読書体力を整え、リハビリ用の本を選んだ。
これで準備は万端……と言いたいところですが、もう一つ、僕が年間100冊を読み続けるために欠かせない秘密兵器の話をさせてください。
それは、環境をガジェットでハックすることです。
本が開けない時、実は脳が今は読書の時間だよという信号を受け取れていないことが多いんです。
意志の力で集中しようとするのではなく、テクノロジーの力で座るだけで勝手に読書モードに入る空気を強制的に作り出す。
今回は、読書ムード特化型ガジェットを、具体的な活用シーンと共に紹介します。
なぜガジェットで“読書モード”を作るのか
読書は、現代においては負荷の高い贅沢な趣味です。
スマホの通知、家族の話し声、明るすぎる蛍光灯……。
私たちの周りには、集中を削ぐノイズが溢れています。
読書は“環境設計”で8割決まる
僕が社会人1年目の頃に本が読めなかったのは、ワンルームの狭い部屋で、生活のノイズと読書の境界線がなかったからです。
そこでオススメなのは、音・光・映像をスイッチにすることです。
特定のBGMが流れ、照明が暖色に変わり、壁にゆらめく焚き火の映像が映る。
この儀式をガジェットで自動化することで、脳は「あ、今から読書をする時間だ」と瞬時に理解し、深い没入状態(ゾーン)に入ることができます。
スピーカー:耳から「集中」を呼び込む
無音すぎると逆に落ち着かない、という経験はありませんか?
読書には、思考を邪魔しない質の良い背景音が不可欠です。
① Echo Dot(第5世代)|ルーティン化の司令塔
友人でも愛用者が多いのが、スマートスピーカーです。
Alexaの定型アクションを使い、「アレクサ、読書の時間」と言うだけで、照明を落とし、お気に入りのジャズを流すよう設定できます。
Audible(オーディオブック)との親和性も抜群。
目が疲れている時は、Echoから直接本を聴くスタイルに切り替えることも可能です。
② Anker Soundcore 3|「場所」を選ばない没入感
今日はソファじゃなくて、ベランダやダイニングで読みたいという時に活躍するのがポータブル機です。
360度に広がるサウンドが、部屋のどこにいても包み込まれるような音場を作ってくれます。
③ Sony SRS-XB13|最小の読書コーナーを作る
デスクの隅や、お風呂での読書に最適な超小型モデル。
スマホより少し良い音で、自分の周りだけを読書圏にするのに便利です。
ストラップ付きなので、椅子の背もたれに引っ掛けて、耳元で小さな音を鳴らすといった使い方もできます。
スマート照明:脳を「リラックスモード」へ
読書において光は、集中力と目の疲れに直結する生命線です。
① Philips Hue|世界が変わる「最高峰の光」
スマート照明の定番ですが、やはりUX(体験)が別格です。
文字が見やすい絶妙な色温度や、少し暗めの設定が可能。
一度プリセットが完成すれば、余計な視覚情報をシャットアウトし、本の世界への没入感を高めてくれます。
② TP-Link Kasa スマート電球|手軽にスマート化
既存のスタンドライトの電球を替えるだけで、スマホ操作が可能になります。
タイマー機能で「1時間後に少し暗くする」と設定すれば、それが読書開始や読書終了の合図になり、メリハリのある読書ライフスタイルが確立できます。
プロジェクター:部屋全体を「物語」の一部にする
プロジェクターは映画を観るためだけのものではありません。読書時の背景演出として使うこともできます。
① Anker Nebula Capsule 3|缶サイズの魔法
天井や壁に、窓の外の風景や、雨の日の映像を流します。
YouTubeなどで「Library Ambience(図書館の雰囲気)」や「Rainy Cafe」の映像を大画面で投影。
部屋そのものが別の場所に変わったような感覚になり、日常の雑念が消え去ります。
② XGIMI HORIZON Pro|音も映像も妥協しない
Harman/Kardonのスピーカーを内蔵しているため、これ一台で「最高の音」と「最高の背景」が手に入ります。
静かな森の映像を流しながら、小鳥のさえずりをBGMにする。
贅沢な空間を作り出せます。
予算・目的別:おすすめの組み合わせプラン
どれから買えばいい?という方へ、僕が考える最強のセット案です。
| プラン名 | 構成アイテム | 特徴 |
| 【ミニマム】安く始めたい | TP-Link + Sony SRS-XB13 | 1万円以下で、光と音の基礎が整う |
| 【スマート】自動化したい | Echo Dot + Philips Hue | 「アレクサ」の一言で部屋が読書室に変身 |
| 【プロ】没入感を極めたい | Echo Dot + Philips Hue + Anker Nebula | 視覚・聴覚・空間すべてをハックする最高環境 |
読書ムードを「爆速」で作る実践テクニック
ガジェットを揃えたら、ぜひ以下の読書ルーティンを試してみてください。
- コマンド一発で起動: Alexaなどで「照明を暖色に、BGM(カフェジャズ)を30%で再生」というグループ設定を作る。
- スマホを遠ざける: スマート照明のスイッチとしてスマホを使ったら、そのまま別室の充電器へ。
- BGMの選び方: 歌詞のないインストゥルメンタルや、雨音・焚き火などの環境音がベスト。脳が言語処理を本だけに集中できるようになります。
まとめ:環境が変われば、読書はもっと自由になる
僕たちは、便利な時代に生きています。
かつての文豪たちが追い求めた理想の書斎は、今や数個のガジェットで、数秒のうちに再現できるんです。
本が読めないと自分を責めるのは、今日で終わりにしましょう。
まずは電球を一つ替える、スピーカーから雨音を流してみる。
そんな小さな環境の設計が、あなたの読書人生を再び動かし始めるはずです。





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