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読書リハビリにおすすめの短編集6選|本が読めなくなった人へ

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前回の記事では、読書ができないのは意志の弱さではなく「読書体力(=仕組み)」の問題だという話をしました。

「理屈はわかった。でも、リハビリとして最初に何を読めばいい?」

そう思う方も多いはずです。

読書体力が落ちている時に、いきなり400ページの長編小説や難しいビジネス書に挑むのは、ブランクがあるのにいきなりフルマラソンを走るようなもの。

そこで今回は、僕がスラスラ読めて大満足だった読書リハビリに最適な短編集を6つ厳選して紹介します。

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読書リハビリに「短編・短編集」をすすめる理由

そもそも、なぜリハビリには短編がいいのでしょうか。

本が読めなくなる正体は負荷のミスマッチ

「最近、本が読めない……」と悩む人の多くは、集中力がなくなったのではなく、読み始める際の初期負荷に脳が耐えられなくなっているだけです。

長編小説は、世界観や人間関係を理解するまでに時間がかかります。

そこまで辿り着く前に疲れたと挫折してしまうのが、失敗体験となってさらに本を遠ざけてしまう。

あなたが悪いわけではありません。

ただ、脳の準備運動が足りていないだけなんです。

短編・短編集がリハビリに向いている3つの理由

  1. 1話ごとに成功体験を積みやすい 短時間で1話読み切れるので、一冊読み切らなきゃというプレッシャーから解放されます。
  2. 途中で止めても罪悪感が少ない 「今日はこの1話でおしまい」と区切りやすいため、生活リズムに組み込みやすいのが特徴です。
  3. 合わなければすぐ切り替えられる 短編集なら、1つの話がピンとこなければ別の本を手に取ってみよう、とすぐ切り替えられます。
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読書リハビリにおすすめの短編・短編集6選

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読書体力の回復具合に合わせて、やさしいものから刺激が強めなものへと順に並べました。

やさしく読書を再開したい人へ『謎の香りはパン屋から』

パン屋を舞台にした、日常の小さな謎を解くミステリ。

いわゆる日常の謎ミステリです。

美味しいパンの描写と、穏やかな人間模様が心地よい一冊です。

とにかく文章が軽やかで、情景がスッと浮かびます。

それでいて、1話の満足度が高くイヤミスっぽい気分にもなりません。

僕のルーティンである休日の朝×淹れたてのコーヒーに最も合うのがこの本。

疲れた心に、焼きたてパンの香りが届くような読書体験ができます。

ライトにミステリを楽しみたい人へ『春期限定いちごタルト事件』

小市民を目指す高校生コンビが、学校生活で起こる奇妙な事件を解決する(あるいは巻き込まれる)小市民シリーズ第1作。

米澤作品の中でも非常に会話文が多く、テンポが抜群です。

1話が短く、謎解きも身近なものばかりなので、脳に負荷をかけずに楽しめます。

コミカライズやアニメも展開されているので、まずは映像から入って「あ、この雰囲気好きだな」と思ってから原作を読むのもアリです。

短時間で強い刺激が欲しい人へ『#真相をお話しします』

SNSやマッチングアプリなど、現代的なテーマを題材にしたどんでん返し満載の短編集。

1話ごとのフック(引き)が強烈です。

スマホを触る感覚に近いスピード感で読めるため、デジタルデバイスに慣れすぎた脳でもスッと入り込めます。

小説版YouTube Shorts・Instagram Reel(褒め言葉)

映画化もされているので、映像から入って「あ、この雰囲気好きだな」と思ってから原作を読むのもアリです。

静かに読む感覚を取り戻したい人へ『満願』

人間の業や心の闇を鮮やかに切り取った、傑作短編集。

数々のミステリランキングで1位を獲得した名作です。

正直に言うと、前の3作よりは重めです。

でも、1話完結でこれほど密度が高い話は珍しく、本を読んだ!という深い余韻に浸れます。

ちなみに収録されている『万灯』という短編は、僕の大のお気に入りです。

少し読書体力が戻ってきた夜、部屋を暗くして、じっくり物語を味わいたくなった時に開いてみてください。

この作品は一部エピソードがドラマ化されているので、ドラマで雰囲気をチェックするのもアリです。

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頭を使う読書がしたくなったら『地雷グリコ』

子供の遊び×特殊なルールのゲームで勝敗を決める、超絶怒涛の頭脳戦短編集。

グリコや神経衰弱など、子供時代の遊びを一捻りした最高の頭脳戦が楽しめます。

章ごとにゲームが分かれているので、区切りやすいです。

ルール説明が明快なので、集中してパズルを解くような爽快感があります。

エピソードによってはかなり頭を使うので、仕事で疲れ果てている日は避けてください(笑)

今日は頭が冴えているぞという日のご褒美に。

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短編でも満足感が欲しい人へ『ジョーカー・ゲーム』

世界大戦前夜、異能のスパイたちが暗躍するスリル満点の連作短編集。

1話完結型ですが、世界観が共通しているので「次はどんなスパイが出てくるんだろう?」と習慣化しやすいのが強みです。

こちらもシリーズ化されており、全4冊あるので、このシリーズを追っていくだけで読書習慣がドンドン培われていきます。

また、アニメ版が非常にハイクオリティです。

アニメでキャラクターや世界観を掴んでから原作を読むと、文字から立ち上がる映像の解像度が格段に上がります。

ちなみに、好きな小説は?と聞かれたときにすぐ思い浮かぶシリーズです。

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読書リハビリは「完走」より「再開」がゴール

最後に、一番大切なことをお伝えします。

紹介した6冊すべてを読む必要はありません。

1冊だけ読んでみるでいいし、途中で合わないなと思ったら閉じてしまって構いません。

リハビリの目的は、本を最後まで読むことではなく、本を手に取って、ページをめくる習慣を再開することだからです。

読めるようになってきたら次にやること

短編集で読める!という自信がついたら、次はシリーズものを追いかけたり、中編・長編へと少しずつ距離を伸ばしてみてください。

その頃には、あなたの読書体力は以前よりもずっとしなやかに鍛えられているはずです。

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