読書習慣を取り戻したいけれど、どうしても今は活字を追う気力が湧かない……
そんな時期、ありますよね。
僕自身、社会人1年目でボロボロだった頃は、本を開くこと自体が苦痛でした。
でも、そんな僕を本の世界に繋ぎ止めてくれたのがAudible(オーディオブック)でした。
「聞く読書って、本当に読書と言えるの?」 「耳で聞いて、ちゃんと力になるんだろうか?」
今回は、僕が実際にリハビリとしてAudibleを使い倒して感じた、聞く読書が脳に与える効果と、正直な限界についてお話しします。
聞く読書は「読書する力」を育てるのか?
結論から言うと、YESです。
ただし、私たちが読書力と呼んでいるものを少し分解して考える必要があります。
読書する力は一つじゃない
多くの人は読書力=文字を速く正確に読むことと考えがちですが、実は読書には2つの異なる力が使われています。
- 物語を理解・想像する力(読解・想像力): 登場人物の関係性を追い、舞台設定を頭の中で再構成する力。
- 文字を読む力(読字力): 漢字を認識し、視覚情報を脳に送るスピード。
Audibleは想像力を確実に鍛えてくれる
音声だけで物語を理解しようとすると、脳は「今、主人公はどこにいて、どんな表情をしているのか?」を必死にイメージしようとします。
これって、実は小説を読んでいる時に脳がやっている作業と本質的に同じなんです。
文字を読む負荷をスキップして、ダイレクトに物語を処理する脳を動かす。
だからこそ、Audibleは読書リハビリとして不足なく、読書する力を養ってくれます。
養われない力もある
もちろん、Audibleは万能ではありません。
文字を読む行為を代替しきれない部分もあります。
それが文字を読む力、読字力です。
漢字の読み方や、パラグラフをパッと見て要点を掴む視覚的なスピードは、やはり紙や電子書籍でしか磨けません。
なので僕はAudibleを、紙の本に取って代わるものではなく、読書の火を絶やさないための補助輪だと考えています。
文字が読めないから自分はダメだと諦めるくらいなら、耳から物語を取り込んで、読解力や想像力を維持しておく方が、将来的に活字に戻るのもずっと楽になります。
なぜAudibleは習慣化と相性がいいのか?
Audibleが読書リハビリにおいて最強な理由。
それは、やり始めのエネルギーが圧倒的に小さいことです。
本を読むには座って、本を開くという専用の時間が必要ですが、Audibleは違います。
- 家事ルーティン: 皿洗いや洗濯物を干している時。
- 移動・散歩: 通勤中や、リフレッシュのための散歩中。
- 身支度: 朝の準備をしている数分間。
例えば、「掃除=Audibleを聴く時間」とセットにしてしまえば、意志の力を使わずに、自然と読書時間が水増しされていきます。
使ってわかった聞く読書のメリット・デメリット
僕が数年使い続けて感じた、フラットな評価をまとめました。
- 集中のハードルが低い: スピーカーやイヤホンをつけるだけ。それだけで本の世界が始まります。
- プロの朗読がすごい: 人気声優や俳優さんが読んでくれるので、難しい古典や海外文学もスッと入ってきます。
- 読書時間の最大化: 今まで無だった隙間時間が、すべて血肉になります。
- 集中が切れると内容が抜ける: ぼーっとしている間に、数ページ分進んでしまうことがあります。
- 戻り読みがしづらい: 「さっきのシーン、どうだったっけ?」と戻る操作は、紙に比べて少し面倒。
- ナレーターとの相性: 声のトーンが合わないと、物語に没入できないことも(※必ずサンプル再生で確認しましょう!)。
Audibleは活字への入口にもなる
僕がおすすめするリハビリ戦略は、先に耳で慣れて、後で目で追うという使い方です。
例えば、話題のシリーズ物をAudibleで1巻だけ聴いてみる。
世界観や専門用語、登場人物が頭に入った状態で2巻を紙の本で手に取ると、驚くほどスラスラ読めるようになります。
シリーズの入り口だけハードルを下げて、勢いがついたら活字へ移行する。
これこそが、読書習慣を最短で取り戻すハックです。
向いている人/向いていない人
最後に、あなたがAudibleを試すべきかどうかの判断基準を。
向いている人
- 忙しくて、物理的に本を開く時間が取れない。
- 読書体力が落ちていて、文字を見ると眠くなる。
- 物語や知識を得ること自体は好き。
向いていない人
- 図解や表が多用される、情報密度の高い専門書を読みたい。
- 漢字の勉強や速読の練習が主目的。
文字を読めない時期があってもいい
読書リハビリのゴールは、無理に活字を読み切ることではありません。
物語や知識と触れ続けることをやめないことです。
文字を追うのがしんどい時は、潔く耳に頼りましょう。
Audibleは逃げではなく、読書を一生楽しむための現実的な手段です。
まずは無料体験を利用して、短め・会話多めの小説から1冊選んでみませんか?
まずはサンプルを30秒聴くだけでも、脳のスイッチが入るのを感じられるはずですよ。



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