトルームからの刺客が天沢だけでストーリーが新しい軸に移っていくのか。
それともまだ綾小路を「狙う」人物が1年生にいるのか。
この点は今後の展開が待ち遠しいですね!
南雲雅
今巻で綾小路に軽くあしらわれてしまった生徒会長・南雲雅。
結果的に前生徒会長・堀北学に勝利こそしましたが、僕の中では小物感が拭い切れないんですよね。
僕の中では龍園より下の印象(笑)
ただ、綾小路にあしらわれてプライドに大きな傷がついたのは間違いないですし、元々綾小路をマークしていましたから、今後は更に絡んでくるでしょうね。
色々余計なことをして、龍園翔より綺麗にシバかれそうな気がしてます。
というか南雲シバかれてくれ(願望)
よう実2年生編4.5巻の発売日
ホワイトルームからの刺客の正体が明かされ、一之瀬との進展もあったよう実2年生編4巻。
次は5巻ではなく、4.5巻だそうです!
よう実シリーズでは.5巻も本編と同じくらい重要なので、購入をオススメします!
そんな、ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 4.5巻の発売日は2021年6月25日です!
よう実2年生編4.5巻の記事はコチラ!
また、ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 5巻の発売日は2021年10月です!
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