マニラに対して「治安が……」「渋滞が……」と二の足を踏んでいる方も多いかもしれません。
しかし、実際に滞在してみると、そのエネルギッシュな街並み、フレンドリーな人々、そして何より圧倒的な食の満足度に驚かされるはずです。
今回は、実体験に基づく「マニラ旅行を120%楽しむためのガイド」を、グルメ・ショッピング・治安意識・健康管理の4つの視点でまとめました。
有名ではないけど美味なフィリピン飯
フィリピン料理は「肉・米・油」が基本のパワフルなスタイル。その中でも、特に満足度が高かったスポットを厳選しました。
Jollibee(ジョリビー)
フィリピンの国民的ファストフード。
あの赤いマスコットとの記念撮影は、もはやマニラ入国の儀式です。
マクドナルドが唯一シェア1位を獲れない国と言わしめるほど、現地での支持は絶大。
看板メニューのChickenjoy(チキンジョイ)は、外はカリッと、中は驚くほどジューシーです。


チキンはほんのりスパイシーですが、子供でも食べられるマイルドな設計。
特筆すべきは、セットについてくるグレービーソース。これをライスやチキンにたっぷり絡めて食べるのがフィリピン流です。
また、Jolly Spaghetti(ジョリー・スパゲッティ)はバナナケチャップを使用した独特の甘みが特徴で、ナポリタンとミートソースの中間みたいな懐かしい味がします。
- フライドチキン+ライス+ソーダ:100PHP(約260円)〜
- チキン+パスタ+ソーダ:150PHP(約390円)〜
ボリュームは日本サイズに近いため、ランチに最適。
ホテル朝食で食べすぎた胃にも優しく(?)、クレジットカード決済もスムーズです。
Gerry’s Grill(ジェリーズ・グリル)
「迷ったらここ」と言える、安定感抜群のフィリピン料理チェーン。
日本でいう少し贅沢なファミレスのような位置付けです。
たいていのフィリピン料理はここにあります。
個人的フィリピン滞在飯No.1はここのAdobo Rice(アドボ・ライス)。
フィリピンの家庭料理アドボ(肉の酢醤油煮込み)のタレで炒めたご飯。
これが中毒性抜群で、サンミゲルビールが止まらなくなります。

また、多くの料理で「スモールサイズ」が選べるため、少人数でも多品目をトライできるのが嬉しいポイント。
2人でスモール3品+ドリンク:約770PHP(約2,000円)前後。
クレジットカードOK。
Giligan’s(ギリガンズ)
Gerry’sと双璧をなす、カジュアルなフィリピン料理レストラン。
オススメはSisig(シシグ)。豚の顔の皮や耳などを細かく刻んで鉄板で焼いた料理。
鉄板で運ばれてきます。
脂の旨味とカリカリの食感が最高です。
添えられたCalamansi(カラマンシー/現地の柑橘類)を絞ると、一気に爽やかになり、無限に食べられます。


また、フィリピン風焼きそばPancit(パンシット)も具だくさんで、広東麺(Canton)かビーフン(Bihon)を選べました。
2品+ドリンク2点:約770PHP(約2,000円)前後。
クレジットカードOK。
Crisostomo(クリソストモ)
スペイン統治時代の文化を現代風にアレンジした、高級感のあるレストラン。
- 胃疲れを救う救世主:
- Arroz Caldo(アロス・カルド): 鶏出汁のフィリピン風お粥。ニンニク、生姜、サフラン(またはカシュブハ)が効いており、肉料理で疲れた胃に染み渡ります。同行者が「今回の旅行No.1」と絶賛した一品です。
- デザートの極み:
- Halo-Halo(ハロハロ): フィリピンを代表するデザート。紫芋のアイス(Ube)、カスタードプリン(Leche Flan)、ナタデココ、豆類などをかき混ぜて食べます。ここのハロハロは非常に豪華で、旅の締めくくりにぴったりです。



Bo’s Coffee(ボス・コーヒー)
セブ島発祥のローカルコーヒーチェーン。
- フィリピン産の誇り: 希少なBarako(バラコ)コーヒー豆など、フィリピン産の豆にこだわっています。バラコはリベリカ種という珍しい種で、独特の力強い香りとフルボディの味わいが特徴です。
- 予算感: アレンジコーヒー2杯:約385PHP(約1,000円)前後。


ショッピング
マニラのショッピングは、「カオスな市場」と「洗練されたモール」のギャップが魅力です。
Greenhills Mall(グリーンヒルズ・モール)
お土産ハントの聖地。
冷房の効いた快適なエリアと、迷路のようなバザールエリアが共存しています。
特に南洋真珠(パール)のアクセサリーが格安で手に入ることで有名。
言い値からの交渉が必要ですが、それも東南アジア旅行の醍醐味です。

