就活では、グループワークのエピソードは間違いなく評価項目の一つです。
特にメーカーなどの技術職では、ほぼ確実に聞かれると思ってよいでしょう!
ガクチカ(学生時代に頑張ったこと)や自己PRをこれにする人も多いです!
僕もメーカーはほぼ全社で聞かれました!
ですので、今回はグループワークエピソードの作り方についてお話していきます!
就活中の22卒の方、インターン前の23卒の方の参考になれば嬉しいです!
先に結論だけ言いますと、重要なのは何を考え、チームでどのような役割を担ったかです!
※これは僕の体験ベースです!
グループワークが評価される理由
就活において、グループワークの経験は高く評価されます。
特に、メーカーの技術職では間違いなく高評価です。
面接官にその場で高評価されたり、手応えを感じるケースばかりでした!
これは、グループワークの経験がチームワーク力を担保するからです。
大きい企業に就職して、チームで仕事にあたらない方はほとんどいないと思います。
メーカーの場合は、研究も開発も必ずチームが組まれます。
大学での研究のように、個人でやるケースはほぼないそうです。
ですから、企業側はいくら能力があってもチームで活躍できない人材を取りたいとはならないんです。
(ノーベル賞取ったり、超ヒット技術を単独で作れる天才なら話は別)
日本の就活はポテンシャル採用ですから、能力だけで採用なんて極稀です。
となれば、ポテンシャルのある項目が多い方が有利なのは明白です。
中・長期だとなお良い
特に、チームでの活動が中・長期だとより良いです。
長い期間チームとして活動できたという実績だけでなく、あなたがチームの全体像を把握してから活躍するまでの道のりが現実味を帯びます。
たった1日でメンバー全員の特徴と課題を把握して、自分が活躍できるよう行動したと言われても超人的過ぎて流石に疑っちゃいます(笑)
本当にそうなら、もちろん丁寧に説明すれば理解してもらえると思いますが、要らぬハードルを呼び込まないためにも中・長期の活動を紹介しましょう!
毎日活動していたなら1か月以上、週1ペースなら3か月以上くらいの期間だとイメージがわきやすいですね。
チームワーク≒リーダーシップ
これは僕の経験ベースですが、チームワークとリーダーシップを混同している人が多いと思います。
友人曰く、就活生はリーダーだらけだそうです(笑)
実際には、グループワークのエピソードはあなたがリーダーだったエピソードである必要はないです。
なぜなら、リーダーは役割の一つだからです。
聞き手が知りたいのは、あなたがどんな役割でチームに貢献したかです。
もちろんリーダーとして貢献したならそれを話せばいいですが、サポート役として貢献したならそれを話せば問題ないです。
実際に僕は、フォロー・後始末役を担当した話をして、高く評価してもらえました。
繰り返しますが、大切なのはチームで活躍できる人材かどうかです。
チームで活躍できる能力はリーダーシップだけではないので、視野を広げて自分を評価しましょう!
壮大な結果は必要ない!
もう一つよくある勘違いですが、すごい結果が必要なんでしょ?と思っている人も多いです。
全然そんなことはありません!
相手が測りたいのは、あなたが入社後にチームで活躍できるかです。
言い換えれば、再現性のあるチームワーク力を持っているかです。
なので、重要なのは結果ではなく過程です。
あなたがチームで活躍するに至ったプロセスを丁寧に話せば、それで十分です。
ではなく、
というスタイルが評価されます。
結果は副産物ですから、すごい結果があればプラスにはなるかもしれませんが、本質ではないです。
僕の結果も新人が数人定着したで大したことないですからね
かなり地味な結果だね
なんて言われたら、結果は地味だけど自分が一番力を入れて、過程からチームワークを学べた経験だったから紹介したと言えばいいです。
正直、成果の大きさばかり見てると分かった瞬間に、僕ならその企業の志望度がガッツリ落ちますけどね(笑)
たまたまデカい結果を一回出せた再現性のない人間が、次も同じことができるほど世の中甘くないと思います。
ないなら誇張・創作しろ!
これを言うと人事の方に怒られちゃいそうですが、グループワークのエピソードがないなら産み出してください。
これほど高い評価を貰えて、専門的な知識が必要のない項目は思いつく限りないです。
しかも、あなたの個人的エピソードですから、伝わればOKです。
話し得なら、話すに越したことはないですよね(クズ)
とはいえ、ほとんどの学生の方は絶対に経験しているはずです。
アルバイト先の従業員があなただけなんてことはまずないですし、理系の学生なら実験は必ずグループのはずです。
0から1を生み出すのは大変なので、0.1を1に誇張することをオススメします。
僕は実体験があったので創る必要はなかったですが、創った友人もしっかり内定を確保しています!
心苦しいあなたに僕から一言。
一切嘘をついていない企業なんてきっといないからおあいこ!
グループワークエピソードの作り方
じゃあ実際にグループワークのエピソードを作る・話すのに、何を意識するのかですよね!
