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衝撃の前日譚!『Lies of P: Overture』クリア後感想レビュー!

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昨年大いに盛り上がったソウルライクアクション、『Lies of P』(ライズ・オブ・ピー、略して LoP)の大型DLC、『Overture』(オーバーチャー)を、メインストーリー含めて全てクリアしました!

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購入したバージョンとプレイ環境

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一言で感想を述べるなら

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本編の愛と完成度をそのままに、DLCに求めている味

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良かった点

このDLC が本編ファンを熱狂させた理由は、その舞台設定、物語の深掘り、そして何よりも「新しい遊び」を加えてくれた点にあります。

本編の完成度をさらに引き上げる、素晴らしい拡張パックでした!

物語の「空白」を埋める、完璧な前日譚ストーリー

『Overture』の舞台は、本編の物語が始まる少し前、クラットの街が崩壊へと向かう前夜です。

本編で断片的にしか語られなかった、あの「大いなる出来事」の始まりや、特定の重要キャラクターたちの過去、そして彼らがどのような選択をしたのかが、DLC の中で丁寧に描かれています。

これは、本編を熱心にプレイしたファンにとって、まさに「最後のピースがはまる」ような、感動的な体験でした。

特に、本編で伝説として語られていた「あるキャラクター」の意外な一面や、主人公との関係性を示すエピソードは、僕の心を強く打ちました。

ただの強さだけでなく、人間的な弱さや葛藤が垣間見えることで、物語全体が一層深みを増したように感じます。

崩壊前の街、そして舞台となる「動物園」や「遊園地」といった場所は、身近でありながらも、異様な不気味さを醸し出しています。

雪に覆われた街並み、華やかな装飾と対比する静寂と惨状が、ゴシックホラーの世界観を本編とは違った角度から表現しており、非常に魅力的でした。

最後に訪れたとある場所でのストーリー展開には、思わず唸ってしまいました。「そういうことだったのか!」と。

このストーリーだけでも、DLC を購入する価値は十分にあると断言できます!

ロマンの塊! プレイヤーを唸らせる「新武器」と「新リージョンアーム」

弓、ブレード射出、ショットガンなど、本編にはなかった遊び心とロマンが詰まった特殊武器が追加されました。

中盤で入手できるガンブレードは、最後まで愛用しましたね。

新しいリージョンアーム(左腕の義手)も、従来の防御・補助的なものから、攻撃に特化したユニークなものが追加され、戦闘の幅が格段に広がりました。

特にショットガンのようなリージョンアームは、雑魚敵の集団を薙ぎ払うのに非常に便利で、易度の高い道中攻略の大きな助けになってくれました。

これらの新要素のおかげで、僕はクリア後も様々な武器の組み合わせを試すために、何度もステージを巡り直すことになりました。

「このゲーム、こんな戦い方もできたのか!」という新鮮な驚きが、 DLC にはありましたね。

練り込まれた「新ステージ」と「レベルデザイン」

DLCの舞台となる「クラット動物園」や「カーニバルガーデン」は、本編のクラット市街地とは一線を画す、探索の楽しさに溢れていました。

動物園という身近な場所が舞台になっているだけに、その中にいる敵や環境がもたらす恐怖は、本編の無機質な人形たちとはまた違った「生々しい嫌さ」がありました。

ただ一本道を進むだけでなく、様々な隠し通路やショートカット、そして探索することで得られる重要なアイテムや物語の断片が多く配置されており、プレイヤーの好奇心を刺激するレベルデザインになっていました。

開発陣が「探索して進められるように」こだわって作ったというだけあって、広いステージのどこを切り取っても、常に緊張感が持続していました。

適度なストレスと、ショートカットを開通したときの「安堵感」のバランスが絶妙でしたね。

歴戦のプレイヤーを熱くする「強敵」と「ボス戦」

DLCのボスたちは、本編をクリアした熟練のプレイヤーを唸らせる、非常に手強い相手として登場します。

ストーリー上、戦うことになるボスたちは、単に強いだけでなく、物語の背景を知っているからこそ「ここで戦うのか!」とテンションが上がる相手ばかりでした。

特にラスボスは、その背景とアクション、すべてが「本編をプレイしたご褒美」と言えるほどの完成度でした。

ボスたちの動きは本編とは異なるユニークなものが多く、プレイヤーは新しい戦略と対応力を求められます。

何度もやられましたが、その分、突破したときの達成感とカタルシスは、ソウルライクの醍醐味を改めて感じさせてくれました。

悪かった点

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熟練プレイヤーすら悲鳴を上げる「高すぎる難易度」

特に DLC 序盤の雑魚敵は、本編終盤の敵よりも火力が異常に高く、一瞬でも気を抜くと 2~3 発でやられてしまうことが多かったです。

その上、配置もいやらしく、「初見殺し」のようなトラップ的な要素も多く、非常にストレスが溜まりました。

ボス戦も、体力が非常に高い上に、ムーブセットがトリッキーなものが多く、ジャストガード(パリィ)や回避を的確に行うことが必須でした。

育成をかなり進めた2周目のデータで挑んでも、何度もリトライを強いられましたね。

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本編から引き継がれた「煩わしさ」と「遊びにくさ」

DLCは新要素が多かった反面、本編で少し気になっていたソウルライク特有の煩わしさも引き継いでいました。

武器の合成や強化、P機関のクォーツ強化、リージョンアームの強化など、強化要素が非常に多く、それらを管理するためのアイテムや素材も多岐にわたります。

新しい武器を試すたびにステータスを振り直し、素材を集め直す作業は、少し手間に感じました。

開発陣の意図とはいえ、通路の角に隠れた強敵や、落下死を誘う配置など、「意地の悪い」と感じる場面は DLC でも健在でした。

特に動物園の特定のエリアでは、ストレスがピークに達しましたね。

この辺りはソウルライクの「伝統」とも言えますが、もう少しプレイヤーに親切な設計があってもよかったかな、と感じる部分はあります。

価格に対する「プレイ時間」のバランス

これはウェブ上の意見にもあったのですが、DLCの価格に対して、メインの探索ステージのボリュームがやや少なめに感じるかもしれません。

僕は探索も含めて20時間ほど楽しめましたが、ストーリーだけを追うと10時間前後で終わるプレイヤーも多いようです。

もちろん、内容は非常に濃密で、新要素の満足度も高いのですが、「もっとこの世界を歩きたかった!」というファンの欲求からすると、少し物足りなさを感じる人もいるようです。

個人的には、新武器やP機関強化の面白さで、価格以上の価値はあったと思っていますが、「拡張版ゆえの制約」という批判も理解できるところです。

総評

良かった点、悪かった点をまとめるとこんな感じ。

  • 完璧な本編の前日譚
  • 新武器と新リージョンアームの楽しさ
  • 新ステージの満足度
  • ソウルライクらしいボス戦
  • 道中の雑魚
  • 見習わなくていいとこまで見習っている
  • コストパフォーマンスはハテナ

本編の正統な拡張で、10点満点中8.5点と満足できるゲームでした!

コメント

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