Watson’s(ワトソンズ)
アジア最大級のドラッグストア。
フィリピン発のコスメブランド(Sunnies Face等)や、ホワイトニング効果の高い歯磨き粉、パパイヤ石鹸など、バラマキ土産の宝庫です。
Metro New Port Pasay(メトロ・ニューポート)
リゾートエリア内にあるローカルスーパー。
Sinigang(シニガン/酸っぱいスープ)やAdobo(アドボ)の素、Pancit(パンシット)の素などは1つ数十円から購入可能。自宅でマニラの味を再現するのに欠かせません。

治安意識:楽しむための「盾」を持つ
マニラの治安はエリアによって極端に異なります。
アメリカの都市部(LAやシカゴの一部)を歩く時のような、一段上の警戒心が当たり前の環境です。
アメリカ在住時代の記憶が蘇るような、フィラデルフィアやDC南部、メキシコやジャマイカに近い感覚でした。
- 移動は100% Grab: 流しのタクシーは避け、アプリで配車。履歴が残り、料金も明朗です。
- バッグはジッパー付き&前持ち: スリやひったくり対策として、ボディバッグを体の前に回すのが鉄則。
- スマホの「外出し」禁止: 路上で地図を見たり歩きスマホをするのは、ひったくりへの招待状。必ず建物内や背後を確認してから使用しましょう。
- 「見せない」美学: 高価な時計や宝飾品は、トラブルを引き寄せるだけです。カジュアルな服装で溶け込むのが賢い選択です。
持参して良かったもの
フィリピン料理は美味しいですが、日本人の胃には脂とボリュームが想像以上に負荷をかけます。
- 胃薬・整腸剤: 毎食が「焼肉パーティー」のようなもの。食後の胃もたれ対策として、普段から使い慣れた胃薬を持参しましょう。
- 下痢止め: 念のため準備。
マニラは水道水が飲めない軟水地域です。
水道水を直接飲まなくても、シャワーやプールの水が口に入ったり、食器が水道水で洗われている可能性もあります。
- マウスウォッシュ:口に水道水らしきものが入ったらすぐにうがいをする
- ウェットティッシュ:食事前に手や食器を拭く
また、ショッピングモールのトイレでも紙がない!紙が切れてるのに補充されてない!なんてこともあるあるなので、トイレに流せるティッシュを持っていくのも推奨です。
eSIMの事前手配!
配車アプリというのは、スマートフォンアプリを通じて、位置情報を使って利用するので、手持ちのスマホがマニラで使える必要があります。
僕はKlookというサービスを利用しました。日本で事前にオンラインで手配できるので、とても便利!
着陸後、すぐにスマホのモバイル通信が使えましたし、どこでも問題なし。
現地のキャリアに繋がるので、トラブルと無縁でした。
配車アプリに限らず、地図アプリで現在地を確認したり、翻訳アプリを使ったりと、旅の動きが本当にスムーズになります。
現代の旅行では、モバイル通信は必須級だと改めて感じましたね。
VPNを準備!
せっかくのマニラ旅行、高画質な写真をSNSにアップしたり、旅先のカフェで動画を見たりと、フリーWi-Fiを使う機会は多いですよね。
国内とは違い、eSIMの料金を抑えるためにデータ量を節約するパターンもありますし。
僕もホテルやカフェで頻繁に接続していました。
しかし、フリーWi-Fiは情報漏洩の最大のリスクです。
特に旅行先では、偽のアクセスポイントを踏んでしまい、クレジットカード情報やSNSのログイン情報が盗まれる被害が後を絶ちません。
僕がプーケット島でフリーWi-Fiに繋ぐ際、必ず行っていたセキュリティ対策がVPN(仮想プライベートネットワーク)の利用です。
僕はSteamでのゲーム購入やお得な航空券探しなどで、日ごろから使っているNordVPNを使いました!
Grabに登録!
配車アプリというのは、スマートフォンアプリを通じて、今いる場所にいるタクシーや個人のドライバーに送迎をリクエストできるサービスのことです。
従来のタクシーのように道で捕まえる必要がなく、アプリ内で目的地を指定すれば料金が確定するので、料金交渉やボッタクリの心配がないのが最大のメリットです。
マニラでは、この配車アプリが非常に浸透しており、観光客の主な移動手段となっています。
Grab(グラブ)
シンガポール発祥で、東南アジア全域を網羅する配車アプリの王者です。
- 特徴: 圧倒的な信頼性と車両数。
- メリット: フードデリバリーや決済機能も充実しており、これ一つで東南アジア旅行が完結します。
入国手続きは事前に電子申請を!
税関や入国申請といった入国手続きは全て電子申請が可能です。
事前に済ませておけば、空港で時間を取られず、受託荷物を受け取り次第、スムーズに空港から出られます。
現地を楽しむ時間を最大限に確保するためにも、出発前に外務省などの最新情報をチェックして、電子申請を済ませておきましょう!
皆さんのマニラ旅行が、僕と同じくらい最高の体験になりますように!




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