イヤホンと言えばオーディオテクニカと言えるくらい超有名なオーディオテクニカ。
そんなオーテクが販売しているワイヤレスイヤホンの『 ATH-CKS330XBT 』を購入しました!
1万円以下の価格帯では人気の一品でしたので、実際に使用してみたレビューを紹介していきます!
商品概要
ATH-CKS330XBTは、日本の有名な音響メーカーであるaudio-technicaが出しているワイヤレスイヤホンです。
- Bluetooth 5.0準拠
- カナル型
- 左右一体型
- 最大20時間の楽曲連続再生可能なバッテリー
- USB Type-C充電
- 音量調整、電源ON/OFF、楽曲の再生/一時停止機能付きリモコンあり
- マイク付き
- 低遅延モード搭載
- マルチポイント対応
判断の難しい価格帯
昔からそうですが、イヤホンは4000~10000円くらいの価格帯が一番判断が難しいです。
まさに玉石混交と言える価格帯で、値段に全く見合わないハズレ製品とコスパ良すぎなアタリ製品が混在しています。
また、ハイエンドモデルではないので、得意不得意がハッキリしている価格帯でもあります。
そんな価格帯で、これまで愛用していたPhilipsからaudio-technicaに乗り換えたのは、2つ理由があります。
まず、Philipsが左右一体型で手ごろなイヤホンを出していなかったこと。
これで他社への乗り換えはほぼ決まっていました。
そんな中で、オーディオテクニカを選んだのは、玉石混交の価格帯だからこそ信頼できるメーカーが良かったという点ですね。
オーディオテクニカ製品を愛用している友人が多かったのは結構な決め手でした。
使ってみるとココがいいんだ!
①:女性歌手との相性
このイヤホン、女性歌手との相性がメチャクチャいいです。
このイヤホン得意分野と言っても過言ではないでしょう。
これは、このイヤホンが得意な音域が中~高音だからだと思います。
となれば必然的に高い音で歌う女性声優や女性歌手との相性はバツグンです。
特にいいなと思ったのは、fripSideの南條愛乃さんのキレイな歌声や、堀江由衣さんや小倉唯さんの可愛い歌声が満足いくレベルで堪能できるところですね。
アニソンをよく聞く方にはブチ刺さりの一品だと思います。
よくfripSideやµ’s、Aqours、スタァライト九九組、TrySail、水樹奈々、鈴木このみ、榊原ゆいなどを聞く僕的には一番大事なところがGoodでした。
ちょうど同時期に購入した「劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト 劇中歌アルバム」の楽曲も普段使いのイヤホン・ヘッドホンに引けを取らない満足度で聞けましたね。
映画館で聞いた時から待ち焦がれていたMEDAL SUZDAL PANIC◎○●やペン:力:刀をヘビロテさせてもらいました。
わがままハイウェイの4分付近にあるサックスの演奏なんかも文句なしのクオリティで再生できました。(薫子と双葉がデコトラの前で口上言うシーンのアレ)
関係ないけどみんなも劇場版スタァライトの劇中歌アルバム買おうな!(ダイマ)
②:着け心地
着け心地は個人差が大きい部分ですが、カナル型イヤホンとしては大満足でした。
僕は元々Apple純正イヤホンが耳に合わないタイプで、カナル型をしっかり装着したいタイプでしたので、このフィット感は求めていたものそのものです。
イヤーピースを大・中・小の3種類から選べるようになっているので、大抵の人には合うでしょうし、左右で違うサイズの人にも対応できます。
ポロッと落ちちゃいそうなことは外出中も全くなかったのです。
また、3時間つけていて耳が痛くなるようなこともなかったので、着け心地は非常に良いと思います。
とはいえ、運動中は流石に厳しいかもしれませんね。
③:大容量だけあるバッテリーの長さ
ワイヤレスイヤホンで一番の懸念点と言えば、やっぱり充電でしょう。
完全ワイヤレスではない左右一体型だけあって、バッテリー持ちは非常に良いです。
最大20時間の連続再生を謳っているだけあって、実際充電する頻度は少な目で済んでいます。
僕は移動時間+家事の時間で使っていますが、これで充電は3~4日に一回のペースですね。
スマホみたいに毎日充電するようにすれば、確実にバッテリー切れは防げると思います。
最悪朝の支度をしている20~30分間だけでも充電しておけば、その日のうちは耐えられるレベルです。
また、USB Type-Cを差し込んで充電するタイプなので、モバイルバッテリーがあれば外でも充電しながら音楽が聴けます。(コードがジャラジャラ鬱陶しいですが)
④:嬉しい低遅延モード
