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ノーゲーム・ノーライフ 12巻【あらすじと感想・考察】

ngnl12cover ノーゲーム・ノーライフ
ノーゲーム・ノーライフ
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ノゲノラはやっぱ面白すぎ!!

今回は王道RPGベースのゲームでノゲノラらしいテンポの良い一冊でした!

※ここから先は【ネタバレ】全開です!!!

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ノゲノラ12巻のストーリー

  1. 対エルキア連邦戦線とエルキア共和国の結成後、膠着状態に陥りつつあった戦況に一石を投じた《戦線》所属の位階序列11位・妖魔種デモニア『魔王軍』元最高幹部、智のシェラ・ハ。彼女はエルキア連邦に位階序列2位・幻想種ファンタズマであり妖魔種の創造主、『魔王』の復活を告げジブリールとイルミアインに敗北する。
  2. 魔王の《絶望領域》が《十の盟約》下でも広がり続け、いずれ世界が滅びる、そして先に呑み込まれるのがエルキア連邦だと知った『 』は、魔王のゲームに挑む

ゲームルール

7人PTの勇者一行は魔王城100階への到達と魔王討伐を目指して『希望のみ』を武器として戦う。

勝利条件:魔王城100階で待ち受ける魔王の討伐

敗北条件:希望が0となり、完全に絶望すること

その他ポイント

  • 時間制限はなし
  • 戦闘・探索に参加できるのは5人が上限で、残りは『袋』の中に収納され待機状態となる
  • 魔法の使用は可能だが、MP効率が非常に悪い(ジブリールが転移を使用しただけでMPをほぼ全て使い切る)
  • 10階ごとにフロアボスが存在する
  1. 希望(HP・MP)の回復方法、スキルの解放、リポップしないフロアボスなどの仕様を看破した『 』たちは順調に魔王城攻略を進め、81階まで到達するが…つづく
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感想

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やっぱノゲノラは面白い。待つ甲斐があるってくらい面白い!

いや〜まずはこれに尽きます。

定期的にノゲノラが読める事に圧倒的感謝。

今巻はオーソドックスなRPGがテーマのゲームで、個人的にはとても身近なネタが多くて最高に楽しめました。

フロムゲーネタとかもうね!

あと兄ちゃん、これ以上薄着になってもローリング距離伸びないし無敵時間もない

ノーゲーム・ノーライフ 12 ゲーマー兄妹たちは『魔王』に挑むようです

ゲーマー・オタクだからこそ最高に楽しめるポイントが多いのは、ノゲノラの特徴であり魅力の1つですよね!

ぶんちりー
ぶんちりー

読んでいてニヤニヤしちゃうよね

ゲームとしてもオーソドックスなテーマながら希望の回復や超ホワイト企業国家ならではのリポップ仕様、定時交代など独特な要素が織り込まれていて非常に面白かったですね。

ストーリーとしても面白く、コメディ要素としてもクスッと笑えるシーンになっていて素晴らしいテンポ感でした!

魔王城に入ってゲームが始まってからは、特に読むのが止まらなかったですね。

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考察

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デバッファー空・アタッカー白

今巻で個人的に良かったのは、空と白の役割分担がまた1つ見えたこと。

元の世界ではどのゲームでの無敗だった『 』は、当然RPG系のPvPでも無敗だったはず。

MMORPGやMOBA、RPGのオンライン戦などですね。

こちらの有名タイトルで言えば、FF14やLoL、ELDEN RINGなんかが最近流行りのタイトル。

この手のゲームには大まかなロール(役割)があり、それぞれ特徴と適性があります。

そんなジャンルで空と白はどんなロールを選んでいたのか?

ファンとしてもゲーマーとしても気になるところですよね。

それが今回のゲームで明かされました。

  • 空:デバッファー
  • 白:アタッカー(恐らく遠隔アタッカー)

言われてみると超納得なうえに相性抜群で、この2人はこうやって元の世界で無双してたのか〜と想像を掻き立てられました!

まあ実際のゲームだと人数不利は如何ともし難いので、そこはご愛嬌ということで(笑)

特に本巻では空の活躍が非常に”らしく”、敵の行動を先読みしたトラップ系デバフの設置と誘導、白をサポートするデバフの付与など『 』の駆け引き担当らしい活躍を見せてくれました。

跳弾やノックバックを完璧に計算する、演算のプロらしい白とは対照的に、相手の嫌がる事、相手の思考を完璧に計算する、駆け引きのプロらしい空でしたね。

こういった人と人の駆け引きがメインとなっているエルキア連邦のメインブレインは、やはり空なんだなと納得させられるワンシーンだったと思います。

現状のエルキア連邦vs戦線の構図も、空がどう打開しようとしているのかは注目ですね!

あとゴーレム戦みたいに相手を完封して勝てたら最高に気持ちいいだろうな…

…ふ、はは…ざこ。ざ~こ♥ね、何もできない、で…倒される、の…どんな気持ち…?何もできない、ザコ…倒す気持ちは、ね?ちょ~愉し~、よ♥

ノーゲーム・ノーライフ 12 ゲーマー兄妹たちは『魔王』に挑むようです

謎が深まる幻想種

今巻登場した『魔王』や天翼種の牙城『アヴァント・ヘイム』が代表的な位階序列2位・幻想種。

正直これまでは位階序列1位・神霊種との違いって何なの?どっちも規格外オブ規格外だと思うんだけど…といった印象が強かった幻想種。

今回はこの幻想種が幻想種たる由来。そして彼らが生まれるメカニズムが明かされました。

嵐や吹雪、地震のような天災などを知性ある者が強烈に記憶し、記録に残ることで幻想種の『核』が生まれ、これを中心に生まれるようです。

アヴァント・ヘイムは偶然天に浮かんだ陸が地上に降り注いで、『天を漂う災い』として記憶された結果、天を漂う陸という幻想種になったようですね。

要はかつての天災を再現する、一種の装置みたいなものとのこと。

魔王は少し特殊で、未来にある世界の滅亡と、それを打倒する勇者という一連の流れをセットで体現した幻想種の模様。

ここまで登場しているのだとこの2体ですが、恐らく幻想種はこういった、特定の事象を再現・実現するために生まれた星の機構なのでしょう。

こういった背景を持つ彼らは、過去に争い合っていた神霊種とは異なる理由で、盤上の輪廻ディスボードにおいては扱いの難しい種族だなと考えられます。

というのも、打倒・唯一神という観点でまとまる余地のありそう?な神霊種とは異なり、それぞれ自身の役割(引き起こす事象)が決まっている幻想種は1つの目的の元まとまるというのが難しい種族。

しかし、『十の盟約』に則ってテトに挑むには、全権代理者の種のコマを集める必要があります。

現状、幻想種に全権代理者が立ちそうなビジョンも、全権代理者のもとまとまりそうなビジョンも全く見えません。

この種族の扱いはどうなっちゃうの?という謎がますます深まる幻想種…

恐らく最後の難関になりそうな神霊種とあわせて、幻想種のコマをどうやって入手するのかは楽しみですね。

ノゲノラ13巻の発売日

魔王攻略に暗躍する位階序列13位・月詠種の登場など、目が離せないノーゲーム・ノーライフ13巻の発売日は未定です!

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