僕は、グループ構成・課題・解決策・自分の考えと役割の4つの流れで構築しました!
これは、課題をチームで解決していくのが会社ですから、同じように課題をチームで解決する過程で自分がどうチームワークを発揮したかを説明するのが最も効果的と考えたからです。
そのために、その過程を伝えるのに最低限必要な情報の4つをピックアップしました!
エピソードがある方は、振り返ってみてここがキチンと説明できるか。
これから創る方は、これらを満たすエピソードになるか。
これらのチェックシート代わりに使ってください!
それでは一つずつ解説していきます!
①:どんなグループ?
まずは、どんなグループだったかです。
具体的には、次の
- 何を目的としているの? アルバイト?ボランティア?学業?
- 何人いるの?
- どんな人がいるの? 年齢層、性格、スキル、etc…
の3つを意識しました!
例えば、子供教室の話をするとして、
子供教室のボランティアで、授業のために大学生のスタッフ〇〇名でチームを組みました。指導の上手な方やマネジメント経験のある方がおり、子供たちとすぐに打ち解けられる穏やかな方が多かったです。
と、ざっくりこんな感じで説明していました。
これがあれば、あなたが活躍したグループのイメージは十分共有できると思います!
他に大きな特徴があるグループなら、その点も加えると良いでしょう!
例えば、同じ趣味やバックグラウンドを持った集まりなど。
時間が短い面接や、文字数の少ないESではどんな人がいるのかは自分の役割に直結するので、④でのみ説明するケースもありました。
②:何が課題?
次に、何が課題だったかについて説明します。
グループのゴールを達成するまでに、一切問題がなかったということはないでしょう。
なかったら、あったことにしてください。(クズ)
その課題に対して、チームとしてどう対処して、あなたがどういう役割で活躍したかを話すわけですから、課題の説明はマストです。
作業が滞っていた、顧客の満足度が低かった、人間関係に問題があった、情報が上手く共有できなかった、etc…
キチンと課題を説明しなければ、その後のあなたの活躍もイマイチピンとこないものになっていまいます!
③:どうやって解決?
そして、実際にどうやって課題を解決したかです!
前述の課題を達成するために、何かアクションがあったはずです。
それはあなたが提案したことかもしれませんし、他の誰かが提案したことかもしれません。
どちらにせよ、あなたが提案したことにして話しましょう。(クズ)
例えば、作業が滞っているなら人員配置を見直したり、人間関係に問題があるなら交友関係を深めようとするか、シフトを見直したりです。
もしくは、もっと単純に、チームを組む段階から役割分担でゴールを見据えてある役割に立候補したりです。
こういったアクションが必ずあるはずなので、それを説明しましょう!
何故そうしたかは、④に繋がります。
④:あなたの考えと役割は?+結果
最後に、あなたの考えと役割です。
③の解決策はあなたが企画・提案したものですから、そこには意図があるはずです。
そして、その解決策を実行する際の、あなたの役割にも意図があるはずです。
その意図を説明すればミッション完了です!
例えば、
- Aさん=マネジメント上手
- Bさん=指導上手
- Cさん=子供と仲が良い
- 自分=なんでもソツなくこなす
というメンバーで子供向けの授業が上手くいかず、その原因が
- 自分とAさんが先生役
- BさんとCさんがマネジメントとフォロー
という人員配置だったからのケースでは、人員配置をこう見直せば解決しそうですよね。
- BさんとCさんが先生役
- Aさんがマネジメント
- 自分がフォロー役
だから、あなたは各メンバーの適正を考えて、人員の配置転換を提案し、自身は指導役から裏方のフォロー役に立候補しましたと言われれば納得です。
このチームでは、あなたがフォロー役に回るのが最適なのは明らかです。
そして、あなたの強みはユーティリティー性なわけですから、チームに合わせた配置転換はあなたの強みを存分に発揮できます。
こうして、あなたはチームの状況を把握できて、自分の強みとチームの利益を合わせて考えられる人という評価になるわけです。
最後に、どんな結果だったかで〆れば終わりです。
今回なら、連日子供たちに満足して帰ってもらえたですね!
決して音頭をとるリーダー(マネジメント役)や表方(先生役)を務めたわけでも、物凄い結果を出したわけでもないですが、チーム内で活躍できそうなイメージがわいてきます。
最後に
就活では必ずといっていいほど聞かれるグループワークの経験。
確かに一人でものづくりや規模の大きいプロジェクトなんてほぼ不可能ですから、ここの適性を見られるのは自然です。
だからこそ、相手に入社後も同じようにチームの一員として活躍してくれそうだなと思わせれば勝ちです!
面接官でも就活のプロでもないですが、非常に手応えを持てた説明の仕方でしたので、参考にしていただければ幸いです。
とはいえ、やっぱり最後は自分にあったスタイルを身につけるのがベストですから、一例だと思っておいてください。
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