僕はあんまりスマホでゲームプレイや動画鑑賞をしませんが、間違いなく嬉しい低遅延モード搭載です。
ちょっとYouTubeやPrime Videoで動画を見ましたが、口の動きと音がズレている感覚は全くなかったです。
ゲームだと少しShadowverseをプレイした限りでは、やはり音がズレている感覚はなかったですね。
余程シビアな音の同期を求められる音ゲーやFPSでもやらない限り、遅延は気にならないはずです。
⑤:左右一体型の恩恵
最後にこれは、好みの問題ですが左右一体型のメリットはしっかり感じられます。
完全ワイヤレスにはない首にかけておける便利さは、マグネットストラップのおかげでバッチリです。
着け心地に安定感があるので、ちょっとコンビニで買い物をする時に片耳だけ外すのもとても楽です。
あとは、なくす不安や落とす不安も完全ワイヤレスに比べると全然ないですね。
まあここは、完全ワイヤレス派か左右一体型派かの問題でしょうが(笑)
⑥:意外と遠くまで届く電波
こんな使い方をする人は少ないかもしれませんが、僕はiPhoneを机の上に置きっぱなしにしながら家をウロウロしています。
ドアを一枚隔てたキッチンに行ったり、壁を隔てるトイレに行ったりもしますね。
この時に音が全く途切れないので、この点は使ってみて意外な良い点でした。
料理の作り溜めをする時や、家中をお掃除する時、洗濯物をハンガーにかけたりしてる時でも音楽を楽しめるのは嬉しい誤算でした。
使ってみたけどココはイマイチだ!
①:雑音を拾いすぎるマイク
マイクは搭載されていますが、ここは不満アリです。
過剰な期待をする部分ではないですが、ちょっと周囲の音を拾いすぎるなと感じました。(僕の通話相手談)
環境音を結構拾ってしまうので、通話相手には不快な思いをさせてしまうことがあるかもしれません。
Web会議用なんかで考えている場合は、知り合いと一緒にマイクを店頭で試すべきだと思います。
ただ、PCでの使用を考えている方で、Nvidia製グラフィックボードを搭載していればNvidia RTX Voiceで解決できるポイントではありますね。
ハウリングすることもアリ
また、周囲の音を拾いやすい特性と、イヤホン部分とマイク部分の距離が近い構造が合わさって、そこそこの頻度でハウリングします。
ハウリングというのは、自分のマイクが通話相手の声を拾ってしまい、通話相手にその人の声が返ってしまう現象の事です。
ハウリングはやられる側からするとかなり不快ですので、通話する時はイヤホンの音量を下げたりマイクの位置に気をつかったりする必要があります。
②:厚みが足りない低音
このイヤホンの得意音質が中~高音の綺麗な音だとメリットで紹介しました。
ただ逆に言えば、低音は少し物足りないですね。
ベースやドラムの腹に来るような分厚い音は、そこまで感じられません。
メタルやロックを好む方には、間違いなく大きなペケでしょうね。
アニソンやゲーソンでもドラムやエレキギターのような楽曲そのものを支えているメロディーが素晴らしい曲は多いですから、そこまでしっかり楽しみたい方は要注意です。
オーディオテクニカはATH-CSK660XBTという低音が強みのワイヤレスイヤホンも出しているので、低音はそちらの担当という事でしょう。
やはりこの価格帯は、冒頭で述べたように得意不得意はありますね。
とはいえ、この価格帯であることを考えれば及第点の低音は出ているので、少し高望みしすぎかもしれませんね。
③:防水ではない
このイヤホンは防水性ではありません。
もちろん雨程度の水滴でしたら問題ないですが、お風呂などの高温多湿の場所では使用できません。
水溜りに落としたりするのも厳しいと思います。
防水性のない製品だと割り切って運用する必要がありますね!
なので、お風呂での使用やかなり汗をかく運動中の使用を考えている方にはオススメできないです。
総評
総評としてまとめると、次のGood・Badがあります。
こうして見ると、1万円以下のイヤホンの中では間違いなくアタリと言える高コスパ製品です。
特に、女性歌手や声が高めの男性歌手の楽曲をメインで聞く方には、満足できる一品になっています。
アニソン・ゲーソンとの相性はバッチリですので、僕にとっては大満足の一品でした!
イヤホンのメーカーを変える時はいつも博打みたいな気分になるので、アタリの一品を引けたのは素直に嬉しかったです!
店頭で色々試し聴きした限り、1万円以下では僕の音楽の好みから考えるとベストな商品でした!
もしお悩みの方で今回紹介した音質が合っている方でしたら、間違いなく満足できる一品だと思います